「製パン王キムタック」第7話あらすじ
12年前
自室でタックの会長宛の手紙を見つけたク会長。
手紙にはこの家を出ていく事に対する謝罪とこれからもキムタックとして生きる決心が綴られています。
若奥様と室長は一人一人別室でお酒を飲んでいるのですがタックが出て行った事のうれしさを隠しきれない表情。
一方崖から転落したタックママは川辺で倒れていますがその指はかすかに動いています。
12年後の仁川
24歳になった青年タックの名前と風車男さがし旅はチンピラたちの中で話題になっています。
そしてある日タックに港町仁川のワンバルのところ行けばに風車男に会わせてやるというメッセージが届きます。
ワンバルは自分の縄張りを荒らし子分たちをいたぶるタックに仕返しするつもりです。彼の左腕に風車の入れ墨があります。
さっそく仁川に乗り込んだタックはワンバルと決闘。結果はタックの圧勝。
残念ながらワンバルはタックが探す風車ではありませんでしたがワンバル刑務所時代に知り合った兄貴分の手首に風車の入れ墨があり、今は仁川のパルボンベーカリーというパン屋で働いているという貴重な情報をもらいます。
パルボンベーカリーの朝
明け方に仁川のパルボンベーカリーの明かりがともされると5人のスタッフたちが続々と調理場に入り生地を練ったりパンを焼いたりしてどんどんパンを作っていきます。職人たちを取り仕切るのは大将と呼ばれる大柄な男性。この方は前回最後に港で出会ったパルボン先生の娘婿であるのと同時にク会長の弟子仲間です。仕事に精を出す職人たちですが大将はスタッフが一人いない事に気づきます。大将の娘ヤンミスン(タックママと同名の別人)です。彼女は作業スポットを離れ昨晩作った自分のケーキの味見をしています。冷蔵庫の前でミスンを発見した大将はケーキはお店の販売用でなく自分の研究用なので仕事のさぼりとみなし罰金5万ウォン(約5千円)を給料から差っ引くと言い渡します。今が味見に一番適した時間だったので仕方なかったと言い訳するミスン。もう一度やったら給料を半分に減らすと脅す大将。文句は味を見てから言ってくださいとケーキを差し出すミスン。大将の手元が狂ってケーキがぐしゃっと地面に落ちてしまいます。いじけたミスンは半泣きでお店の外に出ていきますがそこで悲鳴を上げます。
お店の階段にタックが血だらけで横たわっています。
ク家の人々
ソウルのコソン食品ビルのロビーで1週間後に予定されるコソン創立パーティーの打ち合わせをするク会長と長女のチャギョン、今はコソン食品の広報部長です。ク会長の古い友人のキム国会議員が最近政府ににらまれているので招待するのを控えたほうがいいとアドバイスするチャギョンに対し会社に政治や政治的駆け引きを持ち込むなとたしなめるク会長。会社の事務室に入ると2か月海外旅行に出かけ帰国した若奥様が座っています。旅行中東京に立ち寄ってパン作り学習留学しているマジュンに会ったと報告します。ク会長はあいかわらず妻につめたく必要最低限の返答しかしません。2か月ぶりの帰国なのに妻の目を見て話す時間が1分もないのかと夫をなじる若奥様。マジュンはと言いますと実は日本にいません。マジュンに会ったというのは嘘の報告です。居場所は誰も知りませんが日本を離れるという電話を室長にいれています。
パルボンベーカリーに現れたマジュン
マジュンが日本からパルボン先生とやりとりした手紙を持ってパルボンベーカリーを訪れ弟子入りを志願しています。そこではクマジュンではなくソテジョという偽名で登録。大人のマジュンを演じたイケメン俳優チュウォンはこの作品でブレイクし今では視聴率を稼げる男として韓国で有名です。
行き倒れで意識を失っていたタックはパルボンベーカリーの社宅に運ばれミスンの看病を受けています。目を覚ましたタックは全然しらない部屋に運ばれた事、寝ている間にパンツ1枚まで服を脱がされていた事に腹を立てミスンを怒鳴り散らします。ミスンは意識不明だからここに運んだ事、衣服があまりにも汚かったので洗濯した事を伝え、文句を言う前に感謝の意を表すのが先だとしかります。しかしタックはそんなこと頼んだ覚えはないと開き直ります。(大人のタックはすこし身勝手でわがままです。)
風車の男
タックが自分の服をさがしているとパンの匂いに気づきます。窓から外を見るとパルボンベーカリーがありました。そして粉袋を運ぶ風車の入れ墨をした男を発見。急いで服を着てお店に向かう途中マジュンとぶつかります。お互いだれか知りません。店内に突入し職人ひとりを捕まえて手首をチェック。2人目の男をチェックしようとすると怪力の大将に何度もぶん投げられて店外につまみ出されます。そんな男はここにいないと言い張る大将と自分の目でしっかり見たと一歩も退かないタック。
なすすべのないタックはお店の前で正座デモを実行し、お店の中に入れてもらえるよう嘆願します。
パルボンベーカリーにいる風車男はタックが探している男です。タックの姿を見て心を痛め彼の元へ行こうとしますが大将に止められます。
大将:お前は仮釈放の身だ。今トラブルに巻き込まれたらすべて台無しになるかもしれない。
風車:でもあいつは12年も母親を探し続けています。
『お前には面倒を見なければならない妹もいる』という大将の言葉で踏みとどまります。
ク家の騒動
旅行から家に戻った若奥様は次女に大学で遊びすぎだと文句をいい、長女に働きすぎだと苦言を呈します。
コソン食品に投資してくれる青年実業家がいてその人と長女とのお見合いの日程をセッティングしたと伝えますが長女にきっぱり断られます。政略結婚だのお母さん式の生き方はまっぴらごめんだと言われてしまいます。
一方資料提出のため取り寄せたク家戸籍謄本にクヒョンジュンという知らない名前が載っていると爆弾発言。
隠し子かと疑いすかさずク会長のもとへ確認に行くとタックだと知らされます。
私と全面戦争するつもり?という脅しにそっちがその気ならこっちも最後まで戦うとひるまないク会長。(第3話でもしタックを戸籍にいれるのであればライバル会社に自分の持ち株すべてを売り渡すと若奥様がク会長を脅した経緯があります。)
パルボン先生との再会
マジュンがお店の中に入っていきます。この日はパルボンベーカリーの入社試験。これに合格すれば晴れて弟子になれます。
タックは昨日に引き続きお店にいれてもらえるよう店頭正座デモを続けています。太陽の下もうろうとするタックに日傘を差してあげる老人が出現。パルボン先生です。
何をしているかという問いに母親探しをしていてそのカギを握る風車入れ墨の人間がこの中にいるので絶対この中に入らなければならないと答えるタック。
目の前の青年が10数年前に港で出会った面白い坊主である事に気づきます。
過去12年間母親探しをしてきたタックにとって1日、2日、1か月や2か月は時間じゃないと告げお店に入れてもらえるまで正座し続けると宣言します。
お店に簡単に入れる方法が二つあるとアドバイスするパルボン先生。客としてパンを買いに入る方法と弟子としてパン作りを学びに入る方法。
パルボン先生の荷物を担いでパルボン先生とお店の中に入るタック。
パルボン先生:荷物運びの対価としてこの子に本日行われる入社試験に参加させると約束した。スタート時間は本日夜8時。
パルボンパンスタッフたちはあれこれ言って考えを改めるよう迫ったが『もう決めた事じゃ!』と一括される。
ク会長のタック探し
やくざ風の案内係と大きな倉庫の中に入るク会長。
倉庫中央に仁川のワンバルとその子分たちがいます。
ク会長:あんたは我が息子キムタックを知っているのか?
ワンバル:あのくそ野郎の事ですか?
コメント