「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」のあらすじ
あらすじ おぼれている子供を助けようと川に飛び込んだヒロインはそのまま1,100年前の高麗という国にタイムスリップ。ワープした場所は高麗初代皇帝ワンゴンの王子たちの露天風呂場だった。最初は変態あつかいされるがヒロインだが彼女の持つ新しい考え方が王子たちの心に影響を与えていきます。
「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」の見所
見所「萌ゆる8人の皇子」というタイトルの響きどおり前半は青春恋愛物の時代劇バージョンのような雰囲気で進みますが、後半は仲睦まじかった王子たちの皇帝の座を巡る血なまぐさい骨肉の争いが中心になります。切なさとシリアス要素が強いドラマなので胸キュンを期待される方は注意が必要です。
ヒロインは架空の人物ですが8人の王子は実在の人物でストーリーは史実文献をベースににしております。ヒロインを演ずるのはIU、王子を演ずるのはイジュンギ、カンハヌル、ホンジョンホン、ナムジュヒョク、ペクヒョン、チス、キムサノ、ユンソヌのイケメン8人です。
一番の見所はイジュンギの演技でしょう。恋人としての気づかいと男らしさ、皇帝の孤立感、苦悩、狂気、嫉妬心を見事に演じます。イジュンギが醸し出す男の色気がすごいです。
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「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」を2倍楽しむ情報
高麗という国(918-1392)
- 韓国の英語表記Koreaは高麗から来ている。
- 朝鮮半島に存在した高句麗、百済、新羅という国家は新羅によって668年に統一されたが再分裂。大将軍ワンゴンが918年に再統一して建国したのが高麗。
- 高麗磁器が有名。
- 首都は現在北朝鮮の国境地帯にある開城。朝鮮人参と松茸がよく取れる街。
- 1392年に大将軍イソンゲが滅ぼし李王朝を建国するまで約400年続く。
大ヒットにならなかった要因
2016年に地上波で放映された「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」の平均視聴率は7.59%、最高視聴率は11.3%。興行的にはヒット作とまでは言えないとされました。ウェブ情報サイトは一番の要因としてIUの演技力不足を指摘しております。大衆文化評論家キムヒョンシクはIUが扮するヘスの役は彼女が今まで演じた役柄以上に高い演技力を要求されるとした上で現代と高麗の演技に差を付けられなかったと分析しています。
ネット上では「IUは出演料を受け取るな」「製作費を一部負担しろ」など悪意ある書き込みがなされる一方でこの作品を高く評価するコアなファンも多くネット上の再生回数もずばぬけて多いと一部マスコミは伝えております。
裏番組であったパクポゴム主演の時代劇ラブコメ「雲が描いた月明り」(平均視聴率18.3%、最高視聴率23.3%)に視聴者を取られたのも敗北要因の一つに挙げられるでしょう。
中国市場では史上最高額で取引される
海外の作品を調査して買い付けビジネスを行う会社「企業銀行」は「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」を高く評価し一話に付き約4千5百万円で購入。それまで韓ドラ史上最高額であった「太陽の末裔」の値段を上回りました。
小さなエピソード、小ネタ
- 「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」は中国の小説「歩歩驚心」を再解釈したドラマ。韓国の原題は「月の恋人-歩歩驚心:麗」
- 撮影最終日にイジュンギはコーヒー配給車両を、IUは出張ビュッフェケータリング車両を呼び寄せスタッフや関係者に提供した。
- イジュンギとIU(本名イジウン)は二人とも高麗国を消滅させた李王朝の末裔。
- ワンゴンを演じたチョミンギ最後の作品。彼は性暴行加害者として糾弾され警察の聞き取り調査を受ける直前に自殺した。
- オリジナルは全20話、日本で配信されているものは全30話。
最後に生き残ったのはどの王子の家系?(ネタばれ)
ドラマは権力闘争にピリオドを打ったイジュンギ演ずる光宗の治世で終りますが歴史でみる高麗国のキーパーソンはナムジュヒョクが演じた光宗の弟でワンゴンの13番目の王子であるワンウク=ペガ。光宗の死から34年後に皇帝になった顕宗はペガの息子。それから高麗消滅まで代々ベガの子孫が皇帝の座を占める事になります。 (出典元:Flickr)
「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」のレビュー
口コミ情報
最初は映画『王の男』のイ・ギュンギ目当てで観ていました。しかし前半のロマンスストーリーから一転、後半はシリアス歴史物ストーリーになり、どっぷりハマって最終回は大泣きでした。
主人公は8人の皇子全てと友好関係を結ぶ訳ではありません。しかも8人判別できないと思いましたが、ストーリーが進みにつれ、どの皇子も個性が出て、特に若い弟王子達に感情移入しました。
またカン・ハヌルの演技力抜群でストーリー前半と後半のギャップがスゴいです。
主人公役のIUはうさぎみたいに白くて小さくて可愛かったです。
(引用元)
いいとこ、微妙なとこ
最高視聴率42.2%の大ヒット時代劇ドラマ「太陽が抱いた月」より面白かったですし、完成度も高かったと思います。正直なぜ視聴率で低迷したのかわかりません。
それにしてもよくもいろいろなタイプのイケメン王子を8人も揃えたものです。特にイジュンギのセクシーさはすごいです。
やっぱりIUは現代劇がいいかな。「花萌ゆる8人の皇子たち」という日本版のサブタイトルは誤解を生みやすいです。ある程度腰を据えて見なければならない作品だとご記憶くださいませ。
ZEROの星感情
「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」 の視聴率
「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」の登場人物
イジュンギ演ずるのは第4王子ワンソ。のちの4代目王光宗。つねに孤独で自分を癒してくれる唯一の存在ヘスを愛します。自分の手をどんどん血で染めていく孤独な王子を好演。イジュンギは視聴率俳優、色気のある男優として知られています。(出典元:Flickr)
現代社会名はコハジン。高麗ではヘスという人間に乗り移ってしまいます。彼女が高麗社会に出現する事により8人の王子の間で波紋が広がります。演ずるのはトップシンガーで俳優としてもめきめき評価を上げているIU。役者をするときは歌手名IUでなく本名イジアンを名乗ります。 (出典元:Flickr)
「ミセン」「相続者たち」など今は韓国で知らない人はほとんどいないと言われるほど有名になったカンハヌル演ずるのは第8王子ワンウク。仁徳を備え皆から尊敬を受ける好青年ですがヘスと知り合う事により人生の歯車が狂っていきます。 (出典元:Flickr)
西暦918年に朝鮮半島を分割していた新羅、後百済、後高句麗を統一して高麗国を作った始祖王建。このドラマは彼の子供たちが主役。演じるのは時代劇では王様、現代劇では悪役ラスボスが多いチョミンギ。チョミンギさんはこのドラマの2年後に死去。 (出典元:Flickr)
第13王子ワンウク。記録では王子たちの中で飛びぬけて美男子だったとされている。ベガという愛称を持つ。母親は新羅の人。敗戦国の血筋を引いているので後継者レースとは関係ない気軽な人。演じるのはナムジュヒョク。ドラマデビューは2014年と芸歴は浅いがすこし陰の役をやらせればぴか一と評判。近年めきめき頭角を現している。 (出典元:Flickr)
高麗国二代目国王恵宗。王子名はワンム。太祖王建 の嫡男。 王建死去後王位を継いだが2年で死亡。支持勢力が少なかった事から歴史では毒殺説がささやかれている。演じているのは役者経験も豊富だがミュージカル俳優として有名なキムサノ。 (出典元:Flickr)
第10王子ワンウン。自由奔放な生活。ドラマではヘスが大好きになる。彼に一目ぼれした大将軍の娘と結ばれるが王子の乱に巻き込まれる。演じるのは若い女性に非常に人気があるボーイズグループEXOのペクヒョン。彼のドラマ出演は2022年1月現在この作品が最初で最後です。 (出典元:Flickr)
第14王子ワンジョン 。ドラマ主人公のワンヨ、ラスボスのワンソと同腹の母親を持つ。ワンヨが信を置く数少ない人間の一人。演じるのは演技力が高いと評価が高いチス。「力の強い女トボンスン」などに出演。 (出典元:Flickr)
第3王子ワンヨ。ワンソの同腹母の兄。三代目国王定宗。 ドラマのラスボス的存在。ドラマでは長兄ワンム を彼が殺した事になっています。演ずるのはモデル出身俳優ホンジョンヒョン。2009年からドラマ進出を果たすがあまりヒット作には恵まれていない。 (出典元:Flickr)
左は第8王子ワンウクの同腹の妹。計算高く権力を手に入れるためなら平気で兄を裏切る冷徹な女。 演じるのはカンハナ。「スタートアップ」「知ってるワイフ」に出演しているので日本でも知っている人はいると思われる。右は第9王子ワンウォン。 ワンヨ の補佐役的存在。演ずるのはユンソヌ。人気俳優ではないが努力家なので大器晩成型と期待されている。 (出典元:Flickr)
王后ユ史。 王建 との間に5男と2女をもうける。3代目ワンヨ、4代目ワンソの母親。ドラマでは悪人として描かれている。演じるのは近頃も「袖先赤いクットン」や「人間失格」で重要な役をこなすベテラン俳優パクジヨン。(出典元:Flickr)
「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」の作品情報
演出と脚本
脚本家は「シンデレラマン」のチョユニョン、演出は「IRIS」「ライブ」のキムギュテ。
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