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「ワンザウーマン」第1話あらすじと感想
ナイトクラブにて
暴力団組織の幹部の前に座るのはソウル中央地検のチョヨンジュ(イハニ)。お金に目がない悪徳検事です。
彼女は親分に検察と組織病力団の共通点についてレクチャーします。
1つ目は縄張りがある事。2つ目は武器を持っている事。3つ目は大したことない事に大げさにしてしまう事。
組織暴力団の武器がナイフと木材になのに対し検察の武器は起訴権だと説明します。たとえ警察が犯罪者を捕まえようと起訴しなければ犯罪人になりません。
唯一検察に与与えられたこの特権をちらつかせて彼女は堂々と賄賂を要求し受け取ります。
親分から札束の入った分厚い封筒を受け取ると1階で悲鳴が聞こえます。敵対やくざ勢力がカチコミをかけにきました。
やくざの血が騒ぐ彼女は喧嘩に飛び入り参加して敵対勢力を次々殴り飛ばします。彼女の父親は元暴力団。その血筋もあってか腕っぷしがものすごく強いです。その一方独学で韓国No.1のソウル国立大学出身に入学卒業を果たしているので頭も切れます。(演じているイハニもソウル国立大学とソウル国立大学院卒業。)
そして警察が来る前にずらかります。
ソウル中央地検前
ソウル中央地検前を歩くチョヨンジュに駆け寄るアンユジュン(イウォングン)。彼は検事研修生で財閥の息子。「先輩。だめですよ。やくざとつるんでたら。そ今検察と暴力団がぴりぴりしているのに。もし現場で警察に拘束されていたら大変でしたよ!うちの御姉さま検事はなんでこうなっちゃったんだろう?」
ヨンジュは第三次長ユスンドク(キムウォネ)が中央地検の建物に入っていくのを見かけたので彼のほうに走っていきます。途中歩いている職員の風呂敷袋を拝借していきます。
風呂敷を持つヨンジュを見たユスンドクは「徹夜とはご苦労だな」と言います。
ユスンドク は正義感をこれっぽちも持たない出世大好き、お金大好き、賄賂大好き人間です。彼は今ハンジュグループという財閥の不正のもみ消し作業に力を入れておりグループ会長ハンヨンシク(チョングクファン)との縁を深めています。ヨンジェはごますりに行ったのです。
同じ顔を持つ女性
ここはハンジュグループ会長の豪邸。ここにヨンジュと同じ顔を持つカンミナ(イハニ)がいます。彼女は会長次男坊の妻。ですが彼女の扱いは下女以下。彼女も財閥ユミングループの末娘。ですが彼女は本妻の子供ではない婚外子なのでユミングループの公式イベントにも呼ばれない存在。要するにハンジュグループは彼女を嫁に迎えたメリットを何もないという事です。
毎日彼女をいびりまくる姑のソミョンウォン(ナミョンヒ)。
この日のいびりネタは芸能タブロイド紙に出たミナの旦那の浮気記事。「お前がちゃんと世話できないから息子が浮気するのよ」といちゃもんをつけてミナを思いっきりひっぱたきます。彼女の二人の娘や長男の嫁(長男は死亡、だが後継者となる男子を生んでいる)も彼女を見下しお手伝いさんのようにこき使います。
家族団らんの夕食の時も給仕として働かせられるカンミナ。長女ハンソンへ(チョンソヨン)がウェイターとして突っ立っているミナに話しかけます。「明日予定のユミングループ新ホテルオープニングセレモニーに参加しないの?お母さん(本妻)の70歳の誕生パーティーも兼ねているという事じゃない?」「知らなかったんだ!(長男の嫁)」「直系しかお呼ばれされないのよ(末娘)。」「あんた、当分の間私に顔を見せないで頂戴。うっとしいから。(姑)。」「次男を結婚させる前にもっと調査を徹底させるべきだった(会長)。」
実はミナは本妻から明日来る必要なしとのメールを受けていました。
ヨンジュが取り組む仕事
ヨンジュは今二つの仕事にとりかかろうとしています。
ひとつは ユスンドク第三次長から回してもらったハンジュグループの不正事件。ヨンジュなら事件をあやふやに処理してくれるだろうとユスンドクは判断しています。
もうひとつはイボンシク・ゲートと呼ばれる詐欺事件です。イボンシクは偽の絵画を法外な値段で売りつける詐欺師。逃亡手配中ですが次に開かれるハンジュグループ主催のオークションに姿を見せるという情報をキャッチしています。こちらはまじめに取り組む様子です。イボンシクの詐欺被害者の中には財閥が多いので検挙すればユスンドクに対する点数稼ぎにもなります。
14年前の記憶
高校生のヨンジュが自転車で橋の上を走ってます。左手に工場の大火事が見えます。そのまま走ると目の前に怪しい車。さらに先を行くと実のおばあちゃんが血だらけで倒れています。ひき逃げです。「おばあちゃん、しっかりして!」ヨンジュはやくざの父親ではなくこのおばあさんと一緒に暮らして来ました。救急車を呼びますが全車工場の火事に動員されていて到着がものすごく遅れると言われてしまいます。救急車がまともに到着していればおばあちゃんは死なずに済んだのに、何故ひき逃げした犯人はまだつかまらないの?この悔しさが彼女を検事への道へと進ませました。
オークション
紹介された絵画に、三千!四千!と掛け声飛ぶ中「4億(約4千万円)」という提示額が会場をどよめかします。落札。びっくり仰天したヨンジュ。金額もですが特にその容姿にです。自分と同じ顔。不幸な財閥家の妻ミナです。そこにさがしていた詐欺師イボンシクが姿をあらわします。とりあえず追っかけるヨンジュ。
怪しい動き
「清算はいかがいたしましょう!」オークション主催者がミナに聞きます。「まずは絵を持ってきてください。私の物だけじゃなくハンジュグループが買ったものも全部。」
ミナが誰かと電話で話します。「ええ。準備できたわ。絵も私も。。。時が来たわ。」
ミナは何かを企んでるようです。
追跡の果て
イボンシクを追ってたどり着いた地下駐車場。様子を調べるヨンジュ。一台の車が突然発進。ヨンジュめがけて思いっきり突っ込みます。
同時刻
テレビニュースはユミングループの会長およびそのファミリーメンバーが全員行方不明と報道します。新ホテルのグランドオープンセレモニーに参加するため済州島に向かったユミングループ専用機が海に落ちたとしました。
キーパーソン登場
それから数日後にソウルの空港に現れたハンスンウク(イサンユン)。彼は元ミナの婚約者でハンジュグループの正当な後継者だった父親の息子。しかし彼の父親が急死し、次男(現会長)がハンスンウクを追い出したためアメリカに渡っていたのだ。
病院にて
ユミングループ会長の葬式で大声で泣く会長の妹。倒れてしまう。実は全て演技で兄の遺産が全て自分に転がり込むとほくそ笑んでいます。しかし搬送先の病院で血だらけで担ぎ込まれたミナ(実はヨンジュ)が生きているのを見てがっくりします。
数日後ヨンジュは意識を回復します。目を開けると医者たちがズラーっと並んでいます。「何、このVIP待遇?」
一番奥に座るのはミナの鬼姑。「一体全体何であんな所(地下駐車場)に行って車にぶつけられたのよ。嫁が失踪したとハンジュグループが物笑いの種になったじゃない!」鬼姑を睨みつけるヨンジュ。「何よその目!」鬼姑が右手を振り上げビンタしようとしますがヨンジュはその手を掴み思いっきりねじります。「ぎゃー」悲鳴をあげる鬼姑。
「お前、気でも狂ったか!」「私頭がおかしくなったのかなぁ。所で私ってどこの誰?」
このドラマを見ながら主人公チョヨンジュのセリフを理解するのに苦労しました。ものすごく早口で口汚いからです。美しい容姿と聡明な頭を持ちながらも時には暴力団との華麗な殴り合いも見せます。このギャップがこのドラマの魅力ですね。面白おかしくて愛おしい主人公の魅力満載。
主人公を演ずるイハニは韓国の東大であるソウル国立大学と大学院を卒業し韓国のトップ女性大学梨花女子大学校で博士号を取得した一方で2007年のミスユニバースメキシコ大会で4位入賞のとんでもウーマン。演技にも知性と美貌がにじみ出ています。
第1回目の「ワンザウーマン」の感想ですが登場人物紹介と主人公苦難の回です。しかしここで我慢させられるからこそ2回以降胸のすくような逆転劇爽快感を感じさせてもらえます。
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