第12話ハイライトシーン(予告編)
「今別れの途中です」第12話あらすじと感想
ロッククライミング
ロッククライミングの岩をよじ登るジェヒョク。
ヨンウンとの会話を思い出す。
「パリに行かないか?家族もいない。知り合いもいない。お前がもしよければ誰も知らない所で。」
岩を掴みそこねそのまま転落。
安全マットの上で大の字になりながらも回想を続ける。
「行けないのならもうひとつ先のステップを踏もう。行こう。行っちまおう。」
何も答えず涙するヨンウン。
ナリとソンジュの決断
「The One、サモファンドに売却か?」「The Oneファッション部門切り売りがほぼ確実」などのヘッドラインが連日新聞をにぎわせている。
失業の危機感がつのるソンジュとナリ。
「二人一緒に他の会社に移動したほうが待遇がいいのよ。(ソンジュ。)」「ハチーム長に聞こえたらどうするのよ。こんな辞め方間違っているわ。裏切りよ。(ナリ)」「会社に裏切られたのは私たち。ハチーム長について行ったら一晩で失業者になる。ラファエル関連のフォートポリオも持ち出しましょう。 」
会社では仕事しなさい
事務所でナリとソンジュがラファエルのポートフォリオを開いておかしな動きをしている。「何してるの?(ヨンウン)」「正直不安です。(ナリ)。私たちはハチーム長と違いどっちに転んでも会社で保護してくれるわけではありません。」
「オチーム長なんかは今会社を休んで他の会社の面接を受けまくっています。
ラファエルから連絡もこない。あと1か月後なのに。どっちみち進出は無理です。」
パリに一緒に行かないかとつぶやいたジェグクの声がヨンウンの心に聞こえる。
「もう一度ラファエルに連絡して!あんたたちが面接しようが転職を準備しようが文句は言わない。でもここの仕事はきちっとしなさい。」
一方スヨンはそんなやりとりにお構いなくもくもくと仕事している。「他の人はみんな転職先さがしてるのに君はさがさないのか?(チヒョン)」「ここが私の職場なの。上の人が何を考えているかわからないけどパリだろうがソウルだろうが自分のデザインした服で人が喜んでくれたらそれでいいの。私の関心はSono22SSだけ。「今日夜空いてないか?」「いいえ。」「明日の晩は?」「忙しい。」「鉄壁の防御だな。」
訴訟準備
ヨンウンママが便箋にびっしり書いた手紙をヨンウンパパに渡します。「なんだこれ」? 「 弁護士が書けって。」 「 弁護士とのやりとりを思い出すヨンウンママ。「ご主人は暴力をふるいましたか?」 「 いいえ。」 「 ご主人は家にお金を入れませんでした?」 「 いいえ。 」 「 ご主人は浮気されましたか?」 「 いいえ。 」 「 何か正当な理由がなければ慰謝料は請求できませんよ?」
便箋には夫が固いものが苦手なので一生柔らかいごはんを食べなければならなかったなど日常生活での小さな不満が延々と書き綴られている。「なんだこれは。お前みたいな勝手な人間には一銭もやらん。」
二人は裁判でけりをつける事にします。
チスクパパ感動する
チスクとチヒョンは会社を売却したあと自分の懐に入ってくるお金で何をするかに話し合っている。チスクはブティック経営、チヒョンはスーパーカー購入。その様子にあきれるドフン。「社員たちが今生きるか死ぬかのせっぱつまった心境なのに上に立つ物が何を話しているんです!こういう時こそ会社は問題ないという姿を見せないといけないんじゃないですか?」。それをずーっと後ろで満足そうに眺めるチスクパパ。
ミスクの反乱
スホママがいきなりスホのマンションを訪れる。スホは料理中。ミスクは横たわってぐったりしています。思いっきり悪態をつく姑。「こんな結婚認めるんじゃなかった。(スホママ)」「やめてよ、母さん(スホ)」「私たちもう大人です。干渉しないでください。」「もう来るなって言ってるの?」「そうできるんですか?そうしていただければありがたいですが。。。」ミスクは外に出て行きます。
ヨンウンの部屋でごはんをごちそうになるミスク。「いきなり来たのにおかず多いわね。」 「 母さんがくれたの。」 「 あの姑がなにしてくれたのよ。あの家だって私の貯金と夫のローンで購入したのに。おかずを持ってくるわけでもない。娘のおむつを替えてくれたわけでもない。」怒りが収まらないミスク。
ヨンウンの悩みに気づきます。 「 何かあったの?」 「実はね、 パリに一緒に行こうっていわれたの。」 「 どうするの? 」 「 いっちゃおうかな。」
意外な言葉
写真館を訪れるシンユジョン。自分はスワンを愛していたのでなく、執着していたのかもしれないし、フラれるのがいやだったのかもしれないと正直な心を打ち明けます。「ハヨンウン逃しちゃだめよ。人生でつらいのは最後まで行ってない道を思い出す事。ハヨンウンは許せないけどだからといってあなたの愛の邪魔だてはしちゃいけないから。あんたとは二度とハヨンウンの話をしないわ。言ってる意味わかるよね。」 「 ああ。」 「元気でね。」
現場復帰して!
ミスクを迎えにヨンウンのマンションを訪れるスホ。しかし食べた物をすべて吐き出して爆睡中。スホはヨンウンに母親にすべてを話し、母親も今はミスクにすまなく思っていると伝えます。
ヨンウンはスホにミスクがつきっきりになって悲しむ事を嫌っておりできれば何事もなかったかのように普通にふるまったほうがいいと話します。「ミスクね。現場に復帰してほしいそうよ。そうしたら自分も安心できるって。」「僕は今までどれだけ妻に依存していたのか知っていなかった。今までずーっと一緒にいたのにどれだけ彼女を愛していたのかも。明日朝一番で迎えに来ます。」
自分ひとり抜けられない
街角のベンチでいくつかしゃれたパリのアパートの写真をヨンウンに見せるジェグク。「こっちは美術館に近い。こっちの隣は公園がたくさんある。」 「 知ってるわ。行った事あるから。いつかお金ができたら住みたいと夢見てた。」 「 なら今行こうじゃない。契約する?」 「 母さんがね、離婚すると言い出したの。たぶん裁判になると思う。親友は見るたびに体が小さくなっていく。Sonoのチームメンバーたちは失業するか不安でいっぱい。みんなをほっといて私一人抜け出せないわ。」 「 もっと楽に考えたらどう?」 「 あなたを愛している。でも私の人生も愛しているの。だから旅立つ事はできない。」
勝負手
「ラファエルから返事来た?(ヨンウン)」 「 いいえ。どうなされます?(ナリ)」 「 向こうは私たちの製品に不安を持っているの。だから実物を見せて納得させないと。待っててもどうにもならない。」 「 サンプル送るんですか?」 「 いいえ。全世界のバイヤー向けのショーをやるわ。Sono22SSのオンラインショー開催!」
実は投資だった
会長室に会長、ヨンウン、チスク、ドフン、それとヨンウン反対派の部長(いびり部長ではない。)の5人会議。
チスクは会長に絶対オンラインショーを開催すべきだと説得にかかります。「(ドフンに対して)君はどう思う?(ファン会長)」「いいアイデアだと思います。(ドフン)」
ショーにはお金がかかるし、在庫が残れば大変だと指摘する反対派部長。ヨンウンはオンラインだから開催費用はあまりかからないと言い、在庫は注文を受けてからの発注なので損する事ないと説明します。
「金なら心配しなくていい。実は投資を受けた。Sonoに対する投資家たちの評価は高い。チスクが推すプランをソク代表(ドフン)が認めた。信じてみよう。(ファン会長)」
「無視されたからといって相手に頭を下げるやつは情けない奴だ。(ファン会長)」「おい。お前たち3人。偉そうにしている奴らに一泡吹かせて後悔させてやれ!」
売却するために調査に来たと思われた人たちは投資家が派遣した調査チームたちだった。The Oneに1,500万ドルの投資が決定した。一気に息を吹き返したSonoチーム。みんな生き生きと働いています。一方転職活動に忙しいいびり部長やオチーム長はそのニュースを知り慌てて本社に戻ります。
嘘でしょ!
「嘘でしょ。今なんていったの?」ミスクが聞き返します。ミスクのマンションでテーブルを囲むヨンウン、チスク、スホ、ミスクの4人。「だからあなたに次ぎのオンラインショーのモデルになってほしいの。(チスク)」「グッドタイミング。今の私のサイズはモデル時代と全く同じ。」やる気満々のミスク。早速チスクと具体的な話を進めます。
ヨンウンとチスクを見送るスホ。「家内があんなに喜ぶなんて。」「今回のショーのディレクターをあなたにやってもらいたいの。現場復帰して。(ヨンウン)」「断ったりしたらただじゃおかないから。あなたには言いたい事が山ほどあるのにミスクを思ってがまんしてるんだから。(チスク)」
ヨンウンのタヌキ術
The Oneサンプル室。ジェグクにショーの写真担当をお願いするヨンウン。
「ラファエルは返事をくれないし時間は矢のように過ぎていく。こんなんなら何もできないんじゃないかと不安。今日が自分に与えられた最後の一日だったらどうしよう?私は何をしなければならないんだろう?そう考えたの。」
「それで?」
「 自分が好きな服を作り、自分が好きな人と一緒に仕事をする事。今はそれがすべて。」
「 いつから始めたいんだ?」
「今 からすぐに。」
「全くあきれるよ。」
「私がこの世で唯一癇癪を起してもいい相手だから。私あなたにそうしていいのよね。」
ヨンウンを抱きしめるジェグク。「ああ。いつでも。いくらでも。」
落ち込むジェグク
部屋でSonoをミスクに着せサイズを調整するヨンウン。うれしそうにはしゃぐチスクとミスク。隣ではドフン、ジェグク、それと現場復帰したスホが打ち合わせ。「お前いつパリ戻るんだ。(ドフン)」「彼女行かないって。」「えっ!」「俺一帯どうすればいいんだろう?」
スワンの墓地を一人訪ねるジェグク。「俺とハヨンウンの事、兄さんはそんなに反対なのか?」一人焼酎を墓前で飲み涙します。
大成功
ヨンウンの予想通り世界のアパレルバイヤー50人のためのオンラインファッションショーは大成功。ラファエルは出店を承諾。バイヤーの一人である有名デザイナーオリビエも大絶賛。注文がどんどん集まります。
モデルの中にはミスクの姿も。
「これくらいできたなら私の人生は幸せだわ。ヨンウン。ありがとう。私の親友になってくれて。」「ありがとう、親友。」二人はショー会場で抱き合います。スホの顔は涙でボロボロ。ファン会長もSono新作売れ行き好調で大満足。
一方ミスクは意図的にソ代理(スホの不倫相手)を呼び化粧準備とファッションショーの間娘チスクの面倒を見てもらうよう頼みます。
1か月後に別れる
実家を訪れるジェグク。「今兄さんに会ってきた。兄さんに別れるって伝えた。」「でもね、母さん。1か月だけ待ってください。1か月はこの女性を思いっきり愛します。そして別れます。」
またもやヨンウンの逆転ホームラン。この人はデザインだけでなくイベントでもセンスありますね。チーム長にしておくのがもったいない。
ファン会長はずるいのか、さすが会長なのか。投資の事子供たちにさえ黙ってて社内で誰がどんな動きをするか観察してたんですね。
2021年一番視聴率が高い作品は全50話の長編ドラマ「紳士とお嬢さん」。毎回30%前後の視聴率。いい時は33%。設定は映画「サウンドオブミュージック」と非常によく似ています。ここに出てくる美しいが強欲で知性のかけらもないけばけばしたシニア夫人をジェグクママ(チャファヨン)が演じています。あまりにも感じが違うので本作品にもジェグクママとして出演しているとう記事を読むまで気付きませんでした。すごい演技力の一言。女優というのは内面の演技も操れるんですね。この方はソンヘギョの前作「ボーイフレンド」でソンヘギョをいびる財閥夫人を演じていましたがそれもぴったりはまってました。
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