「警察授業」第9話あらすじ
記者とのやりとり
警察署の前でドクマンを待っていたのはテレビ記者。警察大学の試験流出事件を最初に報道した人です。
「狙い通りですね」と彼はドクマンに話しかけます。ドクマンは自分が自供すればチョルチンが良心の呵責を感じ名乗り出ると踏んでいました。そしてその事を留置場を訪ねて来たこの記者にちらっと匂わせてしまったのです。
自分の濡れ衣は晴れたものの愛する元パートナーチョルチンが捕まったので喜べない状況。はしゃいでいる記者にむかっ腹をたてます。そんなゴシップばかり追わないでこの事件の本質は何か、背後に何が潜んでいるのか記者なら記者らしくきちんと調べてみろと吐き捨てて去ります。
この記者に試験問題流出情報を提供したのはパクミンギュ。彼はガンヒに振られた事でどんどんおかしくなってます。
脅迫
取調室にいるチョルチン。捜査官は「送金確認」というメールをスマホで確認します。すべてを明らかにするとしてチョルチンはソウル第一刑事課の人を呼んできてくれと頼みますが薄笑いを浮かべた取締官はチョルチンの母親と妹の写真が添付されているメールを見せます。家族を守りたいのなら口をつぐんでろと脅します。
闇賭博組織はすでに不正関連のディスクや資料をチョルチンの家に運び込み警察を呼んで彼が不正賭博サイト運営者だという「証拠」を警察に見せつけます。どんどん深みにはまっていくチョルチン。
背負い投げ
柔道着を着たソノはチョルチンの事で落ち込んでいるドクマンを道場に誘います。今は落ち込んでいる場合ではなく一刻も早くチョルチンさんにバーナー電話をかけた人間をさがさないといけないじゃないですかとドクマンに訴えるソノ。
ドクマンは何故ソノがそんなにむきになっているのかと聞き、自分がやらかしたヘマ(ハッキング)でドクマン教官の計画をおじゃんにしてしまった事と、ガンヒの母親の濡れ衣を晴らしたいからだとソノはいいます。
オガンヒの母親は借金の肩代わりに口座を貸してやったから事件に巻き込まれたんだとドクマンは言います。その事を前から知っていたドンマンに驚くソノ。
ではいつから捜査を再開するんですかとドクマンの腕を掴むとドクマンはソノを背負い投げします。
「刑事にとって実践で一番役にたつのは背負い投げだ。まずはこれを身に着けてから俺のもとにやってこい。俺一人投げれないでどうやって犯人を捕まえられるんだ」と話すドクマン。
その日から柔道着を着た思い人形をぶん投げるソノの特訓が始まります。
もう逃げない
運動場のベンチに座るソノとガンヒ。ソノはガンヒに自分とドクマン教官が追っている闇賭博事件がガンヒの母親に着せられた濡れ衣と関係があり、その事を自分もドクマン教官も把握していると話してガンヒを驚かせます。
ドクマン教官は仕事だからわかるが何故ソノがかかわっているのか聞くガンヒ。ソノは自分のやらかした事でドクマンが闇組織を一網打尽にする機会をつぶしてしまったからだと言います。「最初はそれがきっかけだったんだけど今は逃げたくないから」だと話すソノ。「いくら怖くても苦しくても避けない。となりにいる人間でも躊躇せず捕まえる。それが警察官として大切な人を守る事だとわかったんだ。」
電気代の不思議
3キロ圏内で疑惑が残っているのはコ教授のみ。ドクマンはコ教授の店に行きますが休業。郵便ポストをチェックすると電気代の請求書が入っていて約15万円請求されています。おかしいと思うドクマン。
私も仲間に入れて
ソノの話を聞いてガンヒママが収監される刑務所に行くガンヒ。ガンヒママが賭博運営に関わっていないか直接確認するためです。ガンヒママは関わっていないと断言します。
道場で背負い投げの練習をしているソノのとこにガンヒがやってきます。「わたしも捜査に入れて。ドクマン教官には私が直接話すから。」すごく危ない仕事なのでやめてくれとソノは頼みますがガンヒは聞き入れません。「私が一番恐れているのは自分が逃げ出す事。だから奴らを捕まえてお母さんを救出しないと。」
「それともう一つ。私あなたの事好きだから。逃げる事はやめたの。」
唖然とするソノ。何かいいなさいよとガンヒが言うとソノはいきなりガンヒをハグします。
ドクマンが恐れる事
この日は教官たちの宴会日。最後まで残ったのはドクマンと新入生面接官だったクォンヒョクピルとチェヒス。クォン教官はすでに潰れている。
「教官やめて刑事になるつもり?」と聞くチェヒス 。
「最初はウンジ(ドクマンの婚約者)の仇討ちで始めた事なんだけどチョルチンがやられ、そして今は横にいる奴(ソノ)もやられるかもしれない。だれかケガしたり死ぬのがいやなんだ。だから刑事だけやろうと思ってる。」
急に起き上がって「教官を続けろ。警察刑事はお前ひとりじゃない」というクォン長官。前までは対立していましたがこの頃ちょっと友好的です。
のちほどドクマンは野外運動場にソノを呼んで20歳なんだからもう少し青春をエンジョイしろと話します。恋もして、夏休みを楽しんで、遊びに出かけて。ドクマンについて行くと言ってきかないソノ。
商業用電力
ドクマンが属していた刑事課の後輩チュ刑事(コンピューターに詳しい)かチェ教授の電気代を調べた所一般用でなく商業用電力を使っていると電話で報告する。商業用は一般家庭用より基本料金が割高なので電力をたくさん使うインターネットカフェなどが選ぶサービスだとチュ刑事は付け加える。
チェ教授の居酒屋に夜間侵入してごみ袋を大学に持ち帰るドクマン。びりびりに破かれた紙をひとつひとつパズルのように埋めていくとドクマンとソノのバーナー電話の調査に関する会話がタイプされた報告レポートだった。「てめえだったのか。コ教授。くそ野郎。」
一方ソノがノートブックで作業をしていると「プログラム進行中」という通知が入る。誰かがバーナー電話を今使っている。位置を追跡するソノ。
辞表
ドクマンは警察大学の辞表を書いている。教官の職業は悪くないが自分はむしろ学生たちからいろいろ学んでる。自分より頭のいい奴らに教えるより自分より頭のよくない悪い奴らを捕まるのがいいので教官ではなく刑事に戻りますと書き綴っています。
ダッシュでドクマンの部屋に向かうソノ。だがドクマンはもういない
「警察授業」第9話 感想
ソノが一生懸命背負い投げを練習する姿がかわいいです。やっとの事で結ばれたソノとガンヒ。これからはパクミンギュの子供じみた干渉が予想されます。試験流出を密告したのは自分だとガンヒに告げガンヒが振り向いてくれなければこれからも変な事をどんどんやると告げます。イケメン、まじめ、明晰な頭脳、裕福な家庭。なんでも揃っているのにもったいないですね。
大学をやめたドクマン。これから新展開です。
第9話のMVP俳優はチョルチンを調べる担当捜査官だと思います。いやらしくて不気味な男。見ていて背筋が凍るほど演技がうまかったです。
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