名場面で振り返る「今、別れの途中です」OST Part8
「今、別れの途中です」第8話あらすじと感想
パリの仕事
フランスファッション業界大手DPHPがドフンのPRビジョンと仕事をしたいと言ってきました。もちろんジェグク目当てです。すでに関係者が韓国に来ている。スケジュール表をチェックするジェグク。「パリ10日間は長い。調整してくれよ。」だめだと拒否するドフン。DPHPとのコラボはPRビジョンの社運がかかっている。相手の機嫌をそこねたくない。
「期間は1週間にしよう。鼻っ柱が強いほど興味を引くんだ。それがパリ流だよ。」「勘弁してくれよぉ、ジェグク。。。」
そこにDPHPの役員たちが入ってくる。若いイケメンでデザイナー出身。
SONO撤退
DPHP役員がソウル入りしているという情報をキャッチしたシンユジョン。なんとかコンタクトを取るようにと部下に指示を出します。
「それとヒルズ百貨店にある国内ブランド服はすべて撤去しなさい。商売にならないから。」「ノティエやマルディ、Sonoなどいくつか売れ筋もありますが。。。」「すべて撤退よ。」
The Oneでもヒルズ撤退のニュースで大騒ぎ。ヨンウンは不当な処置だと会長に言いますが、そんな恨み言を言う時間があるならもっと現実的な解決案を持ってこいと告げます。
役員会議がおわりファン会長とヨンウン二人で話します。「本当にSonoを無くすつもりですか?」「私は経営者だ。痛んでいる所があれば修復するし、時には切り取る事もある。」「ヒルズとの契約は今月末までだったな。Sonoを助けたかったらそれまで何とかしてみろ。」
申し訳ありません
ユンスワンの墓前で泣きながら暮石をみがくジェグクママ。ジェグクとのやりとりを思い出します。
「彼女はその事知っているの?」「あぁ。最初は知らなかった。僕が一方的に好きになった。そしてあとになって兄さんの事がわかった。彼女はだめだっていったんだ。だが僕がすがりついた。僕は彼女じゃないとだめなんだ。申し訳ありません。」「あなた、申し訳ありませんの一言ですむ話じゃないでしょ。」「申し訳ありません。」
旧友
ジェグクはDPHPの役員に仕事の条件として世界のトップヘアーメイクとスタイリスト、スーパーモデルを要求します。そして撮影場所にオルセー美術館を指定。DPHPのスタッフたちはあきれ顔。ドフンは心配で泣きそうになっている。それから仕事拘束時間は1週間とする。「10日は長い。」
「むかつく奴だな。」「知ってる。」「いいだろう。契約書にサインしよう。」
契約がおわりエレベーター前で話をするジェグクとDPHPアレキサンドラ。
「あいかわらずやりすぎだぞ、お前。」「お前こそDPHPのマーケティングディレクターとはずいぶん大物になったな。」
「なぜパリに戻らない。女でもできたのか?」「あぁ。」「覚えてるか?俺が15ユーロで出した写真をお前が20ユーロにふっかけた事。それを買った女が今ここにいる。」
感情から出ている
ユジョンにSono撤退令を再考するよう頼みにヒルズ百貨店を訪ねるヨンウン。「世の中にはね、絶対超えられない現実的限界というものがあるの。(ユジョン)」「だから無駄な事はやめたほうがいいわ。決定が覆される事はないから。」
「個人的な感情で下した決断とは思えませんが。。。」「いいえ。個人的感情からでているの。」
株でいくら損した?
ネットで抗ガン治療の記事を読みあさるミスク。医者からは抗ガン治療を始めれば出血、嘔吐、脱毛などの症状が現れると言われます。
この頃爆買いするミスクに怒りが爆発するスホ。「いったいどうしてしまったんだ?」「まさか株で損した腹いせか?」「いくら損した。30万円、50万円?まさか100万円じゃないだろうな。だから手を出すなって言ったのに。」「そう思いたいのならそう思ってれば。(ミスク)」子供部屋に入って寝ている7歳の娘の前で号泣します。
ゴルフ接待
ヨンウンはいびり部長と一緒にヒルズ副社長のゴルフ接待に出かけます。ナイスショットとほめまくるいびり。仕事の話は一切しません。2次会のレストランの個室。副社長は何気にヨンウンの手を握ります。お開きのあと副社長は二人で3次会に行こうと持ち掛けます。断るヨンウン。「切羽詰まってる状況じゃないのかな?」「はい。人生で今ほど切実な時はないです。だから10分のブリーフィングをするために1日待っていましたし、手も握られました。副社長と二人きりでこの車に乗るか乗らないかも死ぬほど悩みました。三次会はブリーフィングではないですね。二人きりでなにされるつもりですか?わたしの切迫した心を利用してホテルに連れて行こうとしてるのでは?でも私はできません。この状況でそれはみっともないです。」「貴様私を誰だと思ってる?」「シンユジョンをけん制するために財閥が送りこんだお目付け役。でもいくら偉ぶっても副社長らしく、上品にやりましょうよ。」そこにミスクから電話。立ち去るヨンウン。
ミスク倒れる
すぐに折り返しでミスクに電話しますが電話の途中にミスクが倒れる音。ミスク家に直行。救急隊員を連れてロックされた鍵をぶち壊し中に侵入。昏睡状態のミスクを発見します。病院のベッドで横たわるミスク。すべてばれてしまった。不倫相手との旅行先から急遽もどったスホ。ミスクのベッドの前で号泣します。「妻の大病に気づかなかったなんて。。。」
最後にサプライズ
ゴルフ接待、枕営業の強要、親友のノックダウン。つらい事、悲しい事がありすぎて心が折れそうなヨンウン。ひとりで受話器に向かって話しかけます。大変な一日。手も握られて。会社勤めだからしょうがないと割り切って。親友が病気で苦しんでいる事を知った。ちっぽけな事で悩んでいた自分自身にすごく腹がたったの。
ブルーな気分で夜の公園を歩くヨンウンに「もっと早く歩こうよ」と声がかかります。パリから戻ったニット帽のジェグクが現れます。「イカレタ奴と文句を言われながらろくに飲み食いもせずに1週間の日程を3日に短縮して戻って来た甲斐があった。」まっすぐジェグクに突き進んで抱きしめます。「会いたかった。」「俺もだ。」
抗ガン治療を拒否
ベッドで寝ているミスクはヨンウンとの会話を思い出します。
「抗がん治療を受けようよ。」「娘はまだ7歳。水を持ってこいだのあれこれこき使いたくないの。気力不足で髪を結ってあげる事もできないし、靴下も履かせられない。『母さんは何故いつも病んでるの?』『母さんうっとおしい。』『母さんなんて大嫌い。』ねえヨンウン。私娘とそういうふうに別れたくないの。」「抗ガン治療を受けようよ。髪は私がやるし、幼稚園の送り迎えも代わりにするから。一日でもちゃんと生きようよ。やりたい事全部やって。」「希望を持たせるような事言わないでよ。お医者さんがね、もうだめなんだって。治る見込みないんだって。。。」
「彼女特典」使っていい?
自分のマンションに飾られているジェグクの写真を見つめるヨンウン。ジェグクが近寄ってくる。ニット帽はそのまま。「あの道の先にはなにがあるんだろう?」「希望?それとも何もない虚無の果て?」「たぶん俺がいるよ。」「お前がどの道を行こうがその道の向こうには俺がいるはずだから。俺は避けないよ。どんな事があろうとも。」
「ねえ、私『彼女特典』1回だけつかっていい?」
Sonoの生みの親
病院で妻の出産を心配する亭主のように部屋の前でそわそわするジェグク。「お前の親友だろ。うまくやってくれるよ。(ドフン)」「いや、関係ない。ビジネスでは冷血漢だ。」
「ミスターJの紹介だから会うがそれとビジネスは別個の問題だ。説得できる作品を見せたまえ。(DPHPアレキサンドラ)」
ヨンウンはヘリンが出演したSono新作品ファッションショーのビデオを見せます。
「Sono?面白いね。」「ミラクルストーリーを聞かせてあげよう。アシスタントフォトグラファーをしていた男がいてね。」「ファッションデザイナー志望の人のポートフォリオにSonoって言葉を残したんだ。そして『君の熱意がエコーになってこだまする事を願う』と書き添えた。」「今その男は有名なフォトグラファーになった。」「そしてその時のファッションデザイナー志望性とも今日ここで出会う事になった。」
「どうだった?(ジェグク)」Sonoの生みの親がジェグクだと知り感動してしばらく言葉が出ないヨンウン。「あの野郎。手加減してくれってあれほど頼んでおいたのに。」アレキサンドラに怒鳴り込みに行くジェグク。「待って!」
「ラファエル百貨店で2か月。売上を見て正式契約するかどうか決めるそうよ。」
強奪キス
ラファエル出店作戦会議で居酒屋に集まったヨンウン、ジェグク、ドフン、チスク。4人でパリに行く気満々です。
家まで強引にドフンを見送らせるチスク。現在お気に入りのジェグクがヨンウンに入れ込んでいる事が気に入らない会長にヨンウンに対する怒りを鎮めさせようとチスクがドフンを好きなように見せかけます。「いい。これはビジネスだからね。目をつぶってて。」ピンポーン!玄関の監視カメラを見るチスクパパ。するとチスクが強引にドフンの唇を奪っている光景が目に入ってくる。
チスクの部屋に入るチスクパパ。「お前玄関の前で何やっとる!恥をかかせおって!」「好きなんだからしょうがないでしょ。人の目なんか気にしないわ。」「あの男とすぐに別れろ!」「世の中に韓国程恋愛に他人が口を出す国はないわね。」「他人とはなんだ、お前の父親だろ、馬鹿者。」「いずれにせよ第三者でしょ。」「ところでいい加減ヨンウンを追い詰めるのやめてよ。あの二人互いに惹かれ合ったんだからしょうがないじゃない。ヨンウンが彼を私から奪ったんじゃないんだから。私がお見合いのピンチヒッターにさせてから始まったの。彼女のせいじゃないから許してやって。」
一方ベッドで横たわるドフンはチスクにセクハラされたにもかかわらず唇を愛おしそうに撫でてニヤニヤしています。
追い風
新聞紙上は韓国発のパリファッション業界進出で大騒ぎ。ネット上ではSonoの在庫がないので欲しくても手に入らないというコメントが続々。Sonoの賃貸コーナーの家賃を安くするとオファーするデパートも現れます。
ヒルズに乗り込むヨンウン。「契約延長破棄の件ですが、ヒルズ側では何もしないでください。こちらでヒルズとの契約延長をお断りしますから。(ヨンウン)」「ジェグクの助力でラファエルで服を売れるようになったと聞いたけどどれくらい続くかしら?1か月は持ちこたえると思うけど。(ユジョン)」「1回でうまくいくとは思ってません。何回でもうまく行くまでチャレンジします。」「思ってたより無謀な人だったのね。」「そうかもしれません。恋に落ちて自分の夢、未来を投げだした事もあります。だからどれほど愚かで無謀だったのかよくわかります。でもこのような選択をするのはユンジェグクさんに真剣だからです。でも無謀で愚かになった今の自分が好きです。」
公序良俗違反キス
ヒルズ百貨店1階でヨンウンを待つジェグク。アレクサンドラを空港で見送る時の事を思い出します。
「ありがとう。」「いや、気に入った。シンプルな所がいい。お前とたとえ別れたとしても彼女とは仕事をしていくから。世の中の物をすべて手に入れやがって。」握手をして別れる二人。
ジェグクの心のつぶやき。
俺は今まで何も持った事がない。生まれた時には父親がいなかった。母親は2歳の時にいなくなった。俺は誰にもうらやましがられるような人生を歩んでない。
ヨンウンが近づいてきてデパートのど真ん中でジェグクにキスします。(下記You Tube2分16秒くらいからの映像を参照)
「あなたのおかげよ。」「いや。俺は関係ない。デザインがよかったって言ってた。」「よくやった。」
来るべき電話
スワンの部屋で憂鬱な顔のジェグクママ。スマホを片手に持ちます。
オフィスに到着したヨンウン。電話を受け取ります。
「もしもし。」「私はスワンの母親よ。私たち会えない?」「スワンさんのお母さまならお会いする理由がございません。」「でもユンジェグクさんのお母さまならお会いいたします。」
「今別れの途中です」の各話視聴率は7~8%。悪い数字ではないですが第一話を19歳以下視聴禁止にしてソンヘギョのベッドシーンを出して話題性を作ったわりにはいまいちです。変なところも見当たらないですし、何か作品に惹きつけられる物があります。チャンギヨンもかっこいいですし、ミスクとチスクとの友情も泣かせます。ソンヘギョの商品価値が落ちたのかな、それともラブコメ路線じゃないからなのかな。全体的に落ち着いているラブロマンスは今は流行ではないのかもしれません。ですが個人的には面白い作品です。
別れる途中がもう一名。スヨンママもスヨンと決別できてないですね。親だからしかたないですが。でもせめて自分はジェグクママと自己紹介すべきでしたね。The Oneの会長は仕事と感情を区分できない2流の男でした。
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