あらすじ テレビ局の看板ニュースキャスターパクソヌは脳腫瘍で余命1年を医者に宣告されます。自分が死ぬ前にやり残した事は二つ。心に思う同僚女性記者に愛の告白をする事。自分の親からすべてを奪って世界的名声を手にした新薬開発の権威チョジンチョル会長の不正を暴露しその地位から引きずり下ろす事。ある日ソヌは世界を放浪している医者の兄がヒマラヤ山脈で凍死したという知らせを受けネパールに行きます。兄の遺留品の中から見つけた謎の線香が実は20年前に戻れるタイムマシーンである事に気付きます。これを使えばチェジンチョルによってもたらされた家族の過去の悲劇を食い止められるのではないかと考えるソヌは実践に移すのだが。。。
見所「ナイン~9回の時間旅行」で手に入った線香は9本。時間移動ができるのは線香に火をつけて使い切るまでの30分。9回しか許されない各30分の時間の旅です。タイムトリップで戻る時は線香に火をつけた時間からきっちり20年前の同じ日と同じ時間。無制限に行ったり来たりも出来ないしタイムスリップする時間も設定できません。
従来のタイムトリップものと大きく異なるのは過去をいじればいじるほど現在の状況が悪化してしまう事。神様の贈り物だと思っていた線香が実は悪魔の誘惑の果実かと疑い出すパクソヌ。果たして数少ない線香で過去をきちんと清算し好ましい未来をもたらす事が出来るのか。。。
発想が斬新でストーリーの先が見えずどきどきハラハラさせられます。
予告映像
「ナイン」を2倍楽しめる情報
キスシーンでたくさんNG
第一話の冒頭でパクソヌと恋人のチュミニョンのネパールの大自然をバックにしたキスシーンがありますがここでイジヌ演ずるパクソヌはたくさんNGを出しました。マスコミは「数十回」と書き、本人もインタビューで「いっぱい」NGを出したと認めています。キスした時にカメラに合わせて左側に頭を回さないといけないのに知らぬうちにに右に行ってしまったと本人は主張しています。(原文引用元)
私生活のイジヌは女性とのスキャンダルが多い事で知られています。
ナインファンはシグナルファン
韓国語でドラマナインを検索すれば「ナイン」の次は「シグナル」、ナインファンはシグナルファンという記事を目にします。シグナルとナインは同じtvN局ですが演出や脚本は違います。シグナルはナインの2年後に放映されました。こちらは過去の刑事と現在の刑事が警察通信機でやりとりして過去になにかすれば現在が変わるという設定。ナインとよく似ています。
デートの映画は「パラレルライフ」
パクソヌがチュミニョンに映画を誘うとミニョンは二人だけのデートだと喜び勇んで思いっきりおめかしして映画館に行きますが、そこには報道チームの同僚たちも数名いてがっくりする場面がありますが、その時上映されていたのは韓国映画「パラレルライフ」。その内容は自分と全く同じような境遇に陥った男の存在を知り、異なる時代を生きる2人の人物が、一定の時間をおいて同じ運命を繰り返すという運命の法則“平行理論”がテーマで、ドラマナインの内容と重なります。
エンディングの謎に対する憶測(ネタばれ)
最終回で迎えるソヌの電話ボックスでの突然の死。そして最終回のラストのラストで年を取ったソヌが雪山で倒れている兄ジョンウを救出する何か釈然としない謎のエンディングです。ナインファンの間で結末について議論があります。
そのひとつに学生ソヌ(パクヒョンシク)が2033年まで生き延びて線香を使って2012年に戻ったという推測があります。この推測の背景にはナインの原作者であるソンジェジョン作家が彼は後に学生ソヌが大きな役割を果たすとコメントがあります。しかし実際のドラマではソンジェジョン作家が言うような学生ソヌの決定的な役割発揮場面はありません。なので彼の2033年説が生まれました。。(原文ソース)
それと最終回でのお兄さんジョンウと弟ソヌのVIPというステーキレストランでの会話も変です。兄ジョンウが弟ミヌにヒマラヤ行きを告げます。似たような会話は第1話でもジョンウとソヌの間で別のレストランでありました。わざわざこのようなとりとめもないシーンを撮影して最終話最終部分に導入したのは第一話のミヌは電話ボックス死のミヌ、最終話のミヌは死を回避してなんとか育った学生ミヌの姿である事を暗示するためではないかという憶測を呼びました。。
口コミ情報
時間旅行ものですが、古臭さはまったくありません。ハラハラドキドキ+切ないラブロマンス。チョ・ユニが初々しいです。このドラマに感動して、撮影地のポカラに旅行しました。
(引用元)
視聴する、しないのちょっとした判断材料
いいとこ、ちょっと微妙なとこ
発想が斬新です。今まで見た事のないようなタイプのドラマです。最後の最後まで先が読めません。展開は最初から最後までダイナミックでハラハラドキドキです。恋は切ないです。
細部にこだわったり、難しく考える方は厳しいかもしれません。
ZEROの星感情
キャストとスタッフ
イジヌ演ずる花形ブロードキャスターパクソヌ。時間を超えて家庭の悲劇を止めようとしますが事態は悪化する一方。終始おちついた演技が光ります。
チョユニ演ずるチュミニョン。ソヌとは相思相愛。ソヌが過去をいじって兄がミニョンの母親と結婚してしまったので二人は叔父と姪になり結婚できなくなりました。
イスンジュン演ずるソヌの大親友ハンヨンフン。ソヌのタイムトリップの秘密を知っています。
パクヒョンシク演ずる高校時代のソヌ。20年後のブロードキャスターソヌと対面して当惑します。
脚本は「W」「アルハンブラ宮殿の思い出」のソンジェジョン、演出は「ヴァンパイア検事」「イニョン王妃の男」のキムビョンス。
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