「御史とジョイ」第12話あらすじと感想
今は時期ではない
弘文館館長に世子にトリカブト入りの煎じ薬を届けていた侍医がパクテソであった事を報告するイオン。イオンはパクスンが地方官吏と結託して宮への貢物を横領し、庶子パクテソに銀とトリカブトを作らせ、調査に入った隠密を次々と暗殺する事ができたのは宮の中に協力者がいたからだと指摘します。
「パクスンは世子様を暗殺する代価として誰かから忠清道をもらったのです。」
口には出さないが王様が後押ししていると推測するイオンと館長。だがそれを暴くのはリスクが大きすぎる。王様の反撃にあいつぶされかねない。だから館長は世子毒殺の件は今回の調査から外すようイオンに指示します。
「まずはパクスンの忠清道での悪事を暴露する事に集中せよ。それが一番現実的だ。」
トッポンの決断
川辺で貴族風の男からお金の両替札をもらうトッポン。トッポンが孤児や帰還女たちのために設立した村はある貴族の寄付によって成り立っていた。
「申し訳ありませんが寄付はこれで最後にいたします。」「足りないのなら言え。あの方に相談する事もできるぞ。」
トッポンは援助者のおかげで村を作り農業と畜産業を営む事ができ人間らしい生活をできる事になったが、戸籍に名前が登録されておらず、薬も買えない状態で、いつ官軍にしょっぴかれるかびくびくしている状態だと話します。江華島に外国への密航船が出入りしているので全員を引き連れて海外に逃避すると男に告げます。
「それでご相談なんですが、旅立つ前に一度その方にお会いして感謝の意をぜひお伝えしたい。。。」「それはならん。私ではなんともできない事だ。」
テソの決断
テソはチメンスやチョマルチョンが投獄されている牢にぶち込まれる。
「お前の最終手段って結局なんだったんだ?(マルチョン)」
「今回の件は事が重大だ。尋問に王様が直接姿を現す。だから王様の前でパクスンの罪をすべてさらす。(テソ)」薬日誌はイオンに押収されたもののテソは薬日誌の中に挟まれていた侍医とパクスンの間で交わされた証文は手に持っている。
「いいか、よく聞け。お前たち二人は何も知らなかったと証言し、すべて俺に命令されてやらされたと言うんだ。」「そんな事できねぇよ。(マルチョン)」「俺の博打でお前らの命を賭ける事はできない。お前たちも罪は問われるが命までは奪われないだろう。お前たちは生き残るんだ。」
江華島の様子
漢陽から 江華島 に戻ったトッポン。コットゥ商団には官軍が入りテソの一味であるカンハンギが盗んだ貢品はすべて押収されていた。ただトッポンたちが確保していた火薬や火縄銃について官軍は気づいていない。カンハンギはトッポンの手の物に捕まえられ監禁されていた。トッポンはカンハンギから外国に移動する密航船の情報を収集する。
返却
イオンは資料を調べているうちに火薬帳簿が無い事に気付く。ジョイに山の要塞でユッチルに託すよう指示しておいたので実家に戻る。そこではユッチルとパルクが主人がいない事をいい事に焼肉をパクついているのを見つける。「こらぁ!」ユッチルが火薬帳簿を受け取ってないと答えた矢先にジョイが実家に現れる。「どうか何も聞かないでください」といい焦げ付いた 火薬帳簿をイオンに手渡します。「どうぞ事件の全容を解明してください。」
ラブラブモード
イオンとジョイは久々の再会で一気にラブラブモード。じゃれ合いながら一緒に料理を作ったり食事をしたりします。赤面顔のユッチルとパルク。
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— green_TY_jp (@green_TY_jp) December 14, 2021
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(出典元:ツイッター)
取調
宮の庭に座らされているパクテソ、パクトス、チメンス、チョマルチョン。山賊3人が毅然とした態度をしているのに対しパクトスは恐怖におののき泣きわめいています。取調とは名ばかりで実際は暴力による拷問です。
取調は弘文館館長が主導。王様も参席しています。
マルチョンは打ち合わせた通り自分たちはすべてテソの指示に従って動いたにすぎないと証言。そしてパクトスが海運判事ホンソッキを殺害したと話します。
そんなの嘘だと泣きわめくパクトス。イヨンが目撃者としてピリョンを連れてきて彼女にホンソッキに何があったかを証言させます。ピリョンはパクトスがパクテソが営む不正銀製造工場に自分に案内させたと話し二人は仲間だと証言します。
棒で叩かれたマルチョンの尋問がおわり次はパクトスの番。「言います。全部しゃべります。」尋問を受ける前からすでに降参状態のパクトス。
そこに官服を着たパクスンが現れます。
王様の背信
パクスンは王様の命令により釈放され、本事件の取締官に任命されました。
猛反発する弘文館館長 。「本取調の対象パクトスとパクテソはパクスン領義政(筆頭老中)の嫡男と庶子。公正を欠きます。どうぞお考え直しをしてくださいませ。」
パクテソが本件に関わったとする証拠は何ひとつないとしてパクスン主導の取調は問題ないと弘文館館長 の訴えを退けます。
「恐れながら申し上げます。パクスン 領義政が本件に直接関わったとする帳簿があります」大声で訴えるチャマルチョン。
取調は一旦中断されチョマルチョンが帳簿を持ってきた後に再開する事になりました。
チョマルチョンの死
「チョマルチョンはどこに行った?」二人の官吏がテソとチメンスの牢獄を訪れます。「さきほど二人の官吏が外に連れ出しましたけど。」(さきほどの奴らは偽物。チョマルチョンが危ない、という表情で顔を見合わすテソとチメンス。)
二人の官吏に連れられて居酒屋の屋根裏に隠しておいたパクスン関連帳簿を取り出すチョマルチョン。宮への帰り道に人気のない所に連れて行かれます。「遠回りじゃありませんか?(マルチョン)」有無を言わさずそのまま路上で叩き斬られます。
宮では帳簿があるというマルチョンの主張は彼が脱走を企てるための口実だとされてしまいます。
パクスンは取調を再開。トスに流刑、テソとチメンスに斬首刑を言い渡します。
イオンの屈辱
すべての努力が無駄になったイオンはやけを起こしてパクスンの家に怒鳴り込みに行きます。家の中からパクトスの声が聞こえます。彼は流刑になったもののパクスンがお金を使って連れ戻したのです。
パクスンに庭で対面するイオン。「何故世子様を殺されたのですか?」「証拠は?私はこの通り逃げも隠れもしていない。」「すべてはテソがやった事になっている。世子様の死を止められなかったのはお前が無能だからだ。そなたがわしを追い詰めるなど笑い種だ。」イオンをあざ笑うパクスン。
刑場からの脱出
街の広場で連れていかれるテソとチメンス。死刑執行です。斬首官が剣で切りつけようとした時にテソの仲間たちが矢を放ちます。どさくさに紛れてテソとチメンスは脱出に成功。
事件の核心に迫ればせまるほど王様の悪事を暴露する事になるので逆に窮地に立たされてしまうイオンのジレンマ。愉快なラブコメですがこのような鋭いひねりを入れてるから韓ドラは面白いです。どうなって行くのか結末が楽しみです。
テソと2人の山賊たちの絆良かったです。「義理と人情」の世界。生まれながらにして庶子として苦労してきたテソ、マルチョン、チメンスの3人。いくら頭がよくても温室育ちで甘ったれのパクトスとは人間が違います。パクテソのこれからの動きが物語に大きく影響してくるでしょう。
今回のラブラブモードは時間的に結構長かったです。
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