「製パン王キムタック」第5話あらすじ
大奥様の死
若奥様と室長の不倫話を盗み聞きしすべてを悟った大奥様
大奥様；汚らしい奴らめ。マジュンは誰の子だって？お前たちを絶対許さない。
マジュンは間違いなくク会長の子供である事を説明させてくださいと哀願する若奥様。
大奥様；お前は自分の口でマジュンがこやつの子供だと言ったではないか。説明などいらん。
若奥様：ここまで私を追い詰めたのはあんたではないか。いつも長男を生め、生めって。どんな手を使ってでも。だから長男を生んだのよ。旦那が他の女に子供を作らせるのは善で私は悪なのですか？
大奥様；そやつは私の孫でも息子の子供でもない。今この家から出ていけ。
これから言われた事をなんでも守りますからどうか夫にこの秘密をばらさないようにと大奥様の手を握ってはなさい若奥様。（なんやかんや言っても若奥様の旦那への愛は本物。）
すべての事は終わったとあきらめ顔の室長は若奥様の手を強引に引き大奥様から引き離したがそのはずみで大奥様は転んで石に頭をぶつけてしまい意識不明に。
必死に助けようとする若奥様を止める室長。このままにしておこう、責任はすべて自分が取るとささやく室長。
一方このシーンを見ていたもうひとりの人間がいます。マジュンです。彼は雨の中のやりとりを目撃後に会長の部屋の扉をノックして起こします。起き上がってドアの外を見ても誰もおりません。不審に思い母親の部屋を調べるといないので雨の中ひろびろとした庭を探し回ります。そして倒れている母親を発見。
病院のベッドで昏睡状態の大奥様は一瞬目を覚まし周りで見守る孫たちの中からタックの顔を探します。タックを見た瞬間『我が孫よ』とつぶやいてそのまま逝ってしまいます。死因は老齢なのに長い間雨の中に放置させたことだと医者は説明します。
葬式
この事件が大きなトラウマになったマジュンは大奥様の葬式場でげーげー吐きまくります。葬式に現れたミスンに対し長女チャギョンはタック・ミスン親子はク一族の恥なので近寄らないでと言い放ちます。若奥様もみんなの前で二人は下賤な人間たちとののしります。タックがク家でどんな扱いを受けているのかミスンは思い知ります。
葬式の帰り際に二人で歩く親子。タックはチョンサンに戻り一緒に暮らしたいとせがみます。ミスンはク家にいないと立派な大人になれないと諭し、どんな困難があろうとも正しいものが勝つと教えます。
マジュンは高熱を出して自分の部屋のベッドで寝ています。それを見守る室長と若奥様。若奥様は大奥様への罪悪感とミスンに対する嫉妬心で頭が狂いそうなので室長、マジュンと3人で何もかもすてて逃避行しようと持ち掛けます。だが室長はマジュンの将来を考え残るべきだと説得します。マジュンはウソ寝をしてその会話をきっちり聞いています。
金飾りのプレスレット
葬式後に若奥様は前庭で探し物をしています。大奥様ともみ合った際に落とした金飾りのブレスレットです。実はマジュンが現場で回収して今はマジュンの手にあるので見つける事はできません。後半最後にこのプレスレットが物語のキーアイテムになります。
ユギョンパパと室長の密約
室長がユギョンパパを訪ねて大金を渡します。『このお金で一人の女を処分してほしい。』ぶるぶる震えるユギョンパパ。実は室長はク会長とユギョンパパが殴り合った際にク会長側の人間として警察に出向いていたのでユギョンパパがタックに恨みを持っている事を知っています。二人のやりとりを見聞きしたユギョンはすぐさまタックに『母危篤ウルモク峠』の電報を送ります。
室長の狙いはミスンをユジョンパパが強姦して世間に顔向けできないような隠れ人に追い落とす事。
ク家長男クヒョンジュン
ユギョンの知らせを受け故郷に一時帰国の許可をク社長に頼むタック。ク会長は自分で調べるから安心しろといいこれからはタックという名前を捨ててクヒョンジュンという名前でク家の長男として生き、母親の事は忘れろといいます。
だがタックは『チョンサンに行きます』という書置きを残し家を出てしまいます。この事情を盗み聞きでよく知っているマジュンはタックを待ち伏せしていて出かけるタックについていきます。だめだと断ってもしつこく食い下がるマジュン。父も母もおばあさんが亡くなった時に一緒に死んだんだと投げやりです。一緒に戻るという事を条件にマジュンの同行を許可します。
一方ク家では若奥様が自分の宝石とお金が無くなったと怒鳴り散らし、タックの仕業と決めつけます。
さらにタックとマジュンが一緒に外に出て行ったと知り警察に連絡しようとしますがク会長に止められます。
タックママ襲われる
タックママは生前に家を訪ねて来た大奥様の事を回想しています。
指輪と貯金通帳を差し出す大奥様。
大奥様：この指輪は私がこの世で一番大事にしている物。お金と一緒に受けとってちょうだい。これはお前のためではなく私の罪滅ぼしでやっているんだ。これを渡せないと私の足かせは外れない。
お前の両親があんなことで亡くならなければお前をイルチュン（ク社長）の嫁にできたかもしれないのに。欲に目がくらみあんな嫁を受け入れてしまった。
そういって固辞するタックママの手に強引に指輪と通帳を握らせます。
物思いにふけっているタックママでしたが家の外で物音が聞こえたので少し緊張して見回りに出ます。すると後ろからユギョンパパが襲いかかります。タックママを目隠しして手を縛って肩に背負いながら畑の中を走るユギョンパパ。それを目撃したユギョンはタックに電報でしらせたウルモク峠のバス駅までいきそこででタックとマジュンと合流しタックママの異変を知らせます。
畑の小さな掘っ立て小屋につれこんでタックママを犯そうとするユギョンパパ。すると後ろからやくざ風の男が入ってきてユギョンパパを倒します。
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