「製パン王キムタック」第12話あらすじ（ネタばれ）

「製パン王キムタック」第12話あらすじ（ネタばれ）

俺の女になれ

ユギョンと別れて放心状態のタック。ミスンが何度話しかけても上の空です。
一方ユギョンも放心状態でマジュンが何度話しかけても上の空です。
強引にユギョンをタクシーにのせるマジュン。
図々しくもユギョンの部屋までくっついてきます。
マジュン：汚い部屋だな、ここで食事するのも衛生的ではない、そとで食事しよう。
ユギョン：なんでタックにあんな約束させたのよ。
マジュン：外に出てご飯たべよう。
ユギョン：あんたなんでも持ってるじゃない。お金持ちじゃない。。。。面白い？貧乏人から奪って痛めつける行為が。もうタックには何もない。
マジュン：知ってるよ。あいつは何も持ってない。だけどそんなあいつをなんでお前は好きなんだ？
ユギョン：私にはタックしかいないから。父親でもしてくれなかった事をしてくれたから。素の自分が素直に笑えるたった一人の相手だから。あんたにはどうでもいい事かもしれないけど私にとってはそれがすべてだから。その意味をあんたは理解できるはずがない。何か欲しい物を望む前にすべてを揃えているあんたみたいな人間には絶対わからないわ。あんたなんか見たくないから早く出てって。
ユギョンの腕をつかむマジュン。
マジュン：それなら持てばいいじゃないか。金、服、部屋。俺が全部揃える。だからお前。俺の女になれ。俺が底辺から高い所に引き揚げてやる。よく考えておけ。

居酒屋

居酒屋でタックとミスン、二人が焼酎を飲んでいます。
俺なんであんな馬鹿な約束をしてしまったのかと後悔し酒をあおるタック。
これからどうするのかと聞くミスン。パンを死ぬ気で学び一人前になってソテジョとのパン勝負に勝つと宣言する。だがミスンにパンをなめており嗅覚だけではテジョに勝てないと言われてしまう。

確認

殺人者と書かれた手紙を室長に見せる若奥様。大奥様が亡くなった夜の日の事は室長と若奥様しか知らないし他に漏れてないと確認。最近タックが現れたというのはすでに室長から若奥様に報告済み。『タックが現れてからこんな不穏な事がおきているわ。タックの仕業に違いない』と決めつける若奥様。室長にお金でもその他どんな方法でもタックを止めるよう室長に頼みます。すでに手は打ってありますと報告する室長。

ジングの回想

ジングを訪れた室長はタックの一挙一動を監視し、必要であれば体で制止するような仕事を頼みます。言う事を聞いてくれれば妹をもっといい病院に入院させ、もっといい治療を受けさせると約束する。
妹の写真を眺めながら憂鬱そうなジング。

本格的パン修行を志願

タックはパルボン先生と大将に本格的なパン作りの修行をさせてくださいと頼み込みます。あと3年は皿洗いしろと冷たい大将。なぜそう考えるようになったのかというパルボン先生の問いに2年後の試験でマジュンに勝って認定証を手にしたいからと返事します。ぜんぜん相手にしない大将だがパルボン先生は好意的。タックが去ったあとパルボン先生は大将にこう述べます。『あいつは12歳から母親探しのためだけに一人で生き延びてきた破天荒な奴だ。常識など通用せん。考えもつかん事を思いつくかもしれん。わしとしては二人が競うのを見るのは面白いが。もちろん決めるのはお前だ。』
翌日の晩室長がタックを訪ねてきます。要件は二つ。脅迫状を送ったのがタックかどうか確認する事。そしていくら払えばタックがク家との縁切りを承諾するかです。タックは男が脅迫のようなせこいまねはしないときっぱりと否定し、12歳の時ク家を家でしたときにすでにク家と縁が切れていると答える。そしてこれ以上つきまとうのであれば自分からク会長に会いに行くと室長が最も恐れる言葉を吐きます。

ユギョン倒れる

ユギョンの住んでいる所を再度と訪れるマジュン。意識がもうろうとしているユギョンが出てくる。どこに行くんだと聞くとタックの所へと答えて倒れます。タックが恋しいユギョン。マジュンはユギョンを病院に連れて行き入院させます。（取調室での殴打による）打撲と栄養失調が原因と医者は見立てます。

チャギョンの立候補

本来なら部下が手渡す資料をチャギョンがク会長に直接持っていき、大奥様の命日に墓地にお父さんと一緒に行きたいと頼みます。（当時韓国は女性差別が強かったので命日の墓地参席は男たちの役目で、娘たちの参席はあまり一般的でなかったのかもしれません。）ク会長は渋っていましたが結局は認めました。チャギョンのこの行動は自分も後継者争いにいれてくれとアピールしているようにも見えます。ここでク会長はク家長男であるタックを思い出し『タック、今どこにいるんだ』とつぶやきます。ク会長もユギョンと同じく普段は怖い顔、渋井顔、厳しい顔をしていますがタックと話している時とタックを思い出している時だけはやさしくて慈悲深い顔に変化します。

タックの猛特訓

タックが辞書でチェックしながら難しいパンの本を読んでいる。馬鹿にするミスン。世の中に3万種類のパンが存在するのでそんなやり方だとに一生かかってしまうとため息をつきます。自分はバカで小学校中退の薄学だから一生懸命がむしゃらにやるしかないんだ答えるタック。少し前に12年ぶりに父親を見たのに前に出る勇気がなく、名乗り出なかった理由は自分の今の姿があまりにも情けなかったからだといいます。お父さんやお母さん、あるいはその他誰にでも僕はキムタックですと堂々と言えるようになれる人間になるためにはひたすらがむしゃらにやるしかないんだと熱く語る。
タックの話に心が動いたミスンはパン作りの基本である塩、水、イースト菌、粉の組み立てを叩きこむことにします。タックはひまさえあれば生地練りをし、大将が他の職人に指導している言葉をきっちりメモしてまねていきます。このような修行に明け暮れる日々が続きます。

タックママが生きていた

大奥様のお墓参りにいくと墓地に生前大奥様が好む花が供えてあります。お参りに来ているのはク会長、チャギョン、室長。ク会長は言う。『今年もこの花が供えられているな。もう10年も前からだ。』室長が振り向くとそこには黒い車が。車の中には大奥様が一番大切にしていた翡翠の指輪をはめている女性が座っています。3人の前を通り過ぎる車。指輪をはめているのはタックママミスンです。

若奥様ＶＳユギョン

ク家でチャリムの診療をしたユン先生。（タックママ看護師時代の院長。実は今もタックママとつながっています。）マジュンの彼女は美人ですねと若奥様に口を滑らします。（ユギョンはユン先生が勤務する病院で入院しています。）
ホテルのような病院の特別室に入院するユギョン。マジュンからの電話を受けます。安否を聞くマジュンにこんな部屋は自分にそぐわないので出ると答える。その電話をユギョンから取り上げて『マジュン、後で話しましょう』と切ってしまう若奥様。自宅から病院にすっ飛んできました。
若奥様：あなた大したものね。チャリムを学生運動サークルに引き込んで。創立パーティーでマジュンに接近して甘い汁吸って。頭がいいとは聞いてたけど抜け目ないわね。マジュンに近づくあなたみたいな女をたくさん見てきたわ。そして私が処理した。どこまでいったの？ いくら欲しいの？
ユギョン：いえ。十分よくしてもらいました。
そのまま着替えて帰宅するユギョン。家の前にはチャリムが待っていました。『本当にごめんね。ユギョン。私あまりにも恐ろしくてあなたの居場所をしゃべっちゃった。。。』『気にしなくていいわよ。あなたと私は住む世界が違うのよ。これからは2度と会わないようにしましょう。』

マジュン帰宅する

マジュンが数年ぶりにク家に帰ってきた。若奥様に自分は24歳だからもう干渉しないでくれと頼む。若奥様は女性を見る目がまだ子供だからあんな性格が悪そうな女に捕まるんだと答える。そしてマジュンの居所についてしつこく聞く。観念したマジュンは自分は今仁川のパルボンベーカリーで修業していて、父さんの師匠であるパルボン先生から認定書をもらうため努力しているという。それが父さんに認めてもらえる一番の近道だと付け加える。大喜びの若奥様。

パンの最終チェック

自分で納得ができたパンの原型をミスンに差し出すタック。そこまでの過程はパスしたという表情のミスンであったがこのパンが本当においしいかどうかは焼いてみなければわからないという。グリルオーブンの責任者はジング。焼き上げるためにはにっくきジングに頭をさげなければならない。

大奥様の法事での出来事

ク家では大奥様の命日の法事が行われています。法事では家族が全員揃い遺影写真の前でひとりひとり正座してお辞儀をしています。部屋の外では室長が殺人者
の封筒はチョンサンから届いたものと若奥様にひそひそと声で報告しております。そこでばたん、パリッという音。マジュンがお辞儀をする瞬間遺影写真が倒れたのです。そのシーンを見て頭を抱えて恐怖におののく若奥様。ク社長はあとで遺影写真の額縁の支え部分にナイフで切り目が入れられている痕跡を見つけます。誰かが意図的に倒したという事を示唆しています。

ガス爆発

深夜厨房に忍び込むタック。ジングの許可なしにパンを焼き上げるつもりだ。うしろからタックの肩を掴むジング。パンの原型が乗ったプレートをオーブンに入れようとする。こんな事してくれたからって許すつもりはないからなと吐き捨てるタック。わかってる、先輩職員としてやっているだけだと答えるジング。
ジングがオーブンに火をつけるとタックが何かの匂いに気づき、『ちょっと待って』と叫んでジングにタックルします。その瞬間ガス爆発が起こります。
パルボン先生をはじめスタッフ全員が厨房に駆け付けるとタックとジングが気絶して倒れています。

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