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「悪魔判事」の見所、第1話のあらすじ(ネタばれ)

テレビ生中継で国民に有罪か無罪かを決めさせる最高裁判所の裁判長の活躍を描くドラマです。タイトルは悪魔判事ですがホラーやファンタジーではありません。制作は近年名作ドラマを量産するスタジオドラゴン。この2~3年は「愛の不時着」「マイディアミスター~私のおじさん」「トッケビ」「ミスターサンシャイン」「ハイバイママ」などを世に送りました。期待できます。主演は「キルミーヒールミー」のチソン、彼の部下判事に男性アイドルグループGOT7ボーカル担当のチンヨン。それと脚本はムンユソク。判事出身の作家です。どんな判事を見せてくれるのかたのしみです。放映期間は2021年 7月 3日 ~ 8月 22日の土日で全16回。

目次

「悪魔判事」第1回目のあらすじ(ネタばれ)

※各サブタイトルはこのブログ独自の物です。

全国民が参加するライブ法廷ショーの実施

時は近未来。正体不明の疫病で弱体化した韓国では犯罪率も急増。国や警察に対する信頼を回復するため韓国大統領は全国民参加型の法廷ライブ裁判を実施すると発表。責任者として最高裁裁判長として任命されたのはカンヨハン(チソン)。被告人に対し厳しいが大衆に人気があるカリスマ。

スパイが付けられる

カンヨハンの両脇を占める陪席判事にキムガオン(ジニョン(GOT7))とヨハンのファンであるオジンジュ(キムジェハン)が任命される。しかしガオンは最高裁判事ミンジョンホ(アンネサン)がヨハンを探るため送り込んだスパイ。 ガオン は幼馴染の女性刑事ユンスヒョン(パクキュヨン)から借りた盗聴器をヨハンの部屋に取り付けたりヨハンを尾行したりして情報を集めます。

初ライブは企業の汚染水事件

国民が投票で審判を下す初ライブ裁判でヨハンが選んだのは大企業の汚染水事件。JUケミカルという企業が垂れ流した汚水により近くに住む村人11人が死亡し、36人が重い病にかかったというもの。周りの司法関係者は大事件で弁護団も強力だからもっと簡単でシンプルな事件にしようと説得にかかるがヨハンは助言を聞かない。

JUケミカル はヨハンの上司である法務長官チャギョンヒ(チャンヨンヒ)を長い間財政的にバックアップしてきた企業。JUケミカルに関与する社会的責任財団の常任理事であるチョンソナ(キムミンジョン)は法務長官になぜヨハンがJUケミカルを選んだかと抗議して詰め寄るが チャギョンヒ長官 は越権行為だと突っぱねる。(実の所チャギョンヒはヨハンが何を考えているのか把握していない。)

一方ヨハンは二人の陪審員に国民の投票方式はスマホ投票になると話します。何故スマホ投票かと聞く ガオン にそっちのほうが「見栄えがいいからだ」と答えるヨハン。

生放送裁判が始まる

法廷に中世のヨーロッパ人のような恰好であらわれたヨハンと二人の陪席判事。大統領も会議を途中で抜け出してテレビにくぎ付け。担当検事は人間が死ぬかもしれないと知っていながら毒性が強い汚水を垂れ流すのは殺人行為だと糾弾します。この時点で有罪投票は72%、無罪投票は24%。工場の近くに3歳の子供一人と老人だけの村があります。

弁護側の反論

コ弁護士(愛の不時着のユンセリの小さいお兄さん)は写真で破損した設備部分を見せこの破損事故のため一部化学物質が流出したのは事実だが流出から1時間後に工場のオペレーションを中止させたとし不可抗力的状況と説明。

続いて弁護側は中毒に関する専門家博士を呼び出し証言台に立たせる。召喚された博士は流出汚染水と人的被害が必ずしも連関しているとは断定できないとします。毒物は一般生活のいろんな所に入り込んでおり、化粧品、科学肥料、農薬などに含まれていると説明。ここでキム ガオン 陪席判事が専門家博士に質問します。「汚染水の中で一番多く検出された毒成分は何でしょうか?」この質問に対し博士はポタシウムサイナイドだと答えますがもっと一般的な呼び名でお願いしますと ガオン が突っ込むと「青酸カリ」と博士は答えます。会場は一斉にどよめきます。ただ青酸カリは生活習慣のいたる所に入り込んでおりどのくらいの濃度が含まれているかが問題と説明します。 ガオン はさらに突っ込もうとしましたがヨハンに止められます。

ここでヨハンは証人博士におつかれさまでしたといい係にミネラルウォーターを出してねぎらうよう指示を出します。ボトル水を飲み干す博士。そこでヨハンはそれは汚染水サンプルボトルではないですかと聞くと博士は飲んだ物を吐き出して慌てふためきます。ですがボトルは普通のミネラルウォーターでした。傍聴席では飲んでも大丈夫だといったじゃないかとヤジが飛びます。

第二の証人

第二の証人は被告側からの工場管理部長。ただ彼は裁判前に自分が行った企業側に有利な陳述を撤回すると発言し、汚染流出は事故以前からなされていたと証言しました。そして JUケミカル の会長(マイディアミスター~私のおじさんの社長のご機嫌取りの常務だった人)に老巧化がひどいので修理するよう進言したとしました。それに対し会長は来年東南アジアに工場を移転させるのでムダ金だと一蹴し、「もう十分長生きした老人たちなんていいだろ」と答えたと発言しました。この時点で有罪票がどんどん伸びていきます。

ここで JUケミカル の会長 は裁判長に「私はそんな事をいったおぼえはありません」と必死に弁明します。「管理部長と会って話をしたことは否定しませんでしたね。ではそこでどんな事が話し合われたのですか」と切り返すヨハン。あたふたとしている会長は「仕事がすごく多いのでいちいち記憶しておりません」と答える。

ヨハンは 「もう十分長生きした老人たちなんていいだろという発言は重過失殺人に該当すると知っておられますか?」 と会長に詰め寄ります。ここで会長側のコ弁護士は無罪から業務上過失に主張を切り替えるよう指示するメモを会長に渡します。業務上過失の最高刑は懲役5年です。この時点の投票率は有罪96%、無罪4%。

会長は管理部長から流出の報告を受けた事を認めます。そしてまさかこんな事になろうとは想像もしなかったと正直な心情を吐露します。

ヨハンは「 重過失殺人 は否定するが業務上過失は認めるのですね」と確認します。「申し訳ありません」と謝罪する会長。

ライブを放送したテレビ局側は平均視聴率11.4%、最高視聴率14.7%の大ヒットで大喜び。

驚きの判決

ヨハンは判決序文で殺人罪は追及できないが業務上過失及び過失致死は認定されるとしました。業務上過失致死の最高刑は懲役5年だとしますが、昨年改定された法案で被害者の被害を合算できるとする条項があるとします。ここで被害志望者一人一人の名前を写真スライドと共に読み上げていき被告に47人の被害を合算した結果として禁固235年を言い渡します。

被害者やその家族、街の人たちは大喜び。視聴率がさらにアップしたテレビ局も大喜び。大統領はにやり顔。ヨハンの上司の法務長官は怒り心頭。

判決を言い渡した後ヨハンの頬に一粒の涙が伝う。

メインキャスト&スタッフ

国民投票審判によるライブ法廷の最高裁裁判長をつとめるカンヨハン。法廷に出る時なぜか中世ヨーロッパ人のような恰好をしている。なぜタイトルが悪魔判事なのかは序盤では不明。演ずるのはチソン。

社会的責任財団の常任理事であるチョンソナ(キムミンジョン) 。ヨハンとは小さい頃からの知り合い。ヨハンに魅力を感じている。いろいろな関連記事を見るとどうやらラスボスらしい。

左は の部下判事のキムガオン。演ずるのはアイドルグループGOT7ボーカル担当のチンヨン 。彼の成長する姿が見れそうです。右は ガオンの幼馴染で女性刑事ユンスヒョン(パクキュヨン) 。ガオンに片思い。

演出は「以上、それ以上」でヒューストン国際映画祭ドラマ部門銀賞を受賞したチョジョンギュなど、脚本は判事であり、作家のムンユソク。

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