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「悪魔判事」第16話(最終回)のあらすじ(ネタばれ)

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「悪魔判事」16回目のあらすじ(ネタばれ)

※各サブタイトルはこのブログ独自の物です。

何故?

ヨハンの豪邸で泣くエリア。何故警察はヨハンを連れて行ったの?とガオンに聞くエリア。

「もしかして私のお父さんとお母さんを殺したのはガオンなの?」

それは違うとガオンは否定します。

すべて私が悪いんだと答えるガオン。私が奴らの罠に引っかかってだまされてヨハンをスヒョン殺しの犯人だと警察に通報してしまったんだ。

何故そんな事したのよ、となじるエリア。

「私が自分の命と引き換えにしてでも元に戻すから」と約束するガオン。

のちほどガオンはお粥を作って手紙と一緒にエリアのベッドの隣に置く。手紙には火事が古い配線盤により発生した事、ヨハンが両親を殺したように匂わせ挑発したのは絶望の淵にいるエリアがなんとか立ち直れるよう自分をわざと敵にして生きる力を与えたかったからだと書いてあります。

警察署に出向いたガオンは担当刑事にスヒョン殺しの犯人はチョンソナ財団理事長でヨハンは無実だと訴える。証拠不十分でチョンソナを追及できないと刑事はガオンを相手にしない。するとガオンはスヒョン殺しの通報は自分がしたものであるがあれはヨハンを陥れようとした嘘の申告だから自分を逮捕してくれというが「君は疲れているので今日はぐっすりやすみなさい」と刑事に言われてしまいます。

それぞれのリアクション

刑務所に収監されるヨハン。ジュクチャンもここに収容されていて鉄格子を握りながらヨハンを殺すと叫んでいる。刑務所長室に呼ばれたヨハン。所長はトヨンジュンの替え玉がいた刑務所の所長だった人。ヨハンに脅迫されてチャギョンヒを陥れる証言をした後に権力者側の人間たちからさんざん叩かれて今はこの刑務所に左遷されたと文句を言います。刑務所の移動だけで済んだのでよかったじゃないかとコメントするヨハン。所長は手の甲の部分でヨハンの頬を叩きながらお前はもはや判事ではなく檻の中にいる一匹のねずみにすぎないと警告します。

大統領室では大統領、チョンソナ、ミンボ、サラン二人の会長の合計4人が密談しています。知らぬうちにミンジョンホを懐柔していたとはたいしたものだとほめまくる財団幹部たち。あまりにも従順でヨイショするので何か様子がおかしいと感じたソナはジェヒにドリームハウスで何が隠し事があるか調べるよう指示します。

ミンジョンホの最高裁判事室に怒鳴り込むガオン。最高裁判事を辞めたのではなかったのかとディスるガオンにミンジョンホは今の事態を収拾する人間が必要だと答えます。よくもそんなずうずうしい事が言えるなとミンジョンホの胸倉をつかんだガオンは「何故スヒョンを殺した!」と攻めまくります。

ミンジョンホはソナとの対話を回想します。「何故スヒョンを殺した!あの子は私の娘のような子だ」とソナに怒鳴りちらします。ソナはヨハンを引きずり下ろすためならなんでもすると自分で言ったでしょと言い、今更引き返す事はできないとし、すぐそこに法務長官のイスが待っていると飴をちらつかせます。それ以上何も言えなくなったミンジョンホ。

自分もチョンソナがそこまでやる女だとは知らなかったと言い訳をし警備員を使ってガオンを追い出します。廊下でガオンとすれちがったオチンジュはカン判事がスヒョン殺しで逮捕されたが本当かと聞き、ガオンは財団が仕組んだ濡れ衣だと答えます。

ドリームハウス内部

ガオンはコ弁護士(ヨハンの協力者)に会い、何もしないとヨハンは監獄で殺されかねないと不安な心情を吐露し、何か財団をあわてさせるような情報がほしいと頼み込みます。ドリームハウスの医療センターが軍部による警備が厳重であやしいとヒントを与えます。

財団が医療センターに運ぶトラックの荷台にある食料段ボールに入って中に忍び込むガオン。医療服とマスク姿で病院内を歩き回るとベッドで寝ている患者たちがタンサン洞から連れていかれた人たちである事に気付きます。

そしてその中で女優の卵の協力者ハンソヨンを見つけます。ちょうどその時に大統領。ミンボ。サランの会長たちがそれぞれの妻を引き連れて巡回視察に来ます。

薬物投与患者3,620の内182人が副作用で死亡したと医療スタッフから報告を受ける大統領。彼らは貧民街の市民や反政府運動家たちを未承認の薬物実験のモルモットとして使っていたのです。

海外からも注文が増加しているのでもっと患者を増やさないといけないとする大統領は臨床実験で患者一人あたりに支払われる金額は莫大だといい、たとえ死んでも死者の臓器を売り飛ばせばさらに儲けられると集まっている人たちを喜ばせます。

新しい儲け話で満面の笑みのミンボとサラン両会長と彼らに見直され上機嫌の大統領は密談で刑務所に刺客を送りヨハンを始末する事、そして今回の医療実験プロジェクトではチョンソナを外し彼女も消す事で合意します。

脱出

ハンソヨンのベッドに戻ったガオンはベッドごとソヨンを移動させようとしますが「何をなさるんですか?」と看護師に呼び止められます。バイタルのチェックだと答えガオンはエレベーターまでそのまま運びます。するとさきほどの看護師が入ってきて「お手伝いします。ここの状況を外部に知らせてください」と言います。

看護師は軍人が見張っている出入り口に「患者が死んだので死体焼却炉に行く」といい通過します。死体置き場からトラックの後部に忍び込んで外に逃げるガオンとソヨン。

ヨハンの死亡報道

刑務所長に呼び出されたヨハン。彼の方に歩いていくと待ち伏せする囚人がナイフでヨハンを襲います。

明日はミンジョンホの法務長官就任式。ちょっと頼みたい事があるとガオン。何でも言ってと答えるオチンジュ。

そこにヨハンが刑務所で殺害されたとするニュースが飛び込んできます。

落ち込むソナ。

シャンパンでお祝いする大統領、ミンボ、サランの会長たち。ミンボグループの会長はこんなビッグイベントを3人だけで祝うのはもったいないとし明日ライブ法廷でソナと自分たちの妻も引き連れて祝おうと提案します。

ソナに電話でライブ法廷パーティーの参加を誘う大統領。承諾したソナは自分の護身用にピストルを確保するようジェヒに言いつけます。

ガオンの計画

法務長官就任の日に記者会見を開き地に落ちた司法の信頼を回復させるとミンジョンホは力説します。

会見後にオチンジュがミンジョンホに近づきチョンソナ理事長が前の最高裁判事事務室でお待ちだと伝えます。

うまくいったとガオンに伝えるチンジュ。ガオンは何も聞かずすぐその建物から離れろと指示します。

ミンジョンホが事務室に入ると待ち伏せていたガオンが即座にボディブローを入れて苦しむジョンホの体を縛り猿ぐつわをしてイスに座らせます。

「一緒に逝きましょう」と言いながらガオンがジャンパーのジッパーを外すと胸に時限爆弾が巻き付けてあるのが見えます。1分30秒のカウントダウンセットにスイッチを入れるガオン。驚いて逃げようとするミンジョンホの腹に膝蹴りを入れます。

自分の話を取り上げてくれる良心的でガッツのあるマスメディアはひとつもないと嘆くガオン。でも就任の日に法務長官が自分の弟子と一緒に爆死すればセンセーショナルだとし、爆死後にマスコミへの一斉メールでドリームハウスの内幕を暴露するガオンのメッセージが届けばマスコミも無視できないだろうと予想するガオンの計画です。

「もし良心というものがまだ残っているならスヒョンへの贖罪とお考え下さい」と言うガオン。横に首を振るミンジョンホ。

地獄からの生還

時限爆弾の数字は8秒前を示しています。そこに黒い影がガオンの体を壁に押し込みスイッチを止めます。

「すこし来るのが遅れた。何せ地獄からの生還だったからな。」

ヨハンを思いっきり抱きしめるガオン。「一体全体どうなってるんですか?」

所長を脅したのさと答えるヨハン。刑務所長は過去30年の間不正でため込んだ約12億円の金をバハマの銀行に隠しているといい、それをヨハンたちが奪い取り返してほしければ24時間自分を自由にさせる替え玉を用意しろと脅迫したと言います。

のちほど大統領が放った刺客に襲われますがヨハンは逆に相手を締め落とし所長にこの人間をヨハンの替え玉にするよう指示します。

その後お金を返したかとガオンが確認すると愛の形で返したとガオンは返事します。

刑務所長のスマホに各地の孤児院から寄付を感謝するメールがどんどん入ってきます。

ガオンはミンジョンホの処分は自分にまかせてほしいと言い縛られたミンジョンホとともに部屋に残ります。

ライブ法廷ファイナルの開始

ライブ法廷中央でシャンパンで乾杯するホジュンセ大統領夫妻、ミンボグループ会長夫妻、サランメディアグループ会長夫妻とチョンソナ理事長。

正面背後の大パネル画面に突然ヨハンの顔が映ります。動揺するパーティー参加者たち。ヨハンは最後のライブ法廷開催を宣言します。厳しいマスメディア規制の中で生放送を可能にしてくれたのはタンサン洞撮影をしてくれたクルーメンバーたち。

街角の人々がどんどんライブ放送を視聴し始めます。

「貴様は犯罪者だ」と叫ぶ大統領にそうですと認めるヨハンですが「あなたたちも犯罪者です」と切り返します。

大統領の犯罪

ヨハンはガオンが盗み撮りしたドリームハウスの内部映像を流しベッドで寝ている人たちは大統領がウイルス感染と濡れ衣を着せ強制連行した人たちで現在は薬物実験のモルモットにされていると暴露します。

「ちがーーーう!。国民のみなさん。これはカンヨハンが捏造したものです」と叫ぶ大統領。

ここでヨハンは大統領が 臨床実験で患者一人あたりに支払われる金額は莫大だと話し、死んだ後も臓器を売り飛ばせばさらに儲けられるとしゃべっているシーンを見せます。

チョンソナの犯罪

引き続きヨハンはユンスヒョン刑事と自殺した政治家の息子の写真を公開し、社会的責任財団チョンソナ理事長は自分の野望のためこの二人を殺害したと糾弾します。そして本日法務長官に就任したミンジョンホは自分の娘のような存在であるユンスヒョンを裏切りチョンソナの犯罪に協力したと付け加えます。

最高裁判事の事務室にいるガオンはここでミンジョンホの縄を切って自由にさせます。「あなたはこれから死ぬまで地獄を生きてください」とミンジョンホに別れを告げます。

投票

かれらが有罪かどうか視聴者に呼びかけるヨハン。

有罪投票率は99%。ここでヨハンはサイド画面に爆弾の写真を見せます。C4に見える爆弾がライブ法廷のあちこちに設置されているのをサランメディアグループ会長が直接足で確認しました。もしこの場から出て行こうとすれば爆発するとヨハンは警告します。

ホジュンセ大統領が当選時に獲得した支持票が1千万票。もし有罪投票が1千万票集まれば爆発させるとします。

それではこれでさよならですとヨハンは撮影チームのプロデューサーに挨拶します。

舞台へ

ヨハンが爆弾のスイッチを持ってライブ法廷に現れました。

「国民のみなさん。さきほどのビデオはキムガオン判事が命がけでドリームハウス医療センターに潜入して撮影したものです。事件の全容はのちほど彼が証言します。私はここにいる悪党どもと一緒に地獄に落ちます。」

ミン会長が前に出る。約束が違うと。自分だけはヨハンが助ける義務があると主張します。このパーティーを提案したのはミン会長。実はミン会長が財団への募金を着服している証拠をつかんだヨハンがばらされたくなければ言うとおりにしろと脅迫していたのだ。

それではこうしようとヨハンは裏のドアを一つ空けます。最初にあそこに抜け出した人間だけは助かると。悪党たち同士でサバイバルの小競り合いが始まります。

大統領とソナの死

大統領がヨハンに呼びかけます。自分は国のリーダーで重要な人間なので自分の命は奪ってはならないと。そして一発の銃声。

ソナが拳銃で大統領の頭を撃ち抜きます。さらに次のターゲットとして銃口をヨハンに向けます。「ソナよ。一緒に行くか」とソナに問いかけるヨハン。その言葉がソナにはすごくうれしいようで微笑みます。「さよなら若様。」銃口を自分の頭に向けて引き金を引きます。

倒れながらソナはメイドの頃高貴な皿を割った時に近寄ってきたヨハンが「大丈夫だソナ」とやさしく声をかけ手を差し伸べた時の事を思い出します。「ねえ、知ってる、若様。私若様の事本当に好きだったんだから(ソナの心の声)」

ライブ放送でヨハンが法廷舞台に登場したのを見てあわてたガオンがダッシュでヨハンの隣に到着しました。

大爆発

何しに来たと怒るヨハン。

エリアはどうするんですかと痛い所をつくガオン。

パフォーマンスが終われば役者は消え去るのみとヨハンは答えます。

では自分も残ると言い張るガオン。

悪魔は自分一人で十分でこれからはガオンがヒーローになる番だと告げ、彼の腕を掴んで強引に扉の向こうに押し出します。中に戻ろうとするガオンですが扉の外で待機している警察特別チームに体を抑えられます。

法廷ボードの有罪投票数は900万を超えています。お願い助けてとヨハンを拝む残りの悪党たち。

数字が1千万に届きそうな所でヨハンがボタンを押し皆爆発で吹っ飛びます。

ライブ法廷にいた人間たちは全員死んだようです。

それぞれの旅立ち

ヨハンの豪邸を訪ねるガオン。エリアの部屋にエリアはいない。ガオンの部屋でライブ法廷の設計図と爆弾の配置図が残されており爆発で一番安全なスポット、爆発までの時間などがメモされています。そして最後のページに「掃除は終わった。次は君の出番だ」と赤鉛筆で書かれています。

ヨハンの部屋に執事のおばさんが入ってきました。爆発後にヨハンが戻ってきてエリアを連れてスイスのリハビリ病院に旅立ったと教えます。ヨハンが生きている事を知ってうれしがるガオン。

執事のおばさんは退職金として健康食品専門のショッピングモールをいただいたとしこれからはそのビジネスに従事すると伝えます。

一方オチンジュは故郷に戻りそこで青少年事件専門の判事になるとガオンに別れを告げます。

悪魔のささやき

「カンヨハン事件を克服する司法改革公聴会」に出席するガオン。

ホジュンセ事件で野党が新与党になった人たちが推進する公聴会はヨハンを悪人サイコパスと紋切型に決めつけガオンをヒーローと祭り上げる雰囲気満々です。公聴会というよりは各派閥のあからさまな勢力争いや綱引きがメインに見えます。

公聴会が終わったあとそのまま席に残るガオン。「これでは前と何も変わらないじゃないか。ヨハンを必要としない社会をつくるために何をどうすればいいんだ?」とつぶやきます。

すると後ろから「がんばれよ。そうでなければ又戻ってくるぞ」というささやきが聞こえます。

建物の広間でヨハンを探すガオン。やっと後ろ姿を見つけます。「カンヨハン!」と叫びます。

ゆっくり振り返るヨハン。微笑みます。ガオンも微笑み返します。

そしてヨハンは無言で立ち去って行きます。

(終わり)

メインキャスト&スタッフ

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国民投票審判によるライブ法廷の最高裁裁判長をつとめるカンヨハン。法廷に出る時なぜか中世ヨーロッパ人のような恰好をしている。演ずるのはチソン。

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社会的責任財団の常任理事であるチョンソナ(キムミンジョン) 。ヨハンとは小さい頃からの知り合い。ヨハンにゆがんだ恋心を抱いております

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左は の部下判事のキム ガオン 。演ずるのはアイドルグループGOT7ボーカル担当のチンヨン 。彼の成長する姿が見れそうです。右は ガオンの幼馴染で女性刑事ユンスヒョン(パクキュヨン) 。ガオンに片思い。

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演出は「以上、それ以上」でヒューストン国際映画祭ドラマ部門銀賞を受賞したチョジョンギュなど、脚本は判事であり、作家のムンユソク。

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