第3話から第14話まで12週連続でミニドラマ視聴率トップを走る「ワンザウーマン」。2021年10月30日放送の第14話は全国平均視聴率16.9%と最高視聴率を更新。瞬間最高視聴率は20.6%。絶好調です。上記はハンスンウク役のイサンユンが視聴率17%を突破したらワンダーウーマンのコスプレをするとしたお約束の写真です。
「ワンザウーマン」第14話あらすじと感想
証拠と証人
(ヨンジュとハンソンヘの地検でのバトルの続き)
「お前の罪を絶対に白昼にさらす。」
「あんたに何ができるか楽しみだわ。」
「余裕かましてるけど結局あんたのお父さんはあんたじゃなく私を選んだじゃない。」
この言葉はソンヘの地雷を踏んだ。右手でビンタしようとしますがすかさずヨンジュに掴まれます。すると左手で思いっきりヨンジュの頬を張ります。
「みんな正攻法で右から来ると思っているでしょ。私のやり方はこうなの。」
殴り返そうとしますがユスンドクの手先をやってた同僚に体を掴まれ抑えられます。
車の中で14年前のひき逃げ事件を回想するソンヘ。
「ねえ、室長。カンミナ自称詐欺事件の起訴を早く進めて頂戴。証拠も十分よ。」
自分の部屋のボードに書かれれたハンソンヘの名前にバッテンを付けるヨンジュ。スンウクが入ってくる。
「ねぇ、大ニュース。ひき逃げ犯はハンソンヘだったの!」「。。。」「なにその驚かないリアクション?」「キム理事(お手伝いさん)から聞いた。」事件の夜ハン会長のオフィスにおつかいに出て戻って来たキム理事は駐車場で事故から戻ったハンソンヘと鉢合わせになる。「キム理事長はなんでも知ってるのね。他に何持ってるのかしら?まるでミステリーの女王だわ。バミューダ三角地帯の謎の真相もしってるんじゃない?」「収穫あった?」「おおありよ。ユスンドク検事長が隠し持っていた保険を盗んできたわ。カンミナ殺人事件もチャンソクフ(ヨンジュを襲った運転手)が証言してくれるだろうし、イボンシク殺害も現在ユジュンが追跡中。ひとまとめにしてハンソンヘをひっ捕まえるから。」
ハン会長拘束
ユジュンからヨンジュに電話が入る。
ユジュンはハン会長が賄賂、横領、脱税の罪で逮捕されたと報告する。「なんですって!」自分にカンミナ召喚資料を渡すよう上から言ってきたと伝えます。
尋問室でハン会長の前に座るユスンドク検事長。「これはこれは。お電話をたくさんくださったようですが私が忙しくて申し訳ありません。」「会社の内部資料を誰が手渡した?辞職した法務チーム長(ノハッテ)か?」「いいえ。私の手元にあるもので十分事足ります。」「心中するつもりか?」「とんでもない。ハンジュで私に愛の手を差し出してくれないと。」「ならこんな事しでかしたらだめだろ!ただで済むと思ってるのか!」「状況をわかってないようですね。ハンジュグループの主人が変わったんですよ。」
保険の中身
会長室でハン会長のスマホをすべて回収するソンヘ。ハン会長の側近がハン会長と相談して渡すと言いますが強引に取り上げます。
ハン会長逮捕のニュースをテレビで見るヨンジュとスンウク。「一体どうなってるんだ。」「悪人同士でこぜりあって正義の場で裁かせようなんてわらっちゃうわね。」「ハンソンヘとユドクマンが手を組んだの。ユドクマンが頼りにしているのはこれよ」とメモリーカードを見せます。それは監視カメラの映像でした。
映像の中身
部屋を出るハンソンヘ。少したって同じ部屋からチャンドウ室長がスンウクパパの死体を引きづって防火シャッターの前に置きます。
見てられなくてベランダに出て行くスンウク。「大丈夫?かける言葉が見つからないわ。」「間違った事を正すためにあとどのくらい自分の感情を殺さなきゃならないんだろう。」「私だって同じよ。ハンソンヘ。あの時ひっぱたいてやればよかった。」
「事件が解決したらアメリカに戻るの?」ヨンジュが思いっきり不安そうな表情です。
「いや。アメリカも自分の居場所じゃない。朝起きて株の上がり下がりに神経をとがらせる生活はやめにしようと思う。」
「はい、これ」と言ってポケットから元気が出る魔法の粉を取り出してスンウクに差し出します。一気飲みする二人。(スンウクは冷蔵庫に、ヨンジュはポケットにシュガースティックを常備しています。あんたたち糖尿病にかかるよ。)
力を失う鬼姑
ハンジュ家の食卓では鬼姑、ソンウン妹、長兄嫁が3人でみすぼらしい夕食を食べています。キム理事は休暇中です。
今会社はどうなってるの?お姉さんが仕切ってます。ソンウンは何してんのよ。お父さんを刑務所から出す努力もしないで。ソンヘ姉さんが何もしないだけありがたいと思わないと。
暇を出したお手伝いさんたちが明日からカムバックするのでもう食事の心配はいらないと言う兄嫁。何勝手に決めてんのよ。今まで我慢してきましたが、もうやめる事にしましたと言って立ち去ります。
ハン会長が逮捕された以上お母さんによくしても何のメリットもないのよ。お母さんはただのおばさんなの。(ソンウン妹)
停職2か月
「おはよう」と言って席に着こうとするヨンジュ。へんな顔をする同僚たち。検察公示文はチョヨンジュ検事を2021年10月27日より2か月間停職とするという命令が下されている。
ユスンドク室に怒鳴り込むヨンジュ。「まだ聞いてなかったようだな。お前はカンミナ自称詐欺で告訴されたんだよ。」訴えたのはカンウナ。
「起訴後に直ちに停職なんてお話になってません。」「停職で終ると思うか?懲戒免職、その次は。。。」
「財閥相手に恨みで戦うなんて。適当にやってりゃよかったのに。」「財閥とずいぶん仲がよさそうですね。その絆がいつまでも続くと思ってるんですか?」
ヨンジュが立ち去った後置時計の位地がずれているのに気づくユスンドク。「ない!誰が盗んだ!」
ロビーにいる叔母さんカンウナ。「検察ってスピーディだから好きなのよ。すぐにもっと話が聞きたいと呼び出してくれて。」「どうしたらこれだけよく似れるものなのかしら。」ヨンジュをじろじろ見るカンウナ。
「あんた、本物のカンミナをどうしたのよ?」「私がカンミナに何かしたとでも?」「そこからは検察の仕事。小銭をもらうために起訴したんじゃないんだから。あんたを絶対牢獄にぶち込んでやる。人に恥をかかせて。」
スンウクパパ事件の真相
チョンドウ室長はユスンドクがヨンジュを停職にはしたが拘束まではできないと報告してきたとソンヘに伝えます。
「ユスンドクが持っている保険てなんだと思う?」
「恐らく監視カメラの映像です。専務の部屋には監視カメラがなかったので恐らく廊下の映像です。」
「まあ大変。あなた大変な事になったわね。あなたが私を逃がしてくれた時。あの時すぐに叔父さんを病院に連れて行けば叔父さんは死なずにすんだかもしれないわね。」
14年前の回想
ソンヘのファッション工場の部屋で帳簿を調べているスンウクパパ。そこに飛び込んでくるソンヘ。「お前、粉飾決算してたな。会社がうまくいっているように見せてもっといいポジションをもらえるようにするための工作だろ。」
「お待ちください。叔父さんに害になるような事ではありません。」「お前、私と取引するつもりか?お前のおじいさんは会社の赤字より小手先の小細工をもっと悲しむはずだ。」帳簿を持って立ち去ろうとするヨンジュパパ。
帳簿を奪い返そうとするソンヘ。二人でもみあっているうちにヨンジュパパがバランスを失い机の角に頭をぶつけます。
部屋に入って来たチョンドウは部屋に横たわっているヨンジュパパを見ます。
「こんなつもりじゃなかったの。これは事故よ。今更どうにもならないわ。工場に火をつけてでもなんでもいいからこの場を収めなさい。」
ユ検事長が映像を公開すれば私も少しトラブるわね。するとお前を保護する人間がいなくなってしまう。ねえドウ。どうすればいい?
追い詰められるヨンジュとスンウク
ハンジュ会長室に怒鳴り込むスンウク。「何故チョヨンジュに手を出した。俺とあんたの戦いじゃないのか?お前がやった事は全部知ってるんだ。」「あんたは自分が信じたいものを事実としたいようね。証拠はあるの?」「どこまでも図々しい人間だな。証拠は持ってきてやる。」「わかってないわね。終わったのはあのイカレ検事だけじゃないの。あんたも同じ。」
ネット上はチョヨンジュの話題で炎上。「賄賂をもらう悪徳検事」「父親は放火魔で刑務所で服役中。」
車の中にいるヨンジュとノハッテ。
検察の主張をまとめ上げるとハンヨンジュはカンミナという人間が自分とそっくりなのを利用してハンジュに恨みを持っているハンスンウクという人間と共謀して本物カンミナを隠し、カンミナのふりをしていたがばれそうになったので検事に復帰。
「ふざけんじゃないわよ!これが検事と言う人間たちの捜査?」
「カンミナを見つけ出す以外方法はないです。でもこれだけ探してもでてこないし、死んでる可能性が高い。死体なしの殺人容疑に切り替えられたら大変ですよ。(ノハッテ)」
「私が殺人容疑者ですって!カンミナを殺そうとしたのはハンソンヘなのに。そういえばカンミナを殺そうとした運転手は私たちが保護してるじゃない。どうしてるの?」
テレビニュースは湖畔でカンミナを襲った運転手とその妻が死体になって発見されたと報道します。この二人がハンジュグループと関係があり、またユミングループ大株主カン某氏の別荘に滞在していた事を明らかにします。
「なんでそんな重大な事を今話すんですか?」「スンウクさんには完璧なアリバイがあるから犯人扱いされてません。今警察で取り調べを受けてます。最悪の場合アメリカに送還されるかもしれません。(ノハッテ)」
そこにユジュンから電話。
「ヌナ。ハンジュファッション工場の放火事件。自分がやったと証言する人間が現れた。」
自首したのはハンソンヘの室長チョンドウ。これでハンソンヘはユスンドクからの保険からもフリーになる。
チョンドウの供述
室長チョンドウの話を取調室で聞くユジュン。当時スンウクパパは自分の帳簿不正改ざんの事でハンソンヘと言い合いをしていた。相手にしなかったハンソンヘは先に部屋を出る。部屋に入ったチャンドウは追っかけようとするスンウクパパを止めようともみ合いになり、その拍子でスンウクパパが転んで机に頭をぶつけて動かなくなった。
「その時亡くなっておられましたか?」「そう思います。」「救急車を呼んだり、その他救出活動はしませんでしたか?」「はい。しませんでした。」
「なぜ火をつけたのですか?」
「最初は火をつける考えはありませんでした。倉庫に行くとある人間(ヨンジュパパ)が札束に火をつけてやると叫んでいたので罪を擦り付けられると考えました。」「そしてそこにいた人間たちに偽証を頼み込んだんですね。」「はい。」
「ハンソンヘさんはその時どこにいました。」「タクシーで帰りました。」「それであなたがハンソンヘさんの車に乗って帰ったが帰路にひき逃げ事件を起こした。そういう事ですか?」「はい。そうです。」「その事をハンソンヘさんはすべて知っておられますね。」「はい。ですが私が専務にすべて黙っててくださるようお願いいたしました。ハン専務は自分のせいでそうなったとお考えになられたようでした。それですべては秘密にすることになりました。」「だから私は帳簿も燃やしてしまいました。」
「チョンドウさん。私に今の供述を信じろと?」
ウルトラC資料
ハンソンヘは拘置所にいるハン会長に面会をする。「こんな事してタダで済むと思うなよ。親を警察に突き出して跡を継いだ後継者に誰がついていく。お前はハンジュグループを運営できる器じゃない。ソンチャンさえ生きていれば。。。」
「お父さん。もうお諦めください。お父さんが自由にできる事は拘置所内の自由時間だけです。」
ユスンドクは監視カメラで自分の部屋への人の出入りをチェックし、自分のメモリーカードを盗んだのがヨンジュだと知る。
テレビを見ている3人。テレビでは人気番組「そこが知りたい」でコメンテーターがカンミナは死んだ可能性が高いと指摘します。ソンヘが打つ次々の手に反撃する手段がなく意気消沈している。
「わたしはやくざの娘、もう一人は黒い髪の毛の外国人、もうひとりは二重スパイ。いったい私たちに何ができるのよ。」
スンウクあてに封筒が送られてきます。中に入っているUSBにはハンジュケミカルタリウム盗難事件、ハンソンヘから定期的にチョンドウ口座に振り込まれた大金の詳細、14年前のハンジュファッション会計資料などが入っていた。
封筒の消印を頼りに郵便ポストを訪ねるスンウクとヨンジュ。何の手掛かりも得られない。
「でもこれほどの証拠があればハンソンヘを起訴できるんじゃないか?」「だめ。あと2%足りないわ。」
ヨンジュは封筒送付人がカンミナでないかと推測し始めているようだ。
「カンミナを探すのがたぶん答えよ。カンミナがどんな人間か教えて。」
盗聴ペン
これから娘の顔色を窺って小遣いをせびらなきゃいけないのかと嘆く鬼嫁。何もしなくていい人生も悪くないとソンウン妹。ソンウンはマッサージ器でリラックス。兄嫁は家を出て行った。そんなハンジュファミリーを横目にキム理事がハン会長の部屋に侵入。机の引き出しの中から盗聴器機能を持つペンを持ち出す。実は拘置所にハン会長を面会した時にハン会長から持ってくるよう頼まれていたのだ。
カンミナが近くにいる
「アメリカに去る時に一緒に行こうって誘ったんだ。似たような境遇だったしね。でも彼女はハンジュを選択した。私は傷ついたけど。でも今考えてみるとカンミナは心の中では誰にも負けたくないと思っている人間であったように思える。」
「そんな女性なら今何をしてるんでしょう。ハンジュから逃れるために絵をかき集めてイボンシクと手を結んで海外逃亡したくらい度胸のある女。今はユミングループの相続者になったのに姿を現さないなんておかしくない?死体を隠すってみんなが思っているよりだいぶ難しい事なの。私たちは探せてないと思ってきたけど何故向こうは出てこないのかしら。死んでない。記憶喪失でもない。だとすると。。。」
「ハンソンヘの弱点を知ってしまったので逃亡しなければならなくなった人間。ハンソンヘがいる限り一生不安な人間。DNA検査をパスできるカンミナのサンプルを持っている人。」
「カンミナ自身?」
「そうよ。事件以降ハンソンヘの周辺に新たに現れた人間っていない?カンミナは近くにいるわ。」
ナッツを食べなさい
今日の夕食はどうされますかと尋ねる新秘書キムウンジョン。
ウィスキーと軽いものでいいわと答えるソンヘ。ウンジョンがウィスキーとソンヘが好きなナッツ類をミックスして持ってきます。
「あなたDNA検査どう思ってるの?」「結果を改ざんしたんじゃないでしょうか?」「でも結果で親子関係が証明されたから本物が存在したという事よね。だから考え方を改めたの。結果を改ざんした人間でなくカンミナのサンプルを持っている人間を探す必要があるわ。一体誰でしょう?」
ソンヘはこれを室長に届けてとウンジョンにヨンジュのサンプルを直接手渡した事を思い出します。
「危うくだまされる所だったわ。初めて訪れた家のドアを前から知っているように簡単に開けたわね。それと傷をかくすために腕に貼り付けているテープ。」
「何か誤解されていらっしゃいます。」
「なら食べて。ここにあるナッツを食べて見なさいよ。」ソンヘがにやにやしながら言う。
ウンジョンがピーナッツを握って口の中に入れます。
「あぁーつまんない。ゲームは終わりにしましょう。」
ウンジョンの前に書類を突き出します。「あんたのDNA検査結果。素性はばれてるわよ。」「復讐しに来たの?あんたまだ私が悪いと思ってるの?私をだましていたのはどっちなのよ!」ソンヘが感情を抑えられず怒鳴り散らします。
ダッシュで逃げるウンジョン(カンミナ)
電話するソンヘ。「今逃げたわ。捕まえて。」
カンミナが2階まで逃げると15~16人のサムゴリ派の組員が待ち伏せしている。そこで例のナッツアレルギーが発生。ミナはよろめきます。後ろからスンウクが出てきて消火器を噴出させます。「逃げて!」
1階ロビーにたどり着くと魚屋兄弟分たちがサムゴリ派の組員たちを蹴散らします。
地下駐車場まで到着したカンミナ。突進する車が近づきます。「キーっ」急ブレーキ。ウィンドガラスを開けるヨンジュ。「乗って、カンミナさん。」
ドラマ放送前のバラティ番組にアピールのため出演したヨンジュ、スンウク、ソンヘの3人。スンウク役のイサンユンは視聴率を17%突破したらスーパーマンのコスプレを見せると約束。ヨンジュ役のイハニにもワンダーウーマンのコスプレを頼み一緒に写真を撮ろうと誘います。
10月30日第14話の全国平均視聴率は16.9%、首都圏視聴率は17.7%。目標達成です。
新秘書ウンジョンが実は整形したカンミナだった。ちょっとやめてよ。数か月でフェイスオフできるはずないでしょ。顔はまだ妥協できたとしても体格はどうにもなりません。カンミナは中型の筋肉質。ウンジョンは小柄。今の整形外科で骨格をなんとかできちゃうんですかね。それも短期間で。。。
ウンジョンをカンミナにするメリットは最後にCG特撮をしなくてすむ。カンミナが何をしていたか説明しなくて済むの2点。どっちも製作者側のメリット。その代価はストーリーの不自然さ。手抜きは行けませんよ。
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