記憶喪失
交通事故で数日間昏睡状態だったヨンジュは目を覚ます。自分がVIPルームに入れられていて、置かれている日用品や調度品は全て超一級ブランドという事に気付く。「私って、あのハンジュグループの嫁だったんだ。キャー💛💛💛」
病室にミナの夫が入ってきます。この人は「ホンチョンギ」でハラムのボディガードの人。あっちは凛々しい武人なのに対し、こっちはチャラ男。そのギャップで同一人物と気づくのに時間がかかりました。
(何、このイケメン?!)「お前、大丈夫か!」「記憶喪失だって?お前、自分の旦那を覚えてないのか。」
(キャー!💛💛💛)
「お前が記憶喪失であることは家族以外知られてはならない。一人で他人とも会うな。」
ノハッテ
車でユミングループの葬式会場に向かうハンスンウクとノハッテ(キムチャンワン)の二人、ノハッテは現在ハンジュグループの法務チーム長。しかしハンスンウクの父親の側近中の側近だった人。(現職ハンヨンシク会長に就くかハンスンウクにつくかはまだわからないが、なんとなくハンスンウクに付いて支えていきそうです。)
「お父さんが亡くなったあと僕に残ったのはおじさんしかいませんでした。」
「いくらミナさんが今まで辛い目にあってきたからといってわざわざユミングループの葬式まで参加する必要はないではないですか。政略結婚の相手でしたし。まさか未練が残ってるわけじゃないですよね。」
「彼女とは縁がありましてね。病院で偶然会いました。僕との政略結婚が決まる前の話です。でも結婚が決まったあとに僕が後継者レースからはずれたので政略結婚も消滅です。 」
「それはそれでひどい話だ。」
醜いアヒルの子
葬式の喪主側に立つヨンジュ。そこに女性がやってくる。あれは君のいとこのスギョンだと旦那が耳打ちします。あらスギョンと呼びかけ彼女の手を掴み抱きしめます。よく来てくれたわね。当惑するスギョン。今度ご飯でも食べに行きましょう。
トイレでスギョンが母親(ユミングループ会長の一番下の妹)に電話報告する。「ミナ姉さん完全におかしいわ。私にハグして今度食事しようって。私達が彼女にした事わすれちゃったのかしら。」その会話をトイレで聞いていたヨンジュ。
ロビーの椅子に座ってユミングループの記事をチェックします。今までの話を整理すると自分は婚外子だったので周りから見下され、いじめられてきた。でも飛行機事故でユミングループ会長をはじめユミン直系家族が亡くなり自分がただ一人の合法的遺産相続者になった。「つまり私は醜いアヒルの子から白鳥になったわけね。」
ピーナッツアレルギー
ピーナッツをボリボリ食べながらネット記事を読んでいると ハンスンウク がやって来て彼女をじーっと眺めます。
以前スンウク とデートの時にミナがピーナッツアレルギーだと言った事があります。「何してるんだ。これ食べちゃダメじゃないか」彼女からピーナッツ袋を取り上げます。
なにすんのよと言って袋を奪い返しその弾みでスンウクを地面に転がせます。
「失礼しました。もう昔のことだな。」
「私の事知ってるのですか。」
「 あれこれ10年以上も前になる。」
(この男、私に返事しないで何独り言いってんのよ。)
「スンウク兄さん!」ハンスンウクのいとこである夫がやってくる。
葬式で慰霊に挨拶したスンウクはヨンジュに「大丈夫ですか?」と言葉を投げます。
今まで彼女本人の事を気遣う人間は彼以外皆無だったのでヨンジュは彼に好感を持ちます。
微妙な変化
今まで見下されるだけ見下され虐げられるだけ虐げられてきたミナであったがユミングループ遺産相続者の話が持ち上がってから家族のミナ(ヨンジュ)の対応が微妙に変化している。
葬式から家に戻ったハンジュファミリー。 亡くなった長男の子供が玄関で出迎え一人一人にお帰りの挨拶をします。でもヨンジュは無視。「ヨンジュ叔母さんにあいさつは?」 「 しなくていいってママ言ったじゃない。」 「 何馬鹿な事を言ってるのよ、この子ったら。」
家族団らんの間のリビングにいるヨンジュ。「私はお前のたった一人の父親になってしまった。この父をよく助けるんだぞ」と言うハンヨンシク会長。
「いきなりどうしたのです?よくしないと言った訳でもないのに」と長姉。
「お父さんの言う通りだわ。お父様によく尽くしなさい。ユミングループがあなたに経営権を任すのあなたみたいな小娘を信じてじゃなく後ろにハンジュグループをが控えているからなの。わかった?(鬼姑) 」
お母さん、言葉を選んでって言ったでしょとたしなめる長姉。
「歳取って脳も老化してますからその都度口に出さないと忘れてしまいますからね。(ヨンジュ) 」
旦那がヨンジュの手を引っ張って部屋に連れて行く。
「お前、父さんに口答えするな。この家ではお父さんは絶対の存在だから。 」 「 そんなに偉けりゃ銅像でも立てればいいわ。毎朝銅像に敬礼させればいい。 」
「 ところでお前何で俺にタメ口なんだ? 」
「 あんただってタメ口じゃないよ。 」
いじめと反発
ヨンジュは毎朝5時にお手伝いのイギョンシン理事、ベトナムのメイドトランと朝食の準備をさせられる。自分の1日のスケジュールは家事で埋まっているのに他の人たちは遊びざんまい。彼女が近づくとファミリーの女性たちはわざと英語で会話して彼女の悪口を言う。「所で今日美容院に何時にでかける?と末娘が英語で聞きます。するとヨンジュが「私は今日お義母からリビングの床を全部拭くように言われているの。それが終わるまでどこも行けないわよ」と完璧な英語で返します(本当にネイティブ並みの発音です。)。皆ミナが英語が出来ないと認識していたのでびっくり。
鬼姑がいつもの嫌味を言うと今度はベトナム人メイドとベトナム語を話します。彼女はヨンジュが過去にどれだけいびられてたか教えてくれました。
決定打
兄嫁は彼女がフランス語を全て聞き取れると報告。今までの会話は全部筒抜けってことになるだけど、幸か不幸か記憶喪失で昔の事を覚えて無いから普通に接すればいいと長姉。あいつ気持ち悪いと旦那。精神病院に送ると言ってたあの権幕はどうしたんだと会長。「とにかくユミングループの遺産をあの娘から取り上げるまでの辛抱だ。親兄弟だれ一人いない娘ひとり。この屋敷で煮て食おうが焼いて食おうが誰も興味を持たん。」
この様子を廊下の陰で盗み聞きしていたヨンジュ。実はスンウクも聞いていた。
暴走
ハンジュファミリーは教会で神父の話を聞いております。
イスに座るヨンジュの後頭部に豆菓子を投げぶつける兄嫁長男。2度目に投げた時にヨンジュはブちぎれる。こらー!!!甘く見てんじゃないわ!なんで私だけに投げるのよ!
「子供のいたずらじゃない。(兄嫁)」「だからそのいたずらをなんで私にだけするのよ。」
子供のいたずらなんだから理解しろよと旦那。「理解?いい言葉だとそうなるけど逆に言いうとやられっぱなしのまま我慢しろって言葉ね。」
「静かにせんか!」と会長が大声で一括する。一瞬しーんとなるがヨンジュは大人の恫喝にもまったくひるまない。「この場は大声を出したもの勝ちなんですね。ここは競り市かなんか?」「何急にどなってんのよーーーーーーーー!」
「浅ましいったらありゃしない。所詮妾の子よ(鬼姑)」「2021年にそんな考え持ってるだけでもみっともないのに、口の外に出すなんて恥ずかしくないですか?」
「お前、大した事でもないのにどうしたんだ。もっと綺麗な言葉を使えないか?(旦那)」「綺麗な言葉?わかりましたわ。マザコン、ファザコンおぼっちゃま。どうぞお口をおつぐみくださいませんか?これでいいかしら?」調子に乗りやがってと言って旦那がヨンジュの腕を掴みます。「あんた、過去に私に暴力ふるってたんだ。」青ざめる旦那。「いいや」と言って手を放す。
「あなた今自分の顔に唾かけてるのよ。(兄嫁)」「私が私の顔に唾をかけて何が悪いのよ。人に唾かけてるわけじゃないのに。」こんちくしょうと言いながら周りの人達に唾をかけまくります。ぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっ「みんな私を誰だと思ってちょっかいかけてるのよ!あれ?私ってだれだっけ?」「私ってだれなのよーーーーー!」周りのイスや花鉢をけりまくります。
古傷
その場から立ち去るスンウク 。電話でノハッテからの報告を聞いています。「ミナの結婚後に傷の除去手術をした
記録は本当にないんですか?(スンウク)」「ないです。VIPチームから入手した診察記録です。間違いないです。(ノハッテ)」
ミナとの昔のデートを思い出します。「私ね。人前で腕を見せないの。」「何故?」「オッパ(彼氏、あるいは親しみや愛情を抱く年上男性に対する呼び方。本来の意味は兄。)にだけ私の秘密を教えるわ」と言い左腕の洋服の裾を巻くし上げる。そこには大きな傷跡が残っています。「ちっちゃい頃母親に折檻されてできた傷なの。私を見失ったらこれを頼りに探してね。」
しかし教会で暴れていたミナ(ヨンジュ)の左腕には傷はなかった。
「ピーナッツは一粒でもだめなの。ひどい時には匂いだけでアレルギーが出るわ(ミナとの会話の回想)」
君は誰だ
教会の入り口で参加者を見送るヨンジュたち。若い参加者たちは親指を立てヨンジュに「いいね」サインを示します。
最後に出てきたのは兄嫁の長男。「ちいさい叔母さん、今日かっこよかったよ」とおチビちゃんもヨンジュを支持します。
向こうから スンウク が近寄ってきます。
「ついかーっとなっちゃって。そんな事ありますよね?」
「君は誰だ?」
「カンミナはどこにいる?」
「君の正体はいったい?」
ドロドロの復讐劇と思いきやこの作品はコメディですね。暗い話もイハニにかかれば全部明るく面白おかしくなってしまいます。「ワンザウーマン」はイハニの、イハニのための、イハニによる作品だという事をつくづく知らされました。これからが楽しみです。視聴率もうなぎ登りで10月初旬には全国平均で14.3%まで上がりました。夜の視聴率ドラマランキング(月曜日~金曜日の連続ドラマを除く)では1位 「ワンザウーマン」2位「海街チャチャチャ」、 3位「ホンチョンギ」4位「黒い太陽」、5位「2番目の夫」、6位「警察授業」の順番です。
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