名場面で振り返る「今、別れの途中です」OST Part4
「今、別れの途中です」第4話あらすじと感想
Sono不振
ヒルズ百貨店の小役員会議。役員たちがシンユジョンに新Sonoが全然売れないと報告します。ユジョンはSonoを今の2階から3階売り場の格下げ配置替えするよう指示。The oneの会議ではいびり部長が会長の指令を無視して勝手に新作品を大量生産し、失敗したヨンウンを叱責しています。「謝って済む問題じゃない。」会長はヨンウンを呼び出しSonoのチーム長の役職と解き新たに外国ブランドを担当するよう言い渡します。これはSonoのビジネス撤退を意味します。会長は原因はわからないがヨンウンの心の中に起きている葛藤と変化についてなんとなく気づいているようです。
号泣
ミスクは夫に有名餃子店ランチを誘いますが振られてしまい代わりに親友ヨンウンを連れて行きます。何か様子がおかしい。「悪いけど食べられそうにないわ。」涙をボロボロ流します。「スワンが10年前に亡くなっていたの。私に会いにくる途中に。」泣き声のボリュームがどんどん上がって行ってお店の外でも聞こえるくらいまで響き渡ります。
様々な動き
- The Oneの廊下ですれ違うドフンとチスク。ドフンは恋の進展を期待しますがチスクはタクシーの中で強引にキスしたことを全く覚えてない様子。ガックリきます。
- ジェグクはジェグクママとユジョンに自分はお見合い相手ではなく違う女性を好きになったと別々の機会に打ち明けます。
- ヒルズ百貨店のユジョンを訪ねたジェグクとヒルズ百貨店のSono販売コーナーの様子を見に行ったヨンウン。フロアでぱったり遭遇しますが互いに一言も交わさず通り過ぎます。
- ドフンのマンションでカップラーメンをすするジェグク。ドフンがそれを取り上げて自分が食べます。するといきなり「先輩が好きだ」とジェグクが告白。「何企んでいるんだよ?」「当分韓国にいる事にした。部屋貸してくんない?」
- ミスクは子供がお腹に入ったと喜び産婦人科に行くが想像妊娠だった。今子供は一人。
- ヨンウンママは料理教室で偶然知り合ったジェグクママがおお金持ちで年頃の息子がいると知って二人を結婚させるという下心を持って積極的に接近します。カフェでアイスクリームを食べながら娘の宣伝をします。双方のママは今のヨンウン―ジェグク関係をもちろん知りません。
侵入
チスクはドフンにマンションに招待してくれとお願いします。めっちゃ喜ぶドフン。しかし目的は同居人ジェグクと会う事。ジェグクも自分の事を好きだと勘違いしているチスクはドフンに二人がうまくいくよう協力を頼みます。チスクはドフンがヨンウンの事を好きだとも勘違いしていて協力してもらえるなら自分も協力すると持ち掛けます。ドフンがコーヒーを入れている間にチスクはジェグクの部屋に侵入。ジェグクの持ち物をチェックし、ノートパソコンを開く。モデルたちの写真が目に入ります。スライドさせて行くと最後の5〜6枚はヨンウンの写真。ジェグクの心の中に誰がいるか知ってしまいます。ドフンに今日ここにいなかった事にしてくれと頼みマンションを出ます。
怒鳴り込み
ジェグクとの事でヨンウンの部屋に怒鳴り込みに行ったチスク。ベルも鳴らさずずかずか入り込んで「あんた、釜山でなんか隠し事あるでしょ?」と詰め寄りますがヨンウンが黙々とSono関連資料を整理している姿を見て驚きます。「何してんのよ?」「過去との決別。」「本当に外資ブランドでやっていくつもり?」「そう通達されたのあんたも聞いてたでしょ?」「あんたのサバイバル能力に敬意を表するわ。」
「Sonoってあなたのすべてじゃなかったの?あなたが作ったし。外資ブランドでやっていけるから簡単におさらばってわけ?あと数年はそこで延命できそうだけど。」
「私が大丈夫に見える?」ついにヨンウンは怒り出します。「Sonoは地べたを這うような苦労をして育て上げたか掛けがえのない大切なものなの。」
会社の命令だから仕方ないと思っているヨンウン。もっと粘り強くSonoを再興させろと憎々しい言い回しで伝えるチスク。
ヨンウンに腹を立て段ボールを蹴っ飛ばして外にでていきます。「結局ジェグクさんの事いいそびれちゃった。」
ヨンウンはそこに散らばっている書類からポートフォリオ(写真家やデザイナーなどが自分の作品をまとめたもの)を拾いながらスワンとの会話を思い出す。「Sono?(スワン)」「ラテン語で意味はエコー。私の熱意がこだまする願いを込めていて私のブランド第一号の名前にする事に決めたの。」
彼女に決めさせろ
夜スアンの事故現場にたたずむジェグク。瞑想にふけります。
突然ヨンウンからの電話。「私をスアンのいる所に連れて行って」。
翌日昼高台にあるスワンの墓地の前で二人がたたずんでいる。厳粛な顔のヨンウン。
ジェグクはパリのアパートで兄と酒を酌み交わしている事を思い出します。
「俺、彼女と別れようと思っている。(スワン)」「?」「彼女は夢もあるし、才能もある。いくつかのデザイン会社が声をかけているようだ。俺は帰国しなければならないだろ?」「なら彼女に決めさせろよ。一緒に帰国するかどうか。(ジェグク)」「どっちみち母さんはみとめないよ。母さんの心の傷のせいで俺もおまえも苦労した。そして彼女もつらい目にあうだろう。」「もし彼女が兄さんを愛しているのならついて行くし、そうでなければ離れる。あまり難しく考えるなよ。別れるかどうかは彼女に決めさせろよ。もし本当に彼女を愛しているのなら。」
心のサイズ
墓地を去り高台を降りて行くヨンウンとジェグク。「何故スワンの事話してくれたの?」「通り過ぎていくだけの関係には思えなかったから。」
「たった2か月の愛だったわ。たかが2か月くらいって人々は言うかもしれないけど時間の長さが心のサイズではないの。あの時の2か月は人生を変えるほどの意味があったから。」「すべて過去の事に聞こえる。(ジェグク)」
「私たちこれから何もしない事にしましょう。スワンの弟だという事実を私無視できないの。」「ソンウンさんの過去が兄さんだから俺じゃだめだって言う事?」「私自分の決める事に自信がないの。いつも頭で決めるのね。でもスワンだけは心で決めた。結果はめちゃめちゃ。」「俺は兄さんじゃない。同じ選択でも結果は違うでしょ?」「20歳なら受け入れたかもね。もう38.不幸をリピートさせることはできないわ。経験ほどシビアなアドバイスは他にないから。」腕を掴むジェグク。振りほどき言います。「私は今日ユンジェグクさんとでなくスワンの弟さんと墓地にいったの。もう行くわね。」
チスクの弟
会長室に呼ばれるヨンウン。チスクの弟ファンチヒョン(オセフン)がソファに座っていた。「おはよう、ヌナ!」留学からひきもどしたのだ。
チヒョンはヨンウンの下で働くならという条件で帰国し入社を承諾した。この状況を利用してヨンウンも会長にSonoの撤退処理担当者を自分に任せてくれと交換条件を出して受理されます。
一方Sonoのチームメンバーナリ、ソンジュ、ソヨンの三人は瓦解が決まっているチームと自分たちの未来について不安がいっぱいです。退職金をもらって出て行くべきか、あるいは他の部署にいくべきか井戸端会議中。そこにチヒョンを引き連れてヨンウンがやってきます。ヨンウンはチヒョンを新チームメンバーだと紹介し、自分もSonoの撤退処理担当者になった事を知らせます。ヨンウンがSonoに残るなら自分たちも残ると告げる3人。ただし残りの期間はデザインを自由にさせてほしいとヨンウンに頼みます。
ここで終らせる
The Oneの1階ロビーを歩くヨンウン。餃子店でミスクに話した事を思い出します。
「でもね。彼がスワンの弟ってわかってるんだけどね。どうしよう。どうしたらいいのだろう?」
現実に戻るヨンウン。「どうするもこうするもないわ。これで終わりにするのよ。」
俺に会いたかった?
建物の外に出るとジェグクが待っていたかのように近づいてきます。
「俺たちがこれからどうするか、これからも会い続けるのか。それはあんたが決めればいい。ただこれ一つだけは答えてくれ。」「俺にあいたかったか?」(今までヨンウンに尊敬語を使っていたジェグクはここでため口になります。この変化は自分はスワンの弟としてではなくユンジェグクという一人の男として接しているという意思表示だと思われます。)
ジェグクは心の中でつぶやきます。一体どこから離せばいいのだろう。
パリにいるジェグク。机の上でルーベン(デザイン学校?)宛にフランス語で推薦状をせっせと書いております。机の上にヨンウンのポートフォリオがあります。途中わざわざルーベンまで電話して推薦状の書き方を聞くほど豆です。推薦状をポートフォリオに挟み、ポートフォリオの余白に「あなたの熱意がいつかSonoになる事を願う」と書き込みます。
そこにスワンがやってくる。「あれ?お前今日撮影の日じゃなかったのか?」「うん、ちょっとね。ところで兄さん。ちょっと頼みがある。」「これを届けてくれないか?住所と名前はここにある。」「この持ち主にとっては非常に大切なものだから間違いがないように頼むよ。」「あぁ、わかった。」
それを届けて初めてヨンウンに会ったスワンは彼女と交際を始める。
俺たちの始まりってどこで間違ったのか。。。。俺たち二人がどれだけたくさんの瞬間を逃してきたか。俺たちがどれだけ回り道してきたか。でもそれはすべて忘れる。ひとつの返答だけでいい。
現実世界で向き合う二人。
「 ただこれ一つだけは答えてくれ。 おれに会いたかったか?」「俺は会いたかった。」
謎で終る第4話エンディングでした。ヨンウンもジェグクもお互い知っていた。顔は見た事ない。それはお互い相手が誰だかわかった時の表情が物語っています。少なくとも釜山の出会いは偶然です。ジェグクは何故ヨンウンのポートフォリオを持っていたのか。そしてお兄さんがまだヨンウンを知らないときにジェグクはSonoについて知っていた。チャットで知り合ったんでしょうかね。謎は多いですがこれからのストーリーが説明してくれるでしょう。
ジェグク役のチャンギヨンはかなりのイケボですね。ハスキーな低温。声優でもやっていけそうです。
この作品は全体的に映像が綺麗です。
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