名場面で振り返る「今、別れの途中です」OST Part1
「今、別れの途中です」はラブロマンスです。ドロドロ系や復讐劇、ラブコメではありません。デザイナーの年上女性と売れっ子カメラマンの大人のラブストーリーが描かれます。主演は大女優ソンヘギョと「恋愛ワードを入力してください~Search WWW~」のチャンギヨン。初放送は2021年11月12日から2022年1月7日まで(予定)。SBS局。全16回。
「今、別れの途中です」第1話あらすじと感想
ワンナイトスタンド
そこまで至るのに深い考えなど持たなかった。彼女は「それ」をストレスの解消手段だと割り切っている。 ファッションショーのオープニングセレモニーで知り合ったイケメンの男性と一夜を共にした。いわゆるワンナイトスタンド「one night stand」。「名前は?」「知る必要ないわ。もう会う事ないんだから。 」
彼女の名前はハヨンウン(ソンヘギョ)。38歳。大手ファッション会社The Oneにいる。
デザインチームでチーム長を任されている彼女が今いる場所は港町釜山。彼女の頭の中はこの地で開かれているファッションウィークのため来韓したフランス人大物デザイナーといかにパートナー契約を取り付けるかでいっぱいだった。そのために時間をかけて努力してきたし必ず成し遂げられると信じていた。ヨンウンにとって異性はその都度自分のエナジーを充電してくれる消耗品の一つに過ぎない。
男は売れっ子写真家
男の名前はユンジェグク (チャンギヨン)。32歳。
気に入った仕事しか引き受けないパリ在住のフリーランスファッションフォトグラファー。ファッション大手がこぞってラブコールを送るほど売れっ子の彼は業界ではミスターJと呼ばれている。彼は快楽と心を徹底的に分離コントロールできるこの女性に興味を持つようになる。
お荷物
ソンウンの仕事はデザインばかりではない。会長の娘ファンチスク(チェヒソ)の子守、教育と尻ぬぐいもまかされている。チスクは高校の同級生だが会社ファッション部の統括責任者をしているのでヨンウンの上司。だが彼女は仕事には興味をもたず、いつも白馬の王子に抱かれるメルヘンチックな夢ばかりみていて若いイケメンを追っかけるのに夢中の独身アラフォー。彼女のヘマや不手際は会長からすべてソンウンのせいにされどやしつけられます。
会長からの電話
ソンウンにファン会長から電話がはいります。「長い報告はいらない。釜山でいい結果だけを持ってこい。それと今日夜7時ホテルのレストランで予約が入っている。チスクのお見合いだ。間違いがないように目を光らせろ。」
待ちぼうけ
ファッション業界の大物デザイナーオリビエのスイートルーム前には大勢の関係者たちが面会を求め並んでいます。アポはとったのに会ってくれない状態。The Oneをはじめ他のライバル社たちも同じ状況。彼とのコラボに皆社運を賭ける意気込み。
修羅場
チスクから電話。The One専属モデルが若い女を部屋に連れ込んでいるそうだ。15分で現場にいくから何もするなと伝え部屋に直行するヨンウン。ジミーはチスクの若い燕。その部屋もチスクが取ってあげた。
部屋に入るとベッドの上にいる下着姿の若い女性。ジミーはシャワー中。ジミーを呼ぶよう女性に頼みます。「オッパァ」バスタオル一枚で現れるジミー。「せかっちだな。。。?!チーム長!」
ヨンウンはジミーとの契約事項のひとつであるプライベートでの品行方正部分を違反したと伝えます。そこにチスクが入ってくる。「てめえ、こんちくしょう。」脱ぎ捨てた靴でジミーを殴りつけようとします。「暴力はだめです。」「埋めてしまえばだれもわからないでしょ。」
「ジミーさん。ここに残る?それとも私についてくる?」
きわどい会話
ジミーを引き連れてエレベーターに乗ります。エレベーターには ジェグク が先客で乗っていました。(あれ、昨晩の女だなという表情。)ヨンウンはガン無視。男性モデルとヨンウンの会話は生々しく若い男が浮気してお姉さま彼女のヨンウンが怒っているように見えます。あの女とは何もなかったと必死に弁明する男。昨夜一緒にいたはずなのに今日は別の若い男ときわどい話をしている。ますます彼女の事が気になります。
ヨンウンはスキャンダル発覚時にギャラの3倍を違約金として支払うという元々の契約書にプラスアルファでさらに厳しい条件を追加して彼にサインさせて事件を収めます。
トラブル
ヨンウンはチスクの事が気になり電話すると彼女はベロンベロン。部屋に駆けつけるとチスクはお酒を片手に傷だらけ。ジミーにナンパされた女と喧嘩したのだ。始まりは彼女が男性モデルとベッドの上で写した写真をSNSで公開してしまった事。この女性は個人の自由だと開き直るがチスクはヨンウンに教えてもらった法的根拠を指摘して彼女に削除させる事に成功。しかし彼女は挑発的で男性モデルがチスクと会っていたのはお金持ち令嬢の財布の中身が知りたかったからだと馬鹿にします。そして殴り合い。
困ったのはヨンウン。あれだけ会長に念を押されたのにお見合いの約束の時間が少し過ぎている。「まだ間に合うわ」とボトルウォーターを差し出します。行かないとごねるチスク。「なら会長にあんたが直接行かないって電話で報告しなさいよ。」「そしたらあんたが監督不行き届きでパパに叱られるわよ。それでもいいの?」
チスクは今そんな気分ではないので自分の名前でヨンウンが行けといいます。「パパに怒られなくて済むでしょ。ばれやしないって。」
時刻は午後7時15分。約束の時間は午後7時。
「そういう事にしておきましょう」
遅刻してお見合いの場に現れたヨンウン。待っていたお見合いの相手は昨晩ワンナイトスタンドした ジェグク 。「ファンチスクさん?(彼女だ!)」「はい。一旦はそういう事にしておきましょう。」
「本日は大変失礼なんですけどこれで。。。」 と言いかけたがテーブルの上の料理があまりにも美味しそうなので座ってそのままご馳走を黙々と食べ始めます。食べては電話、飲んではメールチェック。会話はゼロ。正直かなり無礼です。(面白いなこの女。昼は若い男とわけあり。夜はお見合いの場で仕事。) ジェグク は心の中でつぶやきます。「忙しそうですね。デザイナーさんですか?私はフリーのカメラマン。分野はファッション関係です。以前お会いしませんでした?」「私はインパクトがない出会いには魅力を感じないので。」「インパクトなかった?」「あまり。。。」苦笑いする ジェグク 。「デザイナーとして見る目がないのでは?僕は自分のフレームの中に入った顔は忘れないのに。」「私はこの場に自分から望んできたわけではありません。ユンジェグク さんともう会う事はないでしょう。それではこれで失礼します。」
アルバイトの依頼
一人道を歩くヨンウン。ストーカーのようにうしろにくっつく ジェグク 。
そこにチームのナムナリ(キムボジョン)から電話。オリビエに提出するカタログ原本がないとの事。印刷所には間違ったものを渡してしまっのだが肝心のオリジナルがない。必死にさがすチームメンバーのチョンソヨン(ハヨン)とアンソンジュ(ムンジュヨン)。でも見つからない。
「しょうがないわね。オリビエとのミーティングも明日に延期されたし釜山でなんとかしましょう。」ナリはモデルはなんとか揃うがカメラマンが皆スケジュールがいっぱいで調整できないと話します。周りを見るとさっきまでくっついていた ジェグク がいない。でも少し離れた所にいた!「あなたにアルバイト頼みたいんだけど。人脈作れるし、キャリアをアピールできるわ。」あくまでも上から目線で無礼なヨンウン。
撮影会
翌日オリビエ提出用青空撮影会に姿を見せた ジェグク 。例のごとくヨンウンが上から目線であれこれ指示しますが、自分の仕事のやり方は誰にも口をださせないときっぱり彼女のアドバイス兼指示を断ります。
モデルたちを自由自在に操る ジェグク。スタッフたちは目の前のカメラマンが只者でないと感じ始めます。その場でプリントアウトした写真を見て皆「Wow」と歓声。「期待以上だわ!(ヨンウン)」ジェグクとヨンウンの距離が少し縮まります。
盗撮
オリビエの新作展示会がマスコミとファッション関係者限定で開かれました。会場であやしげな女がオリビエの作品を次々スマホで盗撮しています。それに気づくジェグク。怪しい女はそこを離れ会場外で待っているナリに撮影したスマホを渡してお金をもらいます。「なにしてんの!」スマホにストックされた盗撮写真を見るヨンウン。
ナリはインターネットでオリビエの新作を暴露して奴に一泡吹かせたいと意気込んでいます。「だって悔しいじゃないですか。The Oneが第一候補でカタログを持ってこいと言っておきながら裏でピアッチェとすでに契約を済ませてるんですよ。私たちが血のにじむような努力をしてきたのに。」
「気持ちはわかるわ。でもコピーほど怖いものないでしょ。一年の努力が瞬時に無駄になるの。それを一番よく知ってるデザイナーが絶対やってはいけない事。」「ですがチーム長。。。」「削除しなさい。今ここで。」すべて削除させられます。
「どこに行かれるのですか?」「オリビエの事務室。彼がどれほど大きな魚を逃したかは教えてあげないとね。」
その様子を盗み聞きしているジェグク。
オリビエとの会話
ヨンウンはオリビエを訪ねジェグクが撮影した写真を手渡して契約の再考をお願いします。
「君にとって服とは何かね?(オリビエ)」「若い頃捧げた情熱です。(ヨンウン)」「いや違う。お金だよ。」
その様子を盗み聞きしているジェグク。
「金なしでは服を作れないし、生きていけないし、楽しめない。ピアッチェが3倍の契約金を提示した時点でゲームオーバーだ。それでもこの写真のデザインは悪くないけどね。」
事務室に入るジェグク。
「わぉー!ミスターJ。僕に会いに来てくれたんだね。話でもしようじゃないか。」「話は済んだと思うが。」「いつ?」「ちょっと前。」ジェグクは机の上にある自分の写真を回収します。「オリビエが僕の写真を気に入ってくれると思ったんだが。。。」「これって君の写真?」
「商売人にフラれた記念にいっぱいおごります。」ヨンウンの手を引くジェグク。「ちょっと待てよ」と声をかけるオリビエ。「まいったなぁ。」黙って二人はそこを去ります。
あなたはハヨンウン
オリビエの新作展示会パーティーでお酒を飲む二人。
「あなたがミスターJなの?(ヨンウン)」
「あの時名前を教えてくれればこっちも教えていたのに。(ジェグク)」
「何故知らないふりしたのですか?」
「何故知ってるふりしないといけないのかしら。」
ヨンウンが立ち去ります。
「ファンチスクさん!」追っかけて手をつかみます。
「ショータイムはもうおしまい。明日ソウルに戻るから。」
「ならソウルで会えるね。」
「私ファンチスクじゃないから。」
「知ってますよ。ハヨンウンさん。」
ジェグクが微笑みます。
「今、別れの途中です」第一話は19歳未満視聴禁止です。最初はベッドシーンから始まります。どんなきわどいシーンが出てくるか期待していた所それほど刺激的なカットではありませんでした。遠目で見る男女のベッド抱き合いシーン。ズームアップはキスシーン。作品によっては日本の2時間ドラマのほうがよっぽどエロいです。こういう部分は韓国のほうが規制が厳しいんですね。
ソンヘギョは1981年11月生まれ。ドラマ開始当時は39歳。終了時は40歳。ドラマの年齢が38歳なので大して変わりません。対するチャンギヨンは1992年生まれなのでまだ29歳。実年齢は11歳差。ドラマ設定は6歳年下の32歳となっています。ですがそれほど歳の差を感じないのは大女優のすごみですね。
ちなみにチャンギヨンは今兵役中。軍隊生活の中でこのドラマを見ている事でしょう。
「 今、別れの途中です」第一話は 人物紹介がメインです。ゆったり進みました。ですが予告を見ると第2回目で急展開になるようです。
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