「製パン王キムタック」第10話あらすじ
幸運の帽子
チビユギョン再登場。施設に送られたユギョンは街角の物乞い一家にユギョンパパから盗んだお金を全額寄付します。
彼女を追っかけて来た物乞いの父親はユギョンに自分のかぶっている帽子をプレゼントし、これからあなたみたいな人が立派になって貧しい人を助けてくださいと言われます。
自分の人生にそれまで何の目標もなかったユギョンはここで初めて立派な人間になろうと決心し、一流の大学をずーっと主席で通し続けます。
自分の人生の指針となったラッキー帽子はさらにタックも引き合わせてくれる幸運をもたらしました。
幸せな時間
ユギョンの部屋で寝ているタック。起きるとユギョンはタックのため豆腐チゲを作っています。二人で食事をしながら過去12年間なにをやっていたか情報交換します。(このドラマの準主役であるシンユギョンは終始クールで時に背筋が凍るほど冷たい感じを受ける事もあります。但しタックと二人でいる時だけは例外でよく笑い笑顔を見せます。)
帰り際にまた会おうと言われ有頂天になるタック。仁川のパン屋に行くからと言われ焦りますが承諾します。勝手に出て行ったきりなのでパルボンベーカリーが再度受け入れてくれるかどうかわかりません。
タック追い出される
タックは何事もなかったようにへらへらしてパルボンベーカリーに戻ってきます。何故戻ってきたという大将の問いに試験に受かったからと答え、ここをなんだと思っているという問いにパン屋はパン屋でレストランではないと答えます。彼の不誠実な態度に腹を立てた大将はタックをお店から追い出します。風車ジングも大将にタックの復帰を嘆願しますがはねつけられます。
ユギョンが訪ねてくるのでなんとしてもパルボンベーカリーで働かなくてはならないタックは翌日皆が出勤する前に勝手に厨房にはいってピカピカに掃除します。でもずーっと無視され自発的に運ぼうとした生地を地面に落として再度追い出されます。
タックの暇つぶし
タックは地面に落ちてダメになったパン生地を使っていろいろなパンの形造りをします。それを見て驚くパルボン先生。
お前がこれを作ったのか?もう一度わしの目の前で作ってみろ!
手に持った感覚で正確な重さを量れたり、生地をスムーズにパンの形に変える手さばきを見て、『お前、パンを憎んでいると前に言ってたではいか!』とあきれ顔。
タック:過去12年間いろいろなバイト先で暇つぶしでこれをやっていました。僕が作っているのはパンではありません。ある方との大切な思い出です。
タックが去ったあと『なぜかこれらがイルチュン(ク会長)のパンに見える』とつぶやきます。(千里眼を持つパルボン先生もタックがク会長の息子という事は見抜けませんでした。)
あんこ事件
パルボンベーカリーに行くとタックは変な匂いに気づきます。今ちょうど自転車にパンを積んだパーマ頭のチェボンが配達で店から出発した所です。店の中に入るタック。つまみ出されそうになりますが瞬時に厨房にあるあんこが変な匂いの原因だと突き止めます。大将はあんこの変異に気づきませんが舌が敏感なミスンは微妙な味の違いに気づきます。自転車配達で太陽の下にさらされるので到着する頃にはもっと痛んでいるはずだとミスンは付け加えます。大将はチェボンが配達するパンを受け取らないよう配達先の小児科医院に電話しろと指示。しかし回収だけならパンを待ち焦がれる子供たちが可愛そうだとタックが言うと店頭販売用のパンを無料で病院に配達する決定を下す。各自にいろいろな仕事を任せるのですがタックには病院への配達を命じます。
大将:それとキムタックお前。。。
タック:わかってますよ。消えればいいんでしょ。今外に出ます。
大将:ミスンと一緒に病院に配達に行け!戻ってきたら小麦粉20袋を階段の下に運べ。
タック:僕を再度受け入れてくれるんですか?
大将:笑わせるな。才能だけに頼るお前にパンに対する礼儀を教えたいだけだ。
タック:大将見かけによらず素直じゃないですね。僕の事を気に入り始めたんでしょ。
大将:行くのか行かないのか!
タック:行ってきます。
チャリム逮捕される
韓国大学のアジト。チャリムはユギョンに昨日の母親の非礼を詫びます。
そこに他のメンバーが入ってきて『大変だ!先輩が捕まった』と叫びます。メンバーたちの家は見張られてるはずだから家には帰れない、そしてソウルからなるべく離れた場所に逃げるなどのリスクマニュアルを確認してちりちりばらばらに離れます。チャリムは大金持ちだからたぶん大丈夫だというユギョン。ただ家に戻ったら当分外に出ない方がいいとアドバイスする。
チャリムは帰路家の近くで警察に捕まります。近くを通りかかった若奥様は刑事たちを叱咤して連行を止めようとしましたがそのまま連れて行かれます。ク家は大騒ぎ。一方チャリムは取調室で怒鳴られ続け泣いています。中心メンバーシンユギョンの居場所を吐けと責められます。
ユギョンの逃避行
マジュン(ここではテジョ)と一緒に厨房の掃除をしているタック。
マジュン:お前風車を突き止めれば出て行くって言ってたじゃないか。何故わざわざ戻ってきたんだ?
タック:そういう理由ができたのさ。
そこにミスンがやってきて『タック、シンユギョンという女性がお店に来てあなたを待ってるわ』
洗い仕事をしていたマジュンの手先がぴたっと止まり顔色も変わる。
幸せいっぱいのタックはユギョンを近くのレストランに連れて行き会話に花を咲かせます。
それを見ていたマジュンは布巾をきつく握りしめます。マジュンのタックに対する嫉妬心や劣等感は父親だけでなくシンユギョンにまで広がります。
ユギョンはタックに実は警察に目をつけられてここまで逃げて来たと告白。どこか隠れて暮らせる場所はないかすごく申し訳なさそうにタックに尋ねる。
同時刻ソウルの警察署では『シンユギョンの居場所を突き止めた!』と刑事が大声で叫んでいます。取調室ではチャリムがぼろぼろ涙をこぼしています。
タックはミスンに頼み込んでミスンの命令に従うという条件でミスンの部屋にユギョンを滞在させる事を承諾します。
ミスンの部屋に入ろうとするとマジュンが部屋から廊下に出てきます。
タック:紹介するよ。こちらは同僚のソテジョ。こちらは故郷の友人のシンユギョン。
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