「製パン王キムタック」第4話あらすじ
天性の嗅覚
ク会長専用の作業場ですっころんで作業場に入り込んだことがばれてしまうタック。
ク会長：お前はここで一体何をしているんだ。誰も入ってはいけない場所だが。
タック：自分でもよくわかりません。ただ寝ているといい匂いに誘われて自然とここにきてしまいました。
作業場に室長が入ってくる。自分の不注意でタックを中にいれてしまったと詫び、外に連れ出そうとします。
最初は怒り心頭のク会長であったがタックの返答を聴き、タックを引き留めて自分の作業をじっくり見てもいいと許可を出す。マジュンが跡継ぎになるのを脅かす存在になってきたと焦る室長。
作業場内ではパンが出来上がったあと親子が朝食を取ります。
ク会長：ひとつ質問がある。さっきいい匂いがしたと言っていたがお前がここに来たのはパンを焼く前だった。
それなのにいい匂いをかぎ取る事ができたのか？
タック：よくわかりません。ただ寝ていると甘い匂いがして、砂糖を焼いているようなにおいがして酒造製造所の麹のようなにおいもしました。
出来立てのパンをク一家のダイニングに運ぶタック。誰も立ち入りが許されない作業場にタックが入った事、そして朝食を一緒に取った事に皆驚く。
スーツに着替えるク社長は弟子時代の師匠の言葉を思い出す。パン生地の熟成度を手でなく匂いで判断できる天才が存在し、自分の生涯でそれができる人間に一度だけあった事があると語る師匠。
タックの部屋までついて行ってタックに詰め寄るマジュン。父親の愛に飢えるファザコンのマジュンは自分や大奥様を含むすべての人間が禁じられている作業場にタックが許された嫉妬心を抑える事ができない。お前は嘘つきだとののしります。嘘じゃない、一週間に2度あるパン作りの日にいつ来ていいと言ってくれたよと言い返すタック。さらに傷つくマジュン。
そこでノックの音。
今からチョンサンの工場に連れて行くので二人とも準備をしろと指示するク会長。
嗅覚の試験
前にタックがパン泥棒をしたチョンサンのパン工場を見て回るク会長とタックとマジュン。パンの生地室でパン生地４つを並べ今すぐ焼ける成熟度の生地を選べと二人に指示する。マジュンは手で生地を触って確かめて3番だと即答する。だがタックは生地には触れないで匂いに頼ってこの中に答えはないと答える。それは今朝ク会長の作業場で嗅いだ生地の匂いと違うからだと説明する。
正解は3番だと明かされ得意顔のマジュン。ただタックも間違っていないと付け加えるク会長。作業場の生地は生のイースト菌だが工場は大量生産のためドライイースト菌を使っていると解説。同じ匂いがしないのは当然だと話す。嗅覚で成熟度を測る事ができるタックに工場一同驚愕。ク社長はうれしそうな笑みを浮かべる。
若奥様の愚行
工場に若奥様が突然現れる。彼女はマジュンがタックと同格扱いされている事が我慢できないのだ。社員の面前でこんな汚い子供とマジュンを並ばせるなんて恥だわと大声でク社長をなじりマジュンの手を取って強引に帰宅してしまう。父親大好きのマジュンは公共の場で父親に恥をかかせた母親にむかついてふてくされている。帰宅した若奥様は大奥様に身勝手で浅はかな女だと馬鹿にされる。チョンサンにはタックのお母さんだっているのに二人を置いてけぼりにして心配にならないかと長女に強烈な追加パンチを浴びる。急に不安になる若奥様。（いいとこ育ちの若奥様は人一倍プライドが高いがク社長を人一倍愛している事も事実。しかし旦那から冷たくあしらわれているのでそのハケ口としてこのような愚行を積み重ねる。）
母親の元へ
帰宅途中の車中でク会長はタックにチョンサンで麺がおいしいお店はないか尋ねる。タックはすかさず自分の家にク会長を連れて行く。
急いで冷麺を作るミスンと居間に座ってそれを待つク会長を後目にタックは速攻でユギョンに会いに行く。酒屋に行って支払いをツケで頼むユギョン。しかしかなり滞っていると断られる。すると酒の入ったやかんを持ち逃げするが店主につかまってしまう。店主はユギョンともみ合っている間にユギョンの腕が傷とあざだらけなのを発見する。今回一度きりだと酒をユギョンに持たせます。それを見ているタック。流行りの歌と踊りを披露してユギョンを励まします。近くにユギョンの父親が現れタックを見つけ追い掛け回します。ユギョンはク社長が温麺を食べているタックの家に走っていき助けを求めます。
前にケガさせられた事を根に持つユギョンパパはタックを捕まえてボコボコにします。
タック：こんなふうにいつもユギョンを殴ってるのですか？そんなことだから奥さんに逃げられたんです。僕は怖くないです。一人娘や弱いものいじめしかできない男を怖がるのは男として面目がたちません。
父親もいないガキのくせに生意気にとさらにぶん殴ろうとするとその腕をク社長がつかみます。私がこの子の父親だと言い放つク会長。ユギョンパパのパンチをかわしカウンター一発で倒してしまう。
タックの家でミスンから傷の手当を受けるク会長。タックを男らしいしっかりした子供に育て上げた事に謝意をのべ、今まで何もできなかった事を詫びる。
若奥様の嫉妬
タックの家に立ち寄った事で怒り狂う若奥様。家で何をしたのかいちいち問い詰める。
若奥様：この前お義母様が言ったように二つの家通いするつもり？
ク会長：そうするかもしれん。大事な息子を生んでくれた女性だからな。
若奥様：昼間の腹いせのつもり？
ク会長：君に対しては腹いせする心も残っていない。
大事件の夜
大雨の深夜大奥様は外で物音を聞く。外に出ると若奥様と室長が作業室のほうに入っていくのでついて行く。
若奥様はク会長の心がどんどんミスンのほうに傾いて行っている事に危機感を募らせなぜ今みたいな事態になるまで手を打てなかったのかと室長をなじる。それに対し室長は自分は若奥様にとってどんな存在か問いただす。この問いに対し室長は自分の男であり、マジュンの父親だと答え室長に抱き着き、コソン食品をマジュンに受け継がせられるよう協力を頼み、そうなれば自分は永遠に室長の女になると宣言する。この会話を盗み聞きしていた大奥様は二人の前に姿を現す。
大奥様：私は絶対にお前たちを許さない。
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