「悪魔判事」8回目のあらすじ(ネタばれ)
※各サブタイトルはこのブログ独自の物です。
ヨハンが財団幹部を嫌う理由
ヨハンは事務室にやってきたヨハンに兄夫婦を死に追いやった火事場での財団幹部たちの身勝手な行動は人間の生存本能によるものなので許せるとしますが火事のやけどで入院している自分を見舞った時の彼らの偽善行為は見過ごす事はできないと言います。子供夫婦を失ったような悲しみだの、助けようとしたがどうにもならかっただの、兄夫婦の夢を引き継ごうだの。ヨハンは彼らは今も何も変わっていないとし、世の中に存在する悪魔は目的のために人の不幸を利用する人間たちだと規定します。
ソ理事長の遺言
テレビではソ理事長の「遺言」が放映されている。「すべては私の不徳の致すところなり。。。部下にまかせすぎて。。。部下を信頼しすぎて。。。」
この「遺言」はソ理事長がチョンソナをいけにえにするために作成したビデオ声明でチョンソナを糾弾する部分が含まれていますがチョンソナが不利な部分はすべてカット編集して前後のつじつまを合わせて発表しました。
財団のお金を「横領」したひとたち
ソ理事長を殺害する前に財団幹部たちの前で何故自分ではなくソ理事長がいけにえになるべきか説明するソナ。ソ理事長は大衆から尊敬を受ける人間でその発言には重みがあると。そしてその言葉が「遺言」であるのならば世論をだまらせるのに十分だとしてソ理事の殺人をほのめかします。
記者会見でソ理事長は部下の不正を自分の罪ととらえ自らその尊い命を絶つ選択をなされたと涙で訴えるソナ。
一方大統領はヨハンに財団不正の資料を渡してくれた内部会計告発者たちが募金を横領したものたちだと罪をなすりつけ現在彼らは行方不明だが必ず見つけ出して捕まえると記者会見でいいます。また彼らは過激派組織に属し横領したお金のほとんどは韓国に混乱をもたらす外国人勢力の手に渡っているとし、これからは国内の秩序を守るため一層努力すると宣言します。
ガオンはヨハンに内部告発者たちの資料を発表すべきだと迫りますがソ理事長に世論の同情が集まっている今は適切な時期ではないとします。
ヨハン、ソナの首を絞める
街角では公権力が通行人の身分証明をつぎつぎチェックしていきます。大統領の演説以降生活の締め付けが度が過ぎるほど強化され、街は異様な雰囲気です。
ミンジョンホ最高裁判事(ゴウンの育ての親、ゴウンにヨハンをスパイさせた人)は最高裁長官に行政の取り締まりは異常だと責め立て今こそ司法が前に立って人権を守もるべきだとしますが大統領派の最高裁長官は取り合いません。
ヨハンの事務室に一人はいってくるソナ。「こんにちは。若様。私はこんどライブ法廷の特別支援委員会の委員長に任命されましたのでよろしくね♥」財団だけでは物足りなくて今度はライブ法廷の乗っ取りかと皮肉るヨハン。どんなにもがこうとソナは昔と何もかわらないお腹をすかせたコソ泥だと蔑みます。ソナはそうやって自分を傷つけるほどヨハンをひっかいて、噛みついて、めちゃめちゃにしたい欲望にかられると言います。ヨハンはソナが自分の事をまだよくわかってないといい自分は女でも手加減しないと脅します。「私の事が好きか?」というヨハンの問いに「うん」と答えるソナ。ヨハンは彼女の首をつかんで思いっきり締め、これでも好きかと聞き苦しみながらもソナは「うん」と答えます。そこにガオンが入ってきてヨハンを止めます。手を引っ込める際にソナのネックレスに付属する針のような凶器を抜き取ってポケットにしまうヨハン。なんでもないから騒がないでとガオンに言い残して部屋を出るソナ。
ソナは廊下でオ陪審判事とすれ違い、「今度個別で会いましょう」と誘います。一方オ陪審判事はヨハンの事務所に入り世間が大騒ぎしていてその出所はライブ法廷なのにいつもヨハンとガオン二人だけで事を進めて自分を除外していると文句をいいます。「最初会った時は自分は隣にいてお手伝いできるだけで光栄だと言っていたのに君は変わったな」とヨハンはいいます。
のちほどソナはオ判事をカフェに呼び出しその美貌でヨハンのバックコーラス的なお飾りをするのはもったいないといいもっとクローズアップされるべきだとほめまくります。そして将来ヨハンを降ろさせ新しい裁判長を立てるといい、真珠の高級ネックレスをプレゼントします。
チャ長官をターゲットにする理由
ソ理事長の突然の死、横領したとする過激派組織メンバーなど事前に何の情報も与えられず仲間外れにされ憤るチャギョンヒ法務長官。今まで大統領の個人調査に付けている人間たちを半分に減らし残り半分でチョンソナ理事長を調べるよう秘書に命じます。
ヨハンの豪邸に戻ったヨハンとガオン。コーヒーを飲みながらチャギョンヒ法務長官をターゲットにする理由は恨みや怒りからですかと問うガオンにヨハンは一瞬チャ長官が火事の際にエリアを踏みつけた場面を思い出しながらもそんな単純ではないと答えます。権力者たちが一つに団結するとなかなか勝てないので権力者たちの中で一番強いチャ長官をターゲットにして追い詰めて内部分裂を起こさせるのが賢い戦い方だと説明します。チャ長官が一番手ごわい理由は彼女が全員の弱みを握っているからだとし、彼女を執拗に追い詰めて最終取引に持ち込むのが狙いだとします。
続けてガオンはトヨンジュンを誰が入れ替えたのか、何の目的かと聞き、ヨハンはトヨンジュンは政治犯などの特別犯ではないのでお金が関係している可能性が高いと答えます。
エリアの外出
仲良しになったスヒョンをショッピングに誘ったエリア。あれこれ高いバッグを選んで一つはスヒョンにあげようとしますが、スヒョンは断り「もっといいとこに行こう」とガオンの家の屋上に連れて行きコーヒーとアイスクリームを楽しみます。
すきなんでしょ、ガオンの事。。。
嫌いと言えば嘘になるわね。いままで5回告白したの。全部ふられたけど。
泣き顔を見たの。告白以外他に何もできなくて。
だから今まで彼が泣いたのを5回見たわ。
腹を決めろ
ガオンの家を訪ねて来たミンジョンホ最高裁判事。最近の国の様子はより過激になっており最高裁長官が軍人や元帥に見えると愚痴るミン判事。最近警察に実弾を装着する命令が下り警察の暴力もどんどんエスカレートしていると指摘するスヒョン。
ミン判事は最近の騒動の元となっているライブ法廷を瓦解させるつもりなので内部資料を集め告発者側からの証言をしてほしいとガオンに頼みます。
4人の仲間
ヨハンはガオンを強引に外に連れ出します。水族館並みのどでかい水槽がある地下室で待っていたのはチャ長官にはめられて自殺した若き政治家の息子と思われる青年。私の事尾行していましたねとあざ笑うガオンにそっちこそヨハン裁判長を尾けていたではないかとやりかえす若者。
次にやってきたのはJUケミカル会長のコ弁護士(愛の不時着のセリの小さいお兄ちゃん)とイヨンミン裁判の時に一番最初に駐車場で殴られたと証言した若い女性。
あの裁判は八百長の出来レースではないですかとなじるガオンに滑り出しは作られたものだが実際に被害を受けた人たちの勇気がなければ成立しなかったとし、彼らは被害者の勇気を後押ししたに過ぎないといいます。
最後にやってきた4人目はスヒョンの刑事チームのチーム長。スヒョンのヨハン調査申請をことごとく却下してきた人。
結局は金で動くのかというガオンのあざけりにそうではないと答えるヨハン。コ弁護士はJUケミカル事件で娘を失ったとの事。依頼人を裏切ったのでけじめはいずれつけるがヨハンが遂行する問題解決が先と言います。役者を目指している若い女性はイヨンミン証言は嘘だが若い医大生にレイプされた過去があるといいます。婦女暴行犯への判決は「有望な未来が待っている」という事で執行猶予。自分の将来は大切じゃないのかと愚痴ります。刑事の姉は手抜き工事で崩壊した百貨店の下敷きになって死亡したが経営者側に非常に有利な判決が下っています。
決別宣言
ガオンは検事の友達から入手した資料でトヨンジュンが収監された時期、刑務所と警察のコンピューターシステムが大幅に変更された時期、チャギョンヒ法務長官が就任した時期、チャギョンヒ長官の旦那さんのビジネスが倒産しかけていた時期がすべて同じだという事を突き止めます。
ヨハンの事務室でガオンはそれらをだいぶ前から知っているはずなのに何故教えずに偽のトヨンジュンが収監される刑務所に連れて行ったと責めます。「最初からそれを言ってしまえば私の事を信用しないだろうと思って自分でつきとめられるように仕向けた」と答えるヨハン。「君に味方になってほしい。」
ガオンはテラスのある大衆食堂に父親代わりであるミン判事を呼び出します。大統領のやり方や司法のやり方は間違っていると文句を言うミン判事にガオンは先輩たちがきちんと仕事をしなかったからこうなったのだととがめます。「私はゲームに勝つ方に着きます」と決別宣言をしその場を去ります。
暴れる暴漢たち
大統領は演説で警察だけでなく市民たちの手で国を守らなければならないと暴力主義をほのめかします。
街のストリートでは外国人労働者たちが賃金の支払いなどを求めて集会を開いております。そこに数台の車でかけつけた暴漢十数名が角材や鉄パイプで彼らをめった打ちします。大統領の治安強化以降このような事件があちこちで頻繁に起こっていてその場面は暴漢たちの手によりネットでオンエアーされます。そして彼らの暴力は外国人だけでなく強引に濡れ衣を着せられた一般市民にも及びます。
そこに通りかかったのがスヒョンの車。助手席には一緒に買い物に行ったエリアが座っています。「車から絶対出ないでね」とエリアに告げ暴漢たちに立ち向かうスヒョン。「武器を捨てなさい!」
メインキャスト&スタッフ
国民投票審判によるライブ法廷の最高裁裁判長をつとめるカンヨハン。法廷に出る時なぜか中世ヨーロッパ人のような恰好をしている。なぜタイトルが悪魔判事なのかは序盤では不明。悪魔的な人間なのか、あるいは悪魔バスターなのか。演ずるのはチソン。
社会的責任財団の常任理事であるチョンソナ(キムミンジョン) 。ヨハンとは小さい頃からの知り合い。ヨハンに歪んだ愛情を注いでいる。
左は の部下判事のキム ガオン 。演ずるのはアイドルグループGOT7ボーカル担当のチンヨン 。彼の成長する姿が見れそうです。右は ガオンの幼馴染で女性刑事ユンスヒョン(パクキュヨン) 。ガオンに片思い。
演出は「以上、それ以上」でヒューストン国際映画祭ドラマ部門銀賞を受賞したチョジョンギュなど、脚本は判事であり、作家のムンユソク。
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