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「シグナル」のレビュー、あらすじ、見所、裏話

目次

「シグナル」のあらすじ

あらすじ 警察大学出身のエリート警察プロファイラーパクヘヨンはごみ箱で拾った通信機からある日コールを受けます。応対すると相手は15年前の世界にいる刑事。イジェハンと名乗るその男は3日後に時効となる迷宮入り事件の犯人逮捕につながる有力な情報を提供します。半信半疑で言われた場所に行ってみるとそこには容疑者の死体が。。。2人の時を超えた二人三脚が始まります。パクヘヨンは迷宮事件解決後新たに結成された長期未解決チームのプロファイラーに任命されます。チームを率いるのはチャスヒョン。イジェハンの部下で元恋人。

「シグナル」の見所

このドラマの特徴は犯罪の描写がひとつひとつ非常に丁寧な事。どういう事件なのか映像とセリフで手に取るようによくわかります。そしてそれらが実際に起こった事故、事件をベースとしているのでリアルです。それと過去と未来の情報交換だけで即事件解決という安易なストーリーでなく、与えられたヒントからの深い分析と推理が必要になってくるので謎をどうやって解いていくのかも見ものです。過去が変われば未来も変わるという設定はこれより2年前のドラマ「ナイン~9回の時間旅行」とよく似ています。全16回。

「シグナル」の秘話

(出典元:Flickr)

視聴者が犯人を当てる(ネタばれ)

ドラマで一番大きな犯罪となるキョンギ連続殺人事件の犯人は第4話で明らかになりますが第3話修了後にバスの運転手の息子だとぴたりと当てたネットシチズンがいたのが話題に。(原文ソース)恐るべし。

助命運動が起こる(ネタばれ)

ドラマ中イジェハンの死に抗議してネットで助命運動がありました。そして番組終了3日後ハワイ旅行に行ったイジェハン役のチョジヌンはハワイでテレビ出演。登場した時間は23時23分。彼のドラマでの死亡時刻であり毎回パクヘヨンに連絡する時間です。(原文ソース)

公約視聴率を軽くクリア

パクヘヨン演ずるイジェフンが公約に掲げた数字は視聴率3%。地上波ではひどい数字ですが「シグナル」を放映するケーブル放送業界ではいい数字です。視聴率3%はtvN局最長平均視聴率を記録した「ミセン」の出演スタッフが公約を掲げた数字と同じ。結果は平均11.14%でそれまでトップだった「ミセン」の平均視聴率8%の記録を大幅に上回ります。

イジェフンは公約達成時の約束「警察官300人にコーヒーをおごる」を実行します。

ドラマがベースにした6つの実際の事件事故

以下はドラマがヒントにした本当の事件事故例です。

  • 1997年に発生した女性による身代金誘拐事件。誘拐された小学生少女はその日のうちに殺害される。事件5日後に誘拐犯の父が警察に通報し解決。
  • 華城連続殺人事件は、1986年から1991年にかけて京畿道華城(ファソン)郡周辺という農村地帯で10代から70代までの10名の女性が強姦殺害された事件。2019年に至ってようやく、犯人は1994年に起こした妻の妹への強姦殺人・屍体遺棄で無期懲役を受けている男性だと判明した。
  • 「大盗事件」は犯人が5.7カラットのダイヤをはじめ高価な貴重品ばかり狙ったのでそう呼ばれる。1998年に15年の服役生活終えたあとに宗教活動に専念するが2000年宗教活動の一環として訪れた日本で再度盗みを行い3年6か月の実刑判決を受けます。2004年韓国帰国。
  • 1994年のハニャン大橋崩壊事故。32名が死亡。総理が辞任。
  • 新亭洞連鎖殺人事件はソウルのシンチョン洞で2005年から2006年にかけて発生した2件の拉致殺人事件と1件の拉致殺人未遂事件。
  • 2004年に慶尚南道ミリャンで発生した集団レイプ事件。高校生44名が当時中学3年生の女子学生を暴力や撮影写真で脅し1年の間レイプし続けたおぞましい事件です。「女の子にも問題があった」「女の子から誘った」などよく調べないでデマを書いた一部マスコミも叩かれる。

(原文ソース)

謎のエンディングの答え(ネタばれ)

「シグナル」の最終話は視聴者に大きな謎を残します。未来のパクヘヨンに悪徳国会議員を糾弾できる証拠を手渡す段取りを付けた後にイジェハンはたくさんの武器を持った暴漢に囲まれて万事休すかという所で終ります。それから15年の間彼からパクヘヨンへの通信は一度もありません。イジェハンがその後どうなったかについてのちほど本作品の演出家キムウォンソクがインタビューでイジェハンは死んだのでなく隠れて生き続けたと明かし、それは脚本家イウニや制作スタッフと協議してたどり着いた結論だと付け加えました。

「チョジヌンが途中で出てくれば殺されそうだし世間も放って置かないだろうから真実を明らかにするためには自分が隠れなければならない事に気付いたんです。自分の命より重要なのは真実という信念を抱いているのでじーっと隠れ続けたのです。又キムヘスが生き続けなければならないし、イジェフンが家族と一緒に暮らしてほしいという心境から15年の過去が変化しないよう努力した。途中無線でやりとりすれば未来が変わってしまう危険があるから。。。」(原文ソース)

「シグナル」のレビュー

口コミ情報

レビュー統計

アマゾンプライムカスタマーレビューの54人の評価は星5つ68%、星4つ16%、星3つ5%、星二つ4%、星一つ7%。

高評価レビューアーの声

(引用元)

最近、韓国映画の面白さに気づき、韓国のドラマを見てみようと思い、見始めたら止まらない。

何なんでしょうか、この考え抜いた脚本の面白さ。
毎話毎話、新しい謎が出てきて、難解と思われた事件をテンポ良く解決していく。

カメラワークも演出もクオリティが高く、演技も上手いし、感動する場面もあります。
連続ものの映画を見続けているようです。

韓国ドラマは撮影が過酷だと聞いた事がありますが、このクオリティを保つのは大変だろうなぁと思います。

1話の放送時間が1時間強あるので、日本のドラマ1.5話くらいの長さに相当しますが、面白さは10倍です。

いいとこ、ちょっと微妙なとこ

臨場感、躍動感、リアリティがあります。引き込まれるストーリー展開はさすが韓ドラ。時間ワープで簡単に問題が解決する安易なストーリーでなく知恵を絞った脚本です。

1話70分くらい。全体的に緊張感のある作品なのでさらさらっと見れないです。ちょっとグロいシーンもあります。

ZEROの星感情

メインキャストとスタッフ

イジェフン演ずるのは警察大学出身のエリートプロファイラーパクヘヨン。頭脳明晰ですが時に感情的になります。 (写真出典元:Flickr)

国民的俳優キムヘスが演ずるのはパクヘヨンの上司でありイジェハンの恋人チャスヒョン。ワープ通信の話をなかなか信じません。 (写真出典元:Flickr)

チョジヌン演ずるはまじめな熱血漢刑事イジェハン。ラスボスの悪事を暴くもののその後ろで糸を引いている大物政治家を追及する途中で行方不明に。 (写真出典元:Flickr)

演出は「ミセン」「マイディアミスター」のキムウォンソク、脚本は「サイン」「幽霊」のイウニ。2017年作品。全16話。

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