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「今、別れの途中です」第10話あらすじと感想
ヨンウンママVSジェグクママ
カフェで向かい合うヨンウンママとジェグクママ。
「娘は過去10年どれだけつらい思いをしてきたか。」
「なので娘さんの方からストップしないと。」
「娘のせいだとでも言いたいの?」
「あの日の事をおぼえてるのであればすまないと思ってこんな事できないはずなのに。」
「誰にすまないと思えですって?あなたは今私に頼み事をする立場なのよ。うちの娘は雨の中彼をどれだけ待っていたかお分かり?あの男に出会ったために娘は未来を放棄して。。。」
「息子は死にました。あの夜、娘さんから電話をもらって彼女に向かうその道で。10年ですって?つらいですか?私は子供を見る事も触る事もできません。娘さんを止めてください。子供を2度失う事はできません。 」
私たちの写真館
ドフンがジェグクの写真館を訪ねる。名前は「私たちの写真館」。
宣伝はしておいたがお前の居場所はパリだから早く復帰しろと言います。
「俺が愛する人がここにいるから隣にいたい。」
「 恋愛結構。でも自分の能力をダウンサイズするなよ。」
「 どう転ぶかわからない。先輩も新しい事にチャレンジすれば?
新しい世界が待ってるかもしれないよ。とにかく、すぐオープンするから当分の間スケジュール組まないでね。」
ご指南成功
チスクパパの御指南通りの髪型に変え朝The Oneのロビーで花束をチスクに渡すドフン。さっそく効き目があった。チスクの目が💛に。
さっそくチスクパパに報告するドフン。「今夜デートだな。さっさと決めてしまえ。2か月の恋かそれからもずーっと続くのか。デート終わったらまた報告しなさい。君ができる男かどうか見極める。」「最善をつくします。」
つらいのは人が裏切るから
「なんか変な気分ね。(チスク)」 「 あんたはもうドフンさんにはまってるのよ。ドフンさんいい人よ。(ヨンウン)」 「 私ってね、今まで一方的に好きになってたくさんフラれて来たじゃない。だから自分を好きになってくれた人にフラれたら打撃が大きいの。」
「 あんたは逃げるんじゃないよ。恋ってね、別れるからつらいんじゃないの。相手が背を向けるからつらいのよ。(チスク)」
戦略転換
写真館でコーヒーを手渡すヨンウン。「客がまだ一人も来てないんですって?」 「 うん。ドフン先輩のいう通りだ。今はスマホ撮影の時代。だから戦略を変える。客が満足できるショットができあがるまで取り続ける。価格は一律500円。」 「 そんなの全然ビジネスじゃないわ。」 「 でも加工は一切しない。」 「 なら誰もこないわよ。」 「 人は写真から自分のかっこいい姿でなくその日を思い出すんだ。だから正直に反映させる。」
写真撮らなきゃ
ミスクの家。ミスクが娘のチミンに靴下を履かせている。「きちんと自分で履けるまでマンガは読ませないから。それから髪もこれから自分でとくのよ。」スパルタ訓練を始めたミスク。部屋に入って来たヨンウンは止めに入ります。泣き出して子供部屋に入るチミン。
「なんで子供につらくあたるのよ?」「どっちみち自分でやらなきゃならないんだから。今のうちに教えておくの。」
「私悔しくてしょうがないの?私が何したっていうのよ。何故わたしなの。チミンどうするのよ?」「なら何故こんな事するのよ?残された人たちには記憶しか残らないのに。」「体の痛みが急げと私に催促しているの。時間がないって。」
「あっ、そうだ。綺麗な写真とらないと。私の葬式の時にIDフォトなんか3日間さらされたらたまったもんじゃないわ。」
恋の南京錠1
場所はソウル郊外の夜の南山の麓。ドフンが運動靴をもって現れチスクに直接履かせます。頂上の展望台までバスもケーブルも使わず階段で登る。(だめ。この男と私と絶対合わない)チスクは不満たらたら。「なぜケーブル使わないの?」「一緒にゆっくり歩きたかったから。」「私たちって疑似恋愛じゃない。」「ファン理事はそのままビジネスしてください。僕は片思いを続けます。フリたいならいつでもどうぞ。でも僕からフル事はないです。」
縁結びの南京錠を金網にかけてキーをチスクにわたします。「南京錠の場所をよく覚えててね。僕をフリたいときにはアンロックして南京錠を捨ててください。」
チスクの心のつぶやき。(心臓のドキドキがとまらない。たくさん歩いたからね。それに違いないわ。)
ヨンウンママの説得
マンションの玄関で母親が待っている。部屋で一杯飲む二人。
「この道を進んじゃだめ。亡くなったんですって?向こうの母親はあんたを受け入れないわ。私が同じ立場でもそうする。」
「 愛は彼と私でするものなの。第三者がどうこう言おうがかまわない。」
「 親は他人なの?親を裏切って生きていく自信ある?あんたは親と縁切りした事でずーっとすまないと思って生きて行かなければならないわ。彼はすまないと思うお前を見てもっとすまないと思う事になる。」
「 私は悪い事してない。私たち認められなくて背を向ける人たちがいればそれはその人たちの選択。10年前のあの時私が一番つらかったのはなんだと思う?音信不通?私がフラれたから?違うわ。私の心が終わってないのに終わらせようとしてしまう事。私はスワンをまだ好きなのに彼を見る事ができない事。それが死ぬほどつらかったの。なのにそのつらさを再び繰り返せと言うの?」
「 いつまでもバラ色の人生が続くと思っているでしょ。違うわ。あとでしんどくなったら彼を選んだ事で自分の目を突き刺してしまいたい気分になるわ。私の人生ってこんなものだったと気付き、残りの人生を諦めながら暮らす。 」
「 ならその時に別れるわ。私と彼が互いに疲れると感じた時。別れてもつらくないときに。私が変わったり、彼が別れようといったり。その他すべての理由は納得がいかない。又10年待たなければならないの?私どうやって生きるのよ。 」
背を向けたい事実
写真館に入るヨンウン。ジェグクはいない。外で待ち伏せしていたシンユジョンが追っかけ中に入ってきてヨンウンにさんざん悪態をつく。
ジェグクがやってきた。止めに入り、ユジョンを外に連れ出します。「一帯何故こんな事するんだ。」「彼女が幸せになるのが嫌なの。彼女に私と同じ思いを味合わせたいの。」 「 ヌナが知らない事がある。あの日兄さんはヨンウンに別れを告げに行ったんだ。」
ジェグクの回想
雨の中車を走らせるスワン。電話のやりとり。「弟よ。どう考えても無理だ。」「だめってどういう事?」「実は今俺彼女に別れを告げに向かっている。ジェグクよ。お前は俺みたいな卑怯者になるな!」
シンユジョンの回想
スワンの車を自分の車で追っかけるシンユジョン。スワンの車の横にぴったりくっついてクラクションを鳴らす。アクセルを踏むスワン。前から来たトラックを避けて側面に衝突。
ジェグクの言葉に衝撃を受けるシンユジョン。
ハッピーモーメント
ミスクを超一流のビューティーサロンに連れて行くチスク。ばっちり決めて写真館へ。
いろんな服を着たミスクをバチバチ撮りまくるジェグク。
自分の写真を見ながらつぶやくミスク。「本当に最高の気分ね。どう?元モデルのオーラ感じられない?」
「3人でご一緒にどうぞ。納得いくまで500円!」ミスク、ヨンウン、チスク3人一緒の写真を撮りまくります。
笑顔の3人。
ヨンウン心のつぶやき。
(何故笑ってるんだろう。カメラの前だからかな。楽しいからなのかな。でも重要なのは笑っている事。自分たちが今幸せな事。そしてその記憶が残った日々を生かしてくれる。)
ヨンウンママのどなりこみ
ヨンウンママが写真館に怒鳴り込みに行きます。「あんた、正妻の子供じゃないんだってね。冗談じゃないわよ。婚外子の分際で私の娘に目を付けるなんて。高望みもいいかげんにして。」
延々と続くののしりにすべてうなづくジェグク。「わかったらあなたたち別れなさい。」でもこの最後の言葉にはうなづかず沈黙を守ります。
恋の南京錠2
展望台にドフンを呼び出すチスク。「確認したくてね。プラトニックじゃだめ。」いきなりキスします。二人の心臓の音が聞こえます。南京錠の鍵を山の下に投げ捨てるチスク。「何するんですか?どういう意味ですか?」「くよくよして時間を無駄にするのはもったいないわ。人生短いんだから。私たち始めましょ。」「うぁぁぁぁー!」
展望台の「ごみを捨てるな」の提示版のカット。
さまざまな動き
自宅の近くのカフェに呼び出されたスホ。
「俺が愚かだった。妻の横に居てやらないと。」「私はどうなるんですか?(ソ代理)」
「私ラファエルの仕事任せられたんです。フランス語もまだ初級だし。契約社員なのに。仕事できなかったら私どうなるんですか?私はあなたが必要です。会社に戻ってきてください。」
スホはソ代理の本心を知りドン引きします。
ヨンウンは会議で生地と繊維の部分的購入は全品先払いで業者と話をつけたと報告します。
そんなリスクを背負ってどうする、失敗したら丸損じゃないかとヨンウンを責めるいびり部長。
否定的なところだけみないでチャレンジ精神を発揮しろ、ファン会長が口を出します。
「素材から仕立てまでメイドインコリアでパリ進出だ!」(ドフンとチスクがうまくいって気分がいいのかファン会長はヨンウンに好意的です。)
食卓でごはんを食べるヨンウンパパにママが離婚届を差し出します。「なんだこれ?」「私も一人で生きたいの。私のハンコは押してあるからハンコを押して。」
病院前の焼き肉屋でごはんを食べるスホとミスク。焼けた肉はすべてミスクの取り皿に置いている。ミスクはチミンのこれからの事をあれこれ指図します。「入院一日だけだろ。なんでそんな先の事を話す?」
本当の事だから
母親とジェグクのやりとりを知ったヨンウン。ジェグクから電話がこないので不安になって写真館を訪ねます。
「宣伝の効果があってか今日は忙しかった。家族連れもきたし。」
「 何故何も言わないのよ。母さんがあんなひどい事いったのに。」
「何故電話もしないのよ。」
「 嘘じゃないから。俺は婚外子だよ。俺に直接口で言う奴もいたし、目で言う奴もいた。」
「あんた何も悪くないじゃない。なのになんでやられっぱなしで我慢してるのよ。」
ジェグクの心のつぶやき
(俺のために怒ってる。)
(俺に誰も言ってくれなかった事を話している。)
「私のためにがまんしてるの?なら今別れちゃいましょう。」
「最初から何も言えないような仲はいやだから。喧嘩するのも我慢しなきゃいけない仲なら別れましょう。」
出て行くヨンウン。でも追っかけてくれるのを待ってる。
「今時駐車場もない店に誰がくるのよ。なんでそんなノープランなの?なんでそんなに平々凡々としてられるの?」
(彼女はとめどなく俺に怒りをぶつけてくる。本物に出会ったようだ。本当の愛に出会ったようだ。)
「愛してる。(ジェグク)」
「 気にくわなかったらいつでも怒るからね。」
「 愛してるよ。」
「 あんたがつらい時でも怒るから。」
「 でも愛してる。」
「 次こんな事したら許さないから。」
「 愛してる。ハヨンウン。お前をずーっと愛するだろう。」
ジェグクママの一撃
ヨンウンはジェグクに悪態をつきながらもジェグクママが言った言葉を思い出します。
「それでもジェグクと一緒にいるつもりなら私はこの世の中にいないから。」
「 今一体何を?」
「 あの子に一生つきまとう罪悪感を植え付けるつもり。それでも自信があるならやってみなさい。
はったりじゃないわよ。子供の事だから親ができない事なんてなにもないわ。だから答えて。どうするつもり? 」
「私もあんたを最後まで愛し続けるわ。」
カルチャーショックを受けた回でした。今同時進行であらすじを書いている「御史とジョイ」でも婚外子に対する可哀想な人間が主人公の一人にいます。一般の家庭主婦が売れっ子国際フォトグラファーをつかまえて偉そうに婚外子の分際で高望みするなとか言いますかね。ヨンウンママが婚外子の話を持ち出した時非常につらそうでしたので自分でもしてはいけない話をしていると自覚しているようです。心を鬼にしてって奴です。でもジェグクは今まで言われてきた事だと認めています。そういう嫌な文化が根強く残ってるのですね。
前回の感想で「スワンはいいやつだった」と書きましたが訂正します。自分を追っかけてすべてを投げだした両想いの女を捨てるなんて。とんだ優柔不断のマザコン野郎です。こんな男と一緒にならなくてよかった。
シンユジョンはやはりスワンの死と関わっていました。ユジョンが強引に車を横付けしなければスワンの事故はなかったのでは?ユジョンがノイローゼになっているのは自分の罪を認めたくなく、スワンやヨンウンのせいにしたいのでしょう。現実に向き合うのが恐ろしくでおびえています。11話の予告編でも車の追っかけシーンが出てたので次回さらなる詳細が明らかになると期待。
ラスボスはシンユジョンではなくジェグクママでした。話し方は穏やかでソフトで優雅。でも底冷えするような冷たさがあります。自分の命をかけて博打に出ました。ジェグクママがスワン一人の写真しか持ち合わせない事が示すようにジェグクママの行動原理はジェグクへの愛情からでなく、ヨンウンへの憎しみから来ているのでたちが悪い。もしスワンを死に至らせた張本人がシンユジョンと知ったらどう出ますかね。
ミスクは美しく切ない。普段は暗くジメジメした感じですがジェグクに写真を撮ってもらうシーンではぱーっと明るくなり華やかで美しいです。さすが女優。
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