「製パン王キムタック」第16話あらすじ
室長とぼける
チェボクの胸倉をつかみながらコソンビルに入るタック。『受付にキムタックがきたと室長に伝えてください。』
キムタックの突然のコソン本社訪問に慌てる室長。人目の付かない小さな会議室に通せと指示します。
タック、ジング、チェボク3人が階段を上がっている姿をク会長が1階ロビーで見ています。そして歩いている男が風車という事に気付きます。
暗い小会議室でタックはチェボクの預金通帳を室長に放り投げてあんたにこれを返しに来たと告げます。
タック:ガス爆発事件やベーキングソーダ事件は室長がチェボク先輩にやらせたとを警察に通報するか、それとも自分が会長の所に息子と名乗り出てこれまでやってきた悪事をばらすか、さあどうします?室長は俺が会長に会う事を一番恐れていますから。
室長:何か勘違いしているようだがわしはそこの男を知らんし、証拠もなにもない。(チェボクがなんですって!という表情をする。)名誉棄損で痛い目をみるぞ。
会長がお前の言う事なんか耳をかすか!お前はコソンにとってなんでもない存在だ。何の価値もない。
タック:なら何故俺にしつこく付きまとって俺のやる事を邪魔して悪さするんですか?何の価値もないんでしょ?
私は室長に絶対負けないと知っています。何故なら室長は間違っているからです。
タック;チェボク先輩。これからこんな人間に微々たる金で魂を売るような真似はやめましょう。
3人は室長を置いて出ていきます。
ユギョン再度マジュンを傷つける
喫茶店にいるマジュンとユギョン。
何故いなくなってどこでどうすごしていたかいろいろ聞くマジュンの質問には答えずユギョンはタックの事ばかり聞きます。
むかついたマジュンはタックがソーダで他の受験生たちを陥れたちんけな奴とののしり、ソーダ事件について語りますがユギョンははなからその話を信じておりません。
何故タックをそこまで信じるのかと問われユギョンは『なんとなく』と答えます。タックがそんな事する子でないくらいわかると言います。
苛立って席を蹴って帰ります。ですがマジュンは再びユギョンに戻ってこれからどこか行くなら俺にきちんと連絡をいれろといいます。
ユギョンの『何故』という問いにマジュンは『なんとなく』と答えます。
若奥様とナ社長会談の続き
株で返金しろという要求に腹を立てた若奥様はそんな汚いやり方をするならいろいろな所に手を回すと脅します。するとナ社長はそうおっしゃるのでしたらク会長に相談するしかないですね、と反駁します。(さすがタックママです。若奥様攻略のツボをきちんと押さえています。)
ジングはワル
パルボンベーカリーの帰り道何度もタックにあやまる情けないチェボク。俺だってずーっとつらかったんだ。許してくれ。道理で先輩の作ったパンがまずいと思った。そんな心でうまいものなんて作れるはずがない。そう言い捨ててどんどん先に進むタック。タックを追いかけようとするチェボクを止めるジング。『もう終わった』と一言。言っておくが今日コソンビルであった事は今すぐここで忘れろ。さもなくばお前のやった事がすべて明らかになるぞ。そう脅すジング。
パルボンベーカリーの階段に座るタック。タックを追ってその横に座るジング。『ジング先輩はワルですね。計画的で計算済み。俺がチェボク先輩を憎み切れない事を最初から見越してたんでしょ。だからパルボン先生ではなく俺にチェボク先輩を差し出した。おかげで5日間の練習日数と1万7千ウォンの軍資金で試験を受けなければならないよ。』
改心するチェボク
タックが小麦粉の袋をマジュン、ミスン、チェボクに渡します。俺にもくれるのかという表情のチェボク。
疑われながら気を重くして試験を受けるより残った1万7千ウォンでどうやってやりくりするか悩むほうがよっぽどいいと言い放つタック。
厨房でチェボクが泣きながら自分の小麦粉の半分を新しいタッパに入れております。何してるのとミスンが聞くとタックの分だと答えます。キムタックの物という付箋を張り付けながら、奴の謹慎が解けたらすぐに取り出せるように準備してるんだ。『おじいちゃん。タックはまた一人の人間の心を動かしました』と心の声でつぶやくミスン。
ク社長の回想
ク社長はジングとのやり取りを回想しています。
ジングに金を手渡します。そしてある女性を守り、安全にとある場所に移動させるよう指示し、途中絶対に子供に合わせないよう強調します。
そして場面は変わって事故がありましたというジングの報告電話。
回想から覚めたク会長の隣に若奥様が寝ていて悪夢にうなされています。『だめです。お義母様。夫には言わないでください』と寝言を言った時にク会長はビクッとします。
お手伝いさんの怪しげな行動
大奥様派のお手伝いさんが何かキョロキョロあたりを見渡しながら外に出ていきます。それを見ていた室長は車で後を追います。お手伝いさんと黒い服の女性が何やら話し合っていますが黒い服の女性の顔はよく見えません。タックママだと判断した室長は中に踏み込みますが女性はいません。外に出ると黒い服の女性があるいているので後を追って肩をつかんで振り返らせますが別人。実はこの女性はタックママの秘書です。室長を振りほどいてそのまま進んで車に入って中にいるユン先生に紙を渡します。
パルボン先生の妙手
薬膳茶をパルボン先生の部屋に差し入れるタック。『話があるんだろ?』と鋭いパルボン先生。立ち入り禁止処分を解除してもらえませんかと頼み込むタック。このお茶は賄賂じゃな、と笑い飛ばします。
実はパルボン先生の耳にタックとテジョ(マジュン)の度重なる衝突の報告がたくさん入っています。
パルボン先生は二人を呼び出し紐を置きます。その両端をタックとテジョで結びこれから3日間どんな時にもほどいてはならぬと命令します。それを守れば3日後に禁止令解除、守らなければ先にほどいたものは試験日当日まで延長と告げます。話が終わると『お茶うまかったぞ、タック』とお茶目なパルボン先生。
食事も洗い事も買い物もトイレも二人一緒です。最初は喧嘩ばかりしていましたがすこしづつ二人の心の距離が縮まっていきます。
マジュンを呼び戻す決断
若奥様は定例理事会でなく臨時理事会をすぐに招集しマジュンの会社入りを早めようと室長に告げます。何故あせるのかという問いにチェ理事(創立パーティーの時に持ち株を売ったとク会長にばらした人)から購入した持ち株を手放さなければならないかもしれないから。(ナ社長のご主人に相談するという殺し文句が効いています)その手の問題解決は自分の専門分野だから任せろと言う室長だが『正直あなたが敵か味方かわからない』と突き放します。(脅迫文トリックが効いています。)『机の上に会ったあの脅迫文は実は』と室長が説明しようとしたときにお手伝いさんが入ってきて話は中断。『マジュンは仁川のどの辺にいるの?』とパルボンベーカリーに行く気満々の若奥様。
父が自分を探している
仁川市場の出店でごはんを食べているタック、マジュン、ミスン。タックの隣で物欲しそうに出店の蒸しパンを見つめる子供。子供に蒸しパンを買ってあげるとその子の親がやってきて『物乞いじゃないのよ』と子供をひっぱだきます。その様子を見ていたのが仁川のワンバル。2年前やられた事を根に持っています。マジュンと二人して逃げますが紐でつながっているのでうまく逃げきれません。ワンバルと手下は迫ってきます。マジュンは足をくじき、追手の目標はタック一人なので自らひもをほどいて一人で彼らに行こうとするタック。ほどいたら試験はどうなると人生で恐らく初めてタックを心配するマジュン。でもタックはそのまま進みます。裏社会から足を洗ったという事で絶対暴力は使わないと固く心に誓うタック。なすがままに殴られます。ワンバルもタックの心の強さに心を動かされます。『お前とコソンのク会長とは一体どんな関係だ?必死になってお前を探してたぞ。お前がきたすぐあとだ。おまえをそれほど大事に思ってくれる人間がいるんだからその人の所に行け!こんな汚い所でうろちょろするな!』父親が自分を探していると聞いて涙するタック。
一方ク会長は風車を探すよう部下に指示を出します。
知らんぷり
市場に戻るとさっきの蒸しパンの親子が露店でまだ物を売っています。タックは残っている軍資金1万7千ウォン全部で親子からトウモロコシと麦を買います。自分はパルボンベーカリーではたらいているから食べに来いと誘うタック。すると子供がおにぎりをくれます。
ミスンの連絡を受けて駆け付けた大将、ミスン、ジング、それと先に彼らと合流したマジュンが血だらけのタックを見つけます。黙ってタックの腕に紐を結ぶマジュン。やさしい表情です。『さて、タックとマジュンはどこにいるのかな?』『今日は遅くなるみたいですよ』とタックとマジュンがそこにはいないような臭い芝居をします。
社宅に戻った大将はパルボン先生に彼らは言いつけを守りましたとたどたどしい口調で報告します。千里眼のパルボン先生はその嘘を見抜いているようですが二人の立ち入り禁令の解除を許します。
タックは部屋でマジュンのくじいた足を氷で冷やします。マジュンもタックにかなり心を動かされている感じです。
マジュンのタックへの贈り物
翌朝認定試験に使う食材チェックが行われました。タックは軍資金0で持ち物はトウモロコシと麦だけ。小麦粉やイースト菌も揃えないとパンは作れないと大将に言われます。
するとチェボクがキムタックの物と書かれた小麦粉の容器を運んできます。余りものだと称してミスンはイースト菌とバターをテジョ(マジュン)は玉子とその他食材をタックにプレゼントします。
事件発生
マジュンが外に出ると若奥様が待っていました。家に入れと説得しにきました。そして二人の会話する姿を見てしまったタック。
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