「ワンザウーマン」第6話あらすじと感想

誕生日

パーン、パーン。スンウクが部屋に戻るとクラッカーの音。ヨンジュとノハッテが鳴らしたものです。今日はスンウクの誕生日。刺激物は嫌いだと言いながらもヨンジュが用意した焼肉を思いっきりパクつくスンウク。

イボンシクとユスンドクの密談

（イボンシクとユスンドクの密談にによりソウル中央地検第三次長ユスンドクとハンジュ長姉ハンソンへが3年前に 贋作を高値で売りさばいて大儲けをしたいわゆるイボンシク−ゲート事件の首謀者たちだった事が明らかになった。）

3年ぶりに ユスンドクに電話をかけたイボンシク。ユスンドクもチョヨンジュがイボンシクを追っていたと知っていたのでどんな展開になったか知りたくて彼に会う事を決める。

「お前は彼女に私がお前を意図的に起訴しなかったとしゃべったのか？」「言うわけないじゃないですか。言ってたらここにいませんから。」

ユスンドクは札束が入った分厚い封筒をイボンシクに渡します。「これを持って前のように海外に高飛びしろ。」「それにしても検事の旦那。私が黙っていれば私も旦那も金持ちのお姉さん（ハンソンへ）も皆うまくいくと言っておられましたが、二人はうまくいきましたが、私はさっぱりです。」

「どうするつもりだ」

「あのお姉さんと仲良くしてみようかなぁー、それとも脅迫してみようかなぁー。もうちょっと考えてみます。」

蘇る思い出1

ノハッテは帰り、テラスに座る二人。

「私は誕生日は祝わないんだ。」

「では何してるの？」

「NASAのサイトに自分の誕生日を打ち込んでおけば誕生日に撮影された宇宙の写真が送られてくる。」

「私の誕生日はお父さんの忌日なんだ。当時私はお父さんの仕事を習うので必死だった。そんなある日、知り合いの会計士の先輩が帳簿がおかしいと言ってきた。だからお父さんに見せた。すると翌日父さんは帳簿の現場であるハンジュファッション工場に直接出向いたんだ。そこで火事が発生。お父さんは亡くなった。帳簿のおかしな部分はお父さんのせいにされてしまった。（あとでハンジュのハンヨンシク会長がスンウクに教えたのだがスンウクの父親の不正と結論付けた報告書を発表したのは長姉ハンソンへ）」

「 帳簿の事を父親につげなかったらどうなっていたのだろうとよく考える。少なくともあの場所であんな死に方をなされなかったと思う。そのように気分が萎えた時に宇宙の写真を見るんだ。すると気が少し楽になる。自分の悩みがちっぽけなように思えて来る。」
「 でもさ、その事が100％あなたのせいで起こった事じゃないじゃない。あなたのお父さんもあなたがそう考えるのを望んでいないはずだわ 」
ここでスンウクはカンミナと14年前に病院で最初会った時の事を思い出します。

庭のベンチに座り悲嘆にくれるスンウク。
大丈夫？と隣にすわるミナ。

「君は今日僕にはじめて“大丈夫”と声をかけてくれた人だ。」

「あまりにも悲しそうだったので。。。」
僕のせいで父さんが。。。泣いている。
手に持つ資料の表面にこの青年の誕生日とこの青年の父親の忌日の記録があり同日である事に気づく。
「ねえ。宇宙には1日太陽が16回登り沈む場所があるそうよ。そう考えれば日付なんか大したことないように思えなくもないわ。」

イボンシクとユスンドクの密談

イボンシクの発言によりソウル中央地検第三次長ユスンドクとハンジュ長姉ハンソンへが3年前に 贋作を高値で売りさばいて大儲けをしたいわゆるイボンシク−ゲート事件の首謀者たちだった事が明らかになった。

3年ぶりに ユスンドクに電話をかけたイボンシク。ユスンドクもチョヨンジュがイボンシクを追っていたと知っていたので情報を得るために彼に会う事を決める。

「お前は彼女に私がお前を意図的に起訴しなかったとしゃべったのか？」「言うわけないじゃないですか。言ってたらここにいませんから。」

ユスンドクは札束が入った分厚い封筒をイボンシクに渡します。「それにしても検事の旦那。私が黙っていれば私も旦那も金持ちのお姉さん（ハンソンへ）も皆うまくいくと言っておられましたが、二人はうまくいきましたが、私はさっぱりです。」

「どうするつもりだ」

「あのお姉さんと仲良くしてみようかなぁー、それとも脅迫してみようかなぁー。もうちょっと考えてみます。」

その後 イボンシクはヨンジュの尾行を続け、彼が追っているミナが自分を捕まえようとしたサングラスの女性（ヨンジュ）である事に気付き、今のミナは替え玉であると確信する。

蘇る思い出2

「もうそろそろお帰ったらどう？」

「 何で追い出そうとするのよ。ハンジュ家なんかに帰りたくないんだから。帰る前にビール一杯飲むわね。」

冷蔵庫を開けたヨンジュはシュガースティックを見つける。
「あ、これ魔法の粉ね。これ気運がアップするの。 」
ギョッとする。スンウク。

「どうしてそれをそう呼ぶんだ？ 」 「 みんなそう呼ばない？」

14年前の少女もこれを魔法の粉と呼び、これを飲めば元気がでると言ってた！

豚の種付け

ヨンジュとスンウクが二人でいるところを芸能雑誌に写真付きでスクープされた。ハンジュ家のメンバーたちは怒り心頭。「息子よ。あんた。子供作りなさい。（鬼姑）」そこにヨンジュが帰宅する。鬼姑はスンウクとの噂を恥だと思えと責め、早く子供を作れと迫ります。「それとも避妊でもしてるわけ？」
「恥ずかしいと思わずよく息子の性生活をあからさまに語れますね。豚の種付けでもあるまいし。」

ヨンジュの豚の種付けという言葉にハンジュファミリーは全員ぽかーんとします。

タブレット認証

「いつもいい風にいい風にあなたの事を理解しようとしてきたけど、とんでもなく変わってしまったわね。手持ちバッグの中に入っているそのタブレット開けて見なさい。いつも使ってたでしょ（長姉）」

ヨンジュが何度かチャレンジしたがだめだった曰く付きのタブレットです。
ヨンジュは指紋を押し付けます。するとアンロック。麻薬トラップ、ナッツスープトラップに引き続き３度目の長姉トラップをクリア。

タブレットの中身

それより数時間前のスンウクの部屋。ヨンジュはミナ誕生日でタブレットにトライしたがハズレ。次にスンウクの誕生日でビンゴ。中に入っていたのはハンジュファミリーメンバー一人一人の備忘録。旦那ハンソンウンは歴代浮気相手の記録、妹ハンソンミは麻薬常用歴、鬼姑ソミョンウォンは虐待された子供時代の過去。ハンヨンシク会長とハンソンへ長姉には2007年の放火事件と粉飾帳簿事件とのみ記され詳細は書かれていない。
ヨンジュはとりあえずデータを移したあとに削除し、指紋認証設定を自分に変更。

これを見てスンウクは父親が帳簿ではめられただけでなく殺されたのだと確信する。

決別宣言

カフェにパクソイを呼び出したミナの旦那ソンウン。パクソイは長年の不倫相手で夜9時のニュースのメインキャスター。ミナ（ヨンジュ）とよりを戻したいミナ旦那はパクソイに別れを告げる。「勘違いしないでね。私あんたの後ろ盾でニュースキャスターになれたんじゃないから」と啖呵を切ってコップの水を自分にぶっかける。

しかし旦那が長年の不倫相手と別れた事を聞いたヨンジュは彼の見え透いた下心に嫌悪をおぼえさらに軽蔑する。

すぐにばれます

早朝会社に行こうとするヨンジュを待っていたのはお手伝いのキム理事。

ナッツスープは長姉の指示で差し出した事、そしてナッツを切らしていたので大豆で作った事を教えます。その事は長姉も知っていると付け加えます。

何故教えてくれたのと聞くと「公平でいたい」からだとキム理事は答えます。

「昔のちいさい奥様（ミナ）は家族に交わろうとはしませんでしたが、人との調和だけは保とうとしていました。しかし、今のちいさい奥様は。。。すぐに気づく人間が出てきますよ。」

（キム理事が味方か敵かはっきりしない。）

内部告発の噂

検察専用のオンラインサイトにチョヨンジュ検事が休暇をしているのは内部告発を準備しているからだとの投稿が上がった。事の発端はヨンジュがいろんなトラブルに巻き込まれるのに嫌気がさして、このタブレット（ミナの愛用品）を持って行って全部暴露しようとスンウクに道端で話していたのをヨンジュを知っている検事たちに見られていた事。

ユスンドクはヨンジュが狙っているのは自分ではないかとの疑心暗鬼に陥り、宴会の時に自分のタブレットを置き忘れてしまい、翌朝ヨンジュが自分に届けに来た事を思い出す。

蘇る思い出3

次にヨンジュがクリアしなければならないのは絵画に関する検察の召喚。多くの財閥がそうするように嘘の急性胃痙攣で逃れようとする。入院はしたものの建前が胃痙攣なので何もたべさせてもらえない。スンウクに差し入れを頼む。
寿司を持ってきたスンウクもこれからもちょくちょく差し入れを頼むが自分は個人秘書ではないと拒否されます。
「わかったわよ。これからお腹が空いたら緊急室の前でインスタントコーヒーでも拝借するから。」
「ところで知ってる？応急室前が病院の中で一番あったかい場所なの。人の出入りが一番激しいところだから。」

愕然とするスンウク。最後の言葉は14年前に病院でミナが言った言葉と一言一句すべて同じだったから。

スンウクの初恋の人はミナでなくヨンジュだったんですね。別の人間ならあれほど正確に同じ言葉を14年後言えるはずがありません。二人の出会いは14年前の放火事件の日です。スンウクはお父さんを見守るために工場近くの病院に行ったであろうし、ヨンジュはひき逃げにあった祖母に同伴して工場近くの同じ病院にいたと考えられます。（間違っていたらごめんなさい。）スンウクは最初にあったヨンジュと後から出て来たミナが同一人物だと思ったのでしょう。

イボンシクスキャンダルの首謀者がはっきりしました。次は14年前の放火事件の真相ですね。ハンヨンシク会長とハンソンへ長姉がかかわっているのは間違いないでしょう。それがどうヨンジュとつながっていくか。