ドフン、ミスク、チスク、ヨンウンの新年祝賀挨拶写真です。
「今、別れの途中です」第15話あらすじと感想
愛の形
ヨンウンのマンションに泊ったヨンウンパパ。「お前の母さんを自由にしてあげるべきかな?」「娘としては別れてほしくないわ。でも女としては母さんを理解できる。」「お前は母さんの味方だからな。毎年2月は学生を卒業させるのが仕事だった。でも今母さんをどう卒業させていいかわからない。」「毎回学生を見送ってつらくない?」「いや。彼らとの関係が消えるわけじゃない。学校で会えないだけだ。人生の難関にぶつかった時ハ先生がこう言ってたと思いだしてくれるだけでもつながりなんだ。」「母さんにたいしてはどう?」「今更別れる事などできん。それでも40年近く一緒にすごしてきたんだ。」ジェグクがくれたパリ行きチケットを見つめるヨンウン。「愛ってどうすれば成立するんだろう?」一人つぶやきます。
情けない奴め
チスクを前に立たせて話すチスクパパ。Sonoが独立するのでこの会社もどんどん変わっていく。広告はすべてPRビジョンに任せたと伝える。
「そんな事してくれなくてもいいわ。私とソク代表(ドフン)がうまくいくよう便宜を図ってくれなくてもいいのよ。」
「 何を言っておる?お前を結婚させようと莫大なマーケティング費用を無駄遣いしているとでもいいたいのか?」
「 図 星でしょ?」
「 情けない奴め。私がソク代表とつきあっているのは彼が信用できる人間で、有能だからだ。お前は関係ない。
くっつくなり、離れるなり好きなようにしなさい。お前が別れようが私はソク代表と仕事を続ける。会社のためになると判断しているからだ。 」
「 私がお前のボーイブレンドだったジミーとかいう奴を一度でも広告モデルにつかったか?使わないのは単純にジミーが大して会社の助けにならないと考えているからだ。この会社がどれだけの社員とその家族たちを抱えていると思っておる? 」
あんた平気なの?
コーヒーを飲むチスクとヨンウン。
「あんたいつ独立すんのよ?」「いつかは わからないわ。」「否定はしないんだ。」「私ドフンさんと別れたの。」「ちょっと誤解しちゃってね。」「あんた変な事いったんだしょ。」「そりゃさ、いつもきれいごとばかり並べられないじゃない。」「やっぱり口でトラブル起こしたんだ。」「あんたそれで平気なの?」「全然平気よ。」「あんた、コーヒーに五個めの角砂糖をいれてる!」「あんたは大丈夫?ミスターJ(ジェグク)なしで生きていけるの?悲しそうな顔をするヨンウン。
荷造り
写真館を訪れるヨンウン。ジェグクが退去する準備をしている。荷物整理を手伝っているドフン。「チスクの事ですけど。私が心配する状況ではないですよね。」「ええ。ちょっと誤解がありましたけど大丈夫です。」「ジェグクと一緒にパリにはいかれないのですか?奴はまだ希望をもっています。」「。。。」チェグクとヨンウンを二人にするドフン。「明日業者が着て荷物を引き取ったらもうパリに立つ準備万端だよ。(ジェグク)」
吐血
チミンの服のコーディネートをあれこれ相談するスホとミスク。バスルームからチミンが出てくる。「自分で髪の毛洗ったよ。」「7歳なのにえらいわね。」「お母さん病気だからこれからいつでも自分でやるから。でもこれからもずーっとシャンプーしたあと髪の毛チェックしてね。(チミン)」悲しい顔のミスク。トイレに走っていきます。洗面台の前で吐血。
チミンの色鉛筆を整理するミスク。「チミンにあれこれもっとしてあげたいのに。」「おれができるよ。」
揺らぐ決断
会長室。チスクパパの前に立つヨンウン。「Sono独立の話をして何日経ってると思ってるんだ。答えは?まさか他の事を考えているんじゃないだろうな。」「申し訳ありません。その事も含め週末までにお話します。」
サンプル制作室の室長に挨拶に行くヨンウン。「これ」と言って今までSonoが発注した注文書をヨンウンに手渡す室長。「まだもってらっしゃったんですか?」「あんたたちが死ぬほど頑張って作り上げたものなのに簡単に捨てられないわよ。」「室長からはいろいろ学ばせてもらいました。0.1ミリも妥協しませんでしたから。」「ごめんね。口うるさい人間で。」「おかげで室長がこしらえたサンプルはいつも最高の出来でした。」「ねえ、トースト食べない?」「例のスペシャル版ですか?」室長は食パンを取り出してアイロンを押し付けて豪快なトーストを作ります。「あの時の初心を忘れなければここを出てもうまくやれるから。」
The Oneの外に出たヨンウン。ドフンがジェグクと一緒にパリに行ってくれと頼んだ言葉を思い出します。
動きいろいろ
内装業者を家に呼ぶヨンウンパパ。知り合いの業者が見積りを立てています。そこにヨンウンママが帰宅。「今一体なにしてるのよ。離婚して売り払うのに!結局裁判やるつもり?」「私だってこの家にお世話になったんだ。痛んでいる所は直してやらないと。ここはお前が住め。ここで暮らしてきたのに今更人に売れるか。私はアパートを借りる。それまでここで賃貸しているとでも思ってくれ。」
The One Sonoオフィス。ナリがヨンウンに聞く。「来シーズンの原料の注文なんですけど。業者側では発注元がThe Oneなのか新Sonoなのか聞いております。Sonoなら新しい書類を作らなければならないので。」「私が直接連絡するから。
綺麗に整頓されてがらんどうの写真館。後ろでドアを開ける音。「すみません。お店やってないんです。 」 来たのはジェグクママ。「あなたにお願いがあるの。一緒に写真を撮りましょう。撮影中ジェグクの手を握るママ。「私はいつまでもおなたのお母さんで生きていくから。いつもここであなたを待っている事を忘れないで。」ママを見送るジェグク。「母さん。電話するから。」うれしそうに会釈するママ。
ミスク家に帰る
スホからミスク吐血の連絡を受け病院に駆け付けたチスクとヨンウン。ガンが胃に転移してそこから出血したが止血したと医者が説明。「先生。妻はあとどのくらい生きられるのですか?」「会うべき人たちがいるならすぐ合わせたほうがいいでしょう。」
病院のベッドに横たわり点滴を受けるミスク。「私点滴終わったら家に帰るわ。」「だめよ、入院しなきゃ(チスク)」「まだやらなきゃいけない事がたくさんあるの。チミンは一人で髪も結えないの。教えなきゃ。」「私じゃだめ?(ヨンウン)」「チスクのママは私だから。わたしに母親やらせて。」
和解
車の中でミスクを思って一人泣いているチスク。そこにジミーから電話。「このイカレ野郎」と独り言を言ってコールを遮断します。「うぇーん、えーん。」車の外に人影。ドフンです。ぎょっとするチスク。「人の車の中覗きこまないでよ。びっくりするじゃない。」「僕の家の前で何されてるんですか?」「ドライブよ。あんたに会いに来たわけじゃないから。ヨンウンの所に行けば迷惑だし、行く当てもないし。そしたら自然に足がここにむいたの。」「私今一体何言ってんのよ!」「僕の家にこないで何してるんですか?」「えっ!」「僕もずーっと会いたかったです。」「私たち別れたんでしょ。なのになんであんたの家に行くのよ。」「僕はチスクさんが大好きなのに1分、1秒も別れた事はありません。これからもずーっとそうでありたいし。」「本当?本当に本当?」ドフンはバックステップして両腕を広げ胸に飛び込むよう合図。車から降りてダッシュでドフンに飛びつきます。(抱き着いたチスクが興奮と嬉しさのあまり何を言っているのか最後の「ごめんね」くらいしかわかりません。ですが幸せいっぱいな心は十分つたわります。)
分かれ道
ヨンウンとジェグクが夜の公園をお手てつないで散歩。分かれ道にたどり着きます。「明日出発ね。なぜ私の答えを聞かないの?」「あんたの事情、立場、だめな理由をすべてわかっているから。でもチケットを発券して一緒に行こうと言ったのは俺の心だ。これは言っておかないとね。たとえ一人で戻るとしても俺の心が折れる事はない。今日も明日もこれからずーっとあんたを愛するだろう。」ジェグクをやさしくハグするヨンウン。
辞表
自分の机を整理するヨンウン。「ヌナ。整理するならみんなで呼吸を合わせないと(チヒョン)。」「いいえ。私ひとりだけ。あなたたちはここに残ってSonoを守って。」
会長室。「辞表?いったいどういうつもりだ、」「今まで本当にありがとうございます。本当です。」「ヨンウン!」「後悔はしないのか?」「するかもしれません。ですが今やらなければもっといっぱい、もっと長く後悔しそうです。
空港へ
空港行きのタクシーに乗るヨンウン。
空港ロビー。「来たか。」「あんたに伝えておきたい事があったから。」
「一緒に行かないからといって心が足りなかったり信じられなかったりというわけじゃないわ。私ハヨンウンは今もユンジェグクという男を愛してます。」「最初は自分の愛に自信がなかった。でにあんたのおかげで人を愛する事ができるとわかったし、あんたの愛のおかげでいままで行った事がない道を歩んだし、不可能の思っていた事をやり遂げたわ。」「十分幸せだった。あふれるほどの愛を注いだわ。」
「うん。(ジェグク)」「ありがとうユンジェグクさん。私を愛してくれて。私に愛を目覚めさせてくれて。もう恐れる事なく私たちが愛しあったその力で生きていくわ。」
止まった時計
ミスクが目覚まし時計に新しい電池を入れている。動かない。他の電池を入れてみる。でも動かない。(ミスクの時間はもう先に進まないようだ。)
チミンとスホが戻ってくる。「お母さん。今日幼稚園でトイレに一人で行ったの。髪も自分で結ったと先生に話したの。」「チミン。幼稚園から戻るとお母さんはもういないかもしれないわよ。」「何故?」「母さんは疲れて眠ってしまうかもしれないから。」「私もそうする。」「だめ。100歳になったらいいわ。それまでごはんたくさん食べて大きくなってね。」「お母さん100歳じゃないじゃない。」「疲れちゃって眠たいの。ごはんをちゃんと食べてないから。だからチミンはおかずの好き嫌いしちゃだめよ。」
ベッドに横たわるスホとミスク。「ねえスホ。私あんたと一緒になってよかったわ。」「どんな事があってもお前を守るっていたのに、お前の守護神になるっていったのにすまない。」「あんた私の守護神よ。外でむしゃくしゃした事があっても癒してくれたし、ビールも飲んでくれたし、笑わせてくれた。私がいい気分の時にもっと喜んでくれた。」「一緒に行けなくてすまない。」「チミンをよろしくね。あんたにすべて背負わせてごめん。」「俺たちをよく見ててくれ。次に会う時にすぐにわかるように。」「ええ。そうしましょう。」「3日だけ悲しんで。そのあとは振り返らずに自分の人生を歩んで。」
次のシーンは葬式場面。ミスクの遺影を手に持つチミン。涙を流すチスクとヨンウン。
茨の道を選ぶ
机を整理するヨンウン。ナリ、ソンジュ、スヨン、チヒョンにそれぞれ引継ぎの指示を与えている。その姿をもどかしく見ているチスクといびり部長。「ヌナ、何故こんなにややこしいんだよ。Sonoを持って独立するしない。イエスかノーしかないだろ。なんで変数を使うんだよ。(チヒョン)」
チスクパパとのやりとり思い出します。「Sonoとではなく、私一人で独立します。」「理由は?」「やってみたいけど温めておいたデザインがあります。失敗するかもしれないし、いばらの道を自ら選ぶべきではないとも思っていました。」「いままではこれくらいやれば大丈夫と妥協していました。今思えば自信がない自分への言い訳だったように思えます。今それにトライしてみたいです。」「今なら自信あるのか?(チスクパパ)」「いいえ。相変わらず不安です。でも失敗しても前に進もうと思う勇気が湧きました。」「自由はあるがつらい道のりだぞ。(チスクパパ)」「覚悟の上です。」「わかった。理解できた。お前らしい答えだな。」
The Oneを出て一人歩くヨンウン。心の中でつぶやきます。
一人の人間に出会った。一人の人間を愛した。単に一緒にいられないだけ。その愛が道しるべとなり前に歩いていく。愛が引き継がれ永遠に続く。
今回個人的名場面はミスクの時計が止まった時でした。あらすじでは大幅にカットしましたが大して意味がないヨンウンの一人つぶやきが多すぎ。ミスクの演出は光りましたがヨンウンのつぶやき演出はだめだめに思えます。自分が作ったSonoを捨てて新しい道を進むというヨンウンの決断は私を含め多くの人々に理解しにくいです。
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