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「秘密の森~深い闇の向こうに」のあらすじ、見所、口コミ、感想、秘話

目次

「秘密の森~深い闇の向こうに」のあらすじ

病気で脳の一部を切除した事により感情をほとんど持たないがその影響で知能指数が異常に発達した検事と熱血だが心の優しい女刑事がコンビになってひとつの殺人事件を追っていくうちに警察と検察内に潜む闇の泥沼にどんどんはまっていきます。ドラマに出てくる主要人物たちは誰が犯人でもおかしくないほど説得力のある殺人動機と人に言えない秘密を持っています。そして第二の関連殺人事件が起こると容疑者の数は増えていきます。真相は最後の最後に明らかになりますがすごく重い余韻を残します。検事役をミュージカルスターチョスンウ、刑事役を日本のドラマにも出演したことがあるペドゥナが熱演。

「秘密の森~深い闇の向こうに」の見所

好みがはっきり分かれる作品です。日本人のイメージにある美男美女の胸キュンシーンやジェットスター的展開はありません。話は重くゆったり進みますが演技力、演出、脚本とも超一級品で見所が多いです。ストーリーはシンプルでひとつの殺人事件の真相究明で一貫していますが一つの回を見逃してしまえば追って行けなくなるほど緻密で相関性のある道筋になっています。最後になって「なんでそうなるの?」とサスペンスミステリードラマでありがちな意味不明でお粗末な結末ではありません。深く、重く、濃く、没入感が半端じゃないです。派手なドラマが好まれる韓国でよくもこんな硬派で骨太で面白い作品を作ったものです。サスペンスですがグロいシーン、えぐいシーンはあまりありません。全16話。

予告

「秘密の森~深い闇の向こうに 」の口コミ情報

口コミ情報

レビュー統計:アマゾンプライムカスタマーレビュー21件の評価は星5つ76%、星4つ12%、星3つ0111%、星2つ0%、星1つ0%。

高評価したレビューアーの声

この作品の前に観た「ハッシュー沈黙注意報」のレビューにこう書いた、「韓流ドラマ、特に社会問題を扱った作品で感心するのは、決して単純な勧善懲悪に堕さず、複雑な構造を複雑なままに提示して、その中で揉みくちゃになりながら、尚、希望を失わずに奮闘する登場人物を描いている事」と。この作品でも改めてこの評言を確かめることになった。
 「まったく、人の額に『善人』『悪人』と書いてあれば楽なのに・・・」刑事が雑談で嘆くシーンがある。主な登場人物達はヒーロー、ヒロイン、最悪の黒幕とその手下を除いて全くの善人、悪人はいない。多かれ少なかれ悪の誘惑に魅かれて手を染めたり、それでも真っ当な途を選ばなくては、と葛藤する人物である。そして一線を越えて悪の側に転げ落ちる者、辛うじて善の側に踏みとどまる者がいる。この複雑さを象徴するのが検事長だろう。ヒーロー、ヒロインは差し詰めこの人間の機微に通じているということになろうか。その意味では単に善の側にいるだけでなく、善悪を俯瞰できる一段高い見地に立っているということになろう。
 初めは入り組んだ関係に筋を追うのがやっとという感じだったが、中盤からはグイグイ物語に引き込まれていく。最後の大団円に至ってホ~ッとため息が漏れた。政・官・財の腐敗した癒着構造にメスを入れ、正義と民衆の利益のために働くべき検察、という正々堂々とした主張は、民主化闘争を粘り強く闘い抜いた韓国ならではの自信に裏打ちされていると思う。

(引用元)

「秘密の森~深い闇の向こうに 」の感想

いいとこ、微妙なとこ

政、官、財の悪と不正を追及、暴露しながらも正義を貫く事がいかに大変かという事を見せてくれます。完成度が非常に高いのではまる人は半端じゃなくはまると思います。おちついていますが熱くなれるドラマ。推理小説的な要素もふんだんに取り込まれています。

重要な登場人物が多いので覚えるのが大変。話が濃く、深いのでさらさらっと見れないです。恋愛要素はほぼゼロに近い。ヒロインが主人公を好きなようですが。

ZEROの星感情

「秘密の森~深い闇の向こうに 」 の秘話

ドラマ大賞3冠を達成

韓国で最も権威のある芸能賞のひとつ「百想芸術大賞」で「秘密の森」は2017年度のドラマ大賞、最優秀男優賞、脚本賞の3冠獲得を達成した。視聴率は4~5%ですが放送局はケーブルのtvNですのでそこそこの数字です。

架空だがモデルはあった?

このドラマは各回の冒頭で「この作品はフィクション」と強調していますが2016年に発覚したNexonという韓国企業代表キムジョンジュン、エリート検事長であるチンギョンジュン、大統領民政首席祕書官であるウビョンウの間の「Nexonゲート」と呼ばれる不正癒着事件と酷使しているとささやかれている。

チョスンウは小さい?

主役ファンシモクを演じたチョスンウの身長は173㎝。一方彼を取り囲むキーパーソンであるペドゥナ(ハンヨジン女刑事)は170cm、シンヘソン(ヨンウンス女性検事)は 172~173cm, イジュンヒョク(ソドンジェ検事)は 181~183cm, ユジェミョン(イチャンジュン大統領補佐官)は 183cm。ファンシモクと彼らが絡むシーンがかなり多いのでチョスンウが小さく見えるシーンがたくさんありました。(ネタ元原文)

チョスンウ、アドリブを入れる

ドラマ修了後に主役のチョスンウは台本から離れて自分自身で解釈したアドリブをところどころに入れている事が判明。例えば殺人無罪を訴えて刑務所で自殺した窃盗犯の奥さんと刑務所で対話するシーンのオリジナル台本は「俺が死ねば子供と一緒にいい生活ができる。旦那がそう言った?」アドリブは「旦那がやらせた事でしょ(ファン検事の部屋に手紙を置いた事)旦那はなんと言っていましたか?俺が死んだらいい生活ができる。そう言ったでしょ。」(ネタ元原文)

一方脚本家イスヨンはこの作品を書いている時に特定の俳優をイメージしておらずファンシモクを魅力的なキャラにしたのはチョスンウの演技力に負う所が大きいと絶賛しています。(ネタ元原文)

歳の話

  • ファンシモクの年齢は35歳。チョスンウの放映時の実年齢は37歳。
  • ハンヨジンの年齢は30歳。撮影当時のペドゥナ実年齢は38歳。
  • わがままで小心者のソドンジェ検事の年齢は40歳。ファンシモクより5歳年上の設定。だが実年齢はチョスンウより4歳若い。
  • ハンヨジンは財閥の娘で大統領補佐官の奥さんイヨンジェを「おばさん」呼ばわりしますが実年齢はイヨンジェを演じたユンセアがペドゥナより1歳上に過ぎない。

(ネタ元原文)

「秘密の森~深い闇の向こうに 」のキャスト&スタッフ

主人公ファンシモク。頭脳明晰で非凡な洞察力、観察力、推理力を持つが感情をほとんど持っていない。演ずるのはチョスンウ。ミュージカルスターで映画俳優だがドラマ出演は少ない。

胆力があり鋭い観察力と観察力を持つ女性刑事ハンヨジン。犯罪者には体当たりで格闘しますが弱者にはやさしいです。演ずるのは映画出演が多いペドゥナ。

検事長でありのちに大統領補佐官になるイチャンジュン。財閥の娘に一目ぼれされ結婚。だが本人はこの結婚を悔やんでいる。本作品のテーマと一番マッチしたキーパーソン。演ずるのはユジェミョン。いろんな作品に出演する有名なバイプレイヤーの一人。

賄賂の濡れ衣を着せられ罷免された元検事長の娘。父親事件の真相を解明するため入官。自己中で出世欲もありますが打たれ弱い性格。演ずるのは「青い海の伝説」に出演したシンヘソンですが、役柄がぴったり合っていました。

演出は「屋根裏のプリンス」「アルハンブラの思い出」のアンギルホなど、脚本は本作品がデビュー作となる新鋭奇才イスヨン。全16話。2017年作品。

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