放火事件と夢の中でのおばあちゃん再会シーンミュージックビデオ
「ワンザウーマン」第12話あらすじと感想
放火事件の真相1
(前回刑務所面会シーンからの続き)
「なんでお金なんかもらったのよ!」と父親をなじるヨンジュ。
もしかしてこの男ですかと チャンドウ室長 の写真を見せるスンウク。うなずくヨンジュパパ。
ここでヨンジュパパカンミョングクは14年前の火事を回想します。
工場の前にはやけどの負傷者たちが座っている。ヨンジュパパを見た瞬間一人の男が叫ぶ。「この男だ!こいつが火をつけたんだ!」
そのまま警察署に引っぱられます。母親が亡くなったと言う事でちらっとだけ娘ヨンジュとの面会が許されます。祖母の遺骨を抱えるヨンジュ。「そのまま監獄にいたらよかったんだ。ろくなことしやしない!」「違うんだヨンジュ。誤解なんだ。すぐに解決するから。」
留置場にいるヨンジュパパに若い男性(チャンドウ)が現れる。「あんた弁護士か?私を助けにきてくれたのか?」
「観念しなよ、おじさん。みんなあんたがやったって言ってるんだ。自分でも火をつけると言ったし。」「あれは言葉だけだ。実際はやってないよ。」「だれが前科者の元やくざの話を聞くんだ。ゲームオーバーだ。」
「どうだろう。お金をもらって口を閉ざして生きるという道がある。」
(その後カンミョングクは無期懲役の判決を受けたが20年に減刑。今は服役13年目か14年目くらいです。)
「あの時思った。今ヨンジュに必要なのはしょうもない父親よりは現金だと。だから承諾したんだ。条件はそのお金が俺から出ているのをお前に知らせない事。。。」
「なんで一人で勝手に決めるのよ!何故?」
「俺はいつもお前の疫病神だっただろ?」
「どうしてそう考えるのよ」と言ったヨンジュは過去に父親にそのようなひどい事を言ってた自分を思い出す。
そして黙って立ち去る。
さあ、言いなさい!
(前回姉弟会話の続き)
ソンウンに選択権はないとし偽カンミナに対し知っている事を全部話せと迫るソンヘ。
ソンウンは病院が出す薬袋にチョヨンジュという名前と年齢が書いてあったこと、病院を訪ねて行き受付で情報を引き出そうとするが断られた事、しかしチョヨンジュはこの女性かとカンミナの写真を見せた所「そうです」との答えが返ってきた事を伝えます。
「俺が知っているのはそれで全部だ。」
ハンソンヘは帰りの車で運転手にチョヨンジュを探し出せと指示。「チョヨンジュ。どっかで聞いた事があるわね。。。」
放火事件の真相2
父親のアナザーストーリーを聞いて落ち込むヨンジュでしたがスンウクとともに翌日詳細を聞くため再度ヨンジュパパを訪ねます。
ヨンジュパパは事件1か月前に出所した。そしてハンジュファッション工場で勤務する事になった。そんなある日工場でお金がなくなった。前科者のヨンジュパパが疑われる。自分はやっていないと騒いだ。しかし上司は札束を渡し、来月までの給料まで支給し解約すると告げる。なんでもその日に偉い人が工場に来るのでごたごたをさけるためにすぐに盗難事件を解決したかったようだ。
短気を起こしヨンジュグランマに電話するヨンジュパパ。濡れ衣だと強調するが普段の行いが悪いから疑われてしまうと言われてしまう。
「あったま来た。もらった札束を燃やしてやる」とヨンジュパパは一人大声を出します。
ガソリン容器を手に持ちフォークリフトや出荷物がある倉庫のほうに移動するヨンジュパパ。お札をごみ箱の中に入れます。「こんなお金燃やしてやる」と叫びます。
するとグランマから電話。今から札束を燃やすと伝えるが今そこに行くから何もしないで待ってろとグランマに言われてしまう。グランマはヨンジュに一緒に行こうと誘うが、ヨンジュはうっとおしいからやだと言って同伴を拒否する。
倉庫の外に出るヨンジュパパ。「こんな時間にひとりでこんなとこ来ちゃダメだろ」とつぶやきながら門に移動しようとすると倉庫から火と煙。ヨンジュパパは倉庫を出る時ガソリンも巻いてないし火もつけていない。
疑惑
「あの時何か変だったんだよな。」「何が?」
「俺が戻って炎の中なんとか火元を見てみると燃やしてるものが違うんだ。表紙にハンジュファッションのロゴマークが入った帳簿だった。」
「帳簿が外にあったですって!!!(スンウク)」
スンウクは父親の葬式の場でハンヨンシク会長が話した言葉を思い出す。
「お前の父親が帳簿をどこかに移そうとしたか、あるいは間に合わなかったので燃やしたかしたに違いない。火事が発生してもあの帳簿があったため抜け出せなかったのだ。(ハン会長)」
「帳簿が外にあるのに何故お父様は中にいらしたのだろう?(ヨンジュ)」
「出られなかったのかもしれない。(スンウク)」
刑務所を出て公園を歩く二人。
「その日来た偉い人ってお父様じゃない?」「いや、父さんはアポなしで一人でっ車に乗って行った。駐車場に父さんの車があったので皆がやっと父さんが中にいる事に気付いたんだ。」
「なら誰?」「当時ハンジュファッションはハンジュ物産の管理下にあり、ハンジュ物産の当時の社長はハンヨンシク会長なのでハン会長かもしれない。」
「駐車場の車ってお父さんのものしかなかったのよね。」
「祖母の事故を撮影した監視カメラはない。目撃者もいない。でも交通巡査から聞いたんだけどこから来たのかを突き止めるのもひき逃げ犯逮捕の大きな手掛かりになるそうよ。火事の日にハン会長とお父様の間に何かあって一人で出て行ったとすれば祖母をぶつけた可能性だってあるわ。」
「ソピョン地検に行く必要があるわね。行きましょう。」
ソピョン地検 にて
ソピョン地区の地検で放火事件の検察記録をチェックするヨンジュ、ユジュン、スンウク。
ハン会長は放火事件の夜会社のオフィスにいたといういアリバイがある。ただ会社内での話ならいくらでもでっちあげが可能だとスンウクが指摘します。ちなみに当時のハン会長のお抱え運転手は今のハンソンヘの部下 チャンドウ 。
当日工場で残業していた労働者一人が工場内で誰かが言い争うのを耳にしたとする証言があった。だが翌日この発言を撤回。
「この人に会いに行きましょう(ヨンジュ)。」
しかしこの人は事件から2週間後に過労死で亡くなる。
「結局検察記録に記録されていないもの、時間が経過してわからないものを明らかにしなければならないって事ね。」立ち上がるヨンジュ。「Let’s go!」「どこに?」「消防署。」
消防署長の話
ソピョン地区消防署長とはヨンジュもユジュンも仲良し。
「あの日にヒーローが現れて多くの人命を救った。でもふたを開けてみるとその男が放火犯だった。人生って不思議だな。(消防署長)」
「火事の当日、何か不審な点はなかったですか?」
「あの日1名の方がなくなった。発見したのは死亡してだいぶたってからだ。 防火シャッターが上がらず閉じ込められたようだ。」
「火事に遭遇して命を落とす人たちは通常非常口前や窓際で見つかる。でもあの死体の場合逃げようとした痕跡がまったく見つからなかった。」
「普通なら防火シャッターを叩いたり壊そうとしたりして出口にたどり着こうとする痕跡が見つかる。火事の現場で防火シャッターに爪痕などが残っているのを見るたびに胸が痛くなる。」「でもあの時のシャッターはまっさらだった。死体の姿勢もまっすぐに横たわっていた。」「ここまでが消防署の仕事。死体の検死解剖をするのは警察の役目だから。」
「しかしハン会長は警察が来る前に死体を引き取り火葬してしまった。検死解剖はなされていない。(スンウク)」
外に出たヨンジュ、ユジュン、スンウクの3人を別々に監視する二人の男。
一人が彼ら3人を動画に撮影してユスンドク検事長に送ります。「チョヨンジュ、アンユジュン。。。もう一人の男は誰だ。見覚えがある。検察の記録が使い物にならないから消防署に行くとは。。。(ユスンドク)」
「間違いないです。この女が賭場の前でUSBを奪い取ろうとした人間です。」 チャンドウ 室長に電話で報告するのはサムゴリ派の組員。「その時相手は変装のためぬいぐるみを着ていたと言ってたのにどうしてわかるんだ。」「この女とは何度も拳を合わせています。やくざならぬいぐるみを着ていようと相手が誰だかわかります。」「わかった。尾行を続けろ。」
DNA結果発表
カンミナが偽物だとカンウナ(ミナの叔母)に打ち明ける長姉ハンソンへ。偽カンミナから採取したサンプルのDNA検査結果が出るのでそれを今夜のユミングループ株主総会で発表してほしいとカンウナに頼みます。
「彼女が偽物というのが公の場で立証されればユミングループ会長の座どころの話ではないわね。すぐに刑務所行きだわ。今まで気づかなかった私たちは恥をかかない?(カンウナ)」
「悪いのはだましたほうで私たちは騙されたほうです。(ハンソンヘ)」
長姉はすでにお抱えのテレビ記者を記者会見に配置したと伝えます。
催眠療法
誰か工場労働者以外の周辺の目撃者の聞き込みをしようと提案するスンウク。だがハンジュ工場は人気のない野原にぽつんとそびえたつ建物なので目撃者は期待できないと応えるユジュン。
「私がいるわ。祖母がひき逃げにあってパニック状態だけど燃えている現場のすぐ近くにいた。」
病院に移動する3人。「個人の記憶なので証拠にはならないですが捜査の大きな手掛かりになるかもしれないのでやってみる価値はあります。(ユジュン)」
「始めます。それではリラックスしてください。(医者)」「今は2007年10月2日の夜です。」
催眠療法で当時を思い出すヨンジュ。
自転車で橋の上。1台の黒塗り車が通り過ぎていく。「おかしいわね。」「何がおかしいのですか?(医者)」
「ここは過疎地なので夜に車なんか通らない。しかも高級車。」
「どんな車ですか?」「わかりません。初めて見る車です。」「何か見えますか?」「カブトムシのエンブレム。」「プレートナンバーは?」「8が見えます。」
再びソピョン地検
PCから昔のハンジュ自動車のポスターの映像を引っ張り出すスンウク。カブトムシのエンブレムの車の横に立つハンヨンシク会長。プレートナンバーは3258。
「これ叔父さんの車だ。リミテッドモデルなので一般に広まっていない。」
「はい、わかりました」と誰かと電話で話すユジュン。この車が2007年10月3日に廃車になった事を突き止めます。
ハン会長がヨンジュグランマをひき逃げし、ユスンドクがそれをもみ消した。
「証拠はない。そして時間が長く経過した。こういう場合のとっておきの作戦があるわ。」
ヨンジュは証拠なしでも当たって砕けるようスンウクに勧め、心当たりがある人間は普段とらないような行動をとったり、何年も会わない人にコンタクトを取るような事が多いと話します。」
体当たり
今日はハンジュファミリー長兄ソンチャンの命日。喪服のメンバーたちの前に現れたのはスンウク。「ソンチャン兄さんの事はアメリカで知ったのでお墓に挨拶もしておりませんでした。」
供養が終わって居間に座るファミリー。
「月日は流れてもソンチャンの死だけは昨日の事のようだ。(ハン会長)」
「私の父が亡くなった時の事もはっきり覚えてます。会長はその日ソピョンの工場に行かれませんでしたか?」
「いきなり何の話だ。」
「あの時の叔父さんのアリバイに不審な点がありましたので。」
「私が行ったとする証拠でもあるのか?」
「ありません。ですが行かれなかったという証拠もありません。」
「お前が納得できる証人がいればいいんだな?」
「キム理事(お手伝いさん)。火事が起こった頃キム理事は私のオフィスを訪ねて来たな。そうじゃないか?」
すこし間を置くキム理事。「ええ、その通りです。」
「弟の命日をめちゃくちゃにして。出て行って頂戴!(ソンヘ)」
スンウクとハン会長が居間から出たあとにソンヘはいきがってられるのも今夜までだといい、今夜カンミナが偽物である事が公表されると家族に教えます。頼りのカンミナが偽物だとすべてを失うとわかっているソンウンは意気消沈。
99.9999%
ユミングループ定期株主総会の司会をするカンウナ。議題に入る前に最近世間で噂されている偽カンミナ説を検証すると言い出します。ユミングループ前会長カンジャンスと現会長カンミナの親子DNA鑑定の結果を示す封筒を取り出します。
カンウナは前会長のサンプルは自分、現会長のサンプルはハンソンヘが提供したものだと話します。
「結果許しがたい事実が発覚いたしました。あとで内容をすり替えただのあれこれ言われないために密封された封筒を今この場で開封します。(カンウナ)」
「15にわたる項目の検査の結果依頼人カンジャンスと依頼人カンミナは。。。」動揺して読むのを止めるカンウナ。「何をぐずぐずしておる。早く読みなさい!」とハン会長がヤジを飛ばす。「生物学的に99.999%で親子関係が成立すると推測される。」
会場がどよめきます。「何故?」一番驚いたヨンジュ。
DNAでカンジャンス会長とヨンジュの親子関係が確定。ヨンジュとミナは双子ですね。カンミョングクは双子のお母さんの兄か弟。ミナはユミンが引き取り、ヨンジュは祖母が引き取ります。あくまでも推測ですが。
「ワンザウーマン」は毎回毎回本篇が終わるたびにエピローグを流します。結構面白く時間も3~5分とそこそこ長いです。本篇と絡んだ隠された話が紹介されます。今回は催眠療養中にヨンジュが祖母と再会を果たす話。あの世に向かうグランマ。止めるヨンジュ。「おばあちゃん。あの時私が引き留めていれば。。。」「お前は私が何か言って言う事を聞く子かい?それはお前が私の遺伝子を引き継いでいるからよ。お前が止めようが私は行ってたんだから自分を責めるのはやめなさい。」
ヨンジュは自分が検事になった事を報告します。喜ぶグランマ。「それとお父さん火をつけてなかったんだって。」「そうだろ。あいつは人はぶんなぐっても放火するような奴じゃない。」「わたし絶対おばあちゃんとお父さんにひどい事をした奴らを捕まえるんだから。」
ヨンジュは自分の履いている靴を脱ぎます。「これ履いて行って。」涙を流しながらいつまでも手を振るヨンジュ。
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