テレビ生中継で国民に有罪か無罪かをスマホ投票で決めさせる最高裁判所の裁判長の活躍を描くドラマです。タイトルは悪魔判事ですがホラーやファンタジーではありません。制作は近年名作ドラマを量産するスタジオドラゴン。この2~3年は「愛の不時着」「マイディアミスター~私のおじさん」「トッケビ」「ミスターサンシャイン」「ハイバイママ」などを世に送りました。期待できます。主演は「キルミーヒールミー」のチソン、彼の部下判事に男性アイドルグループGOT7ボーカル担当のチンヨン。それと脚本はムンユソク。判事出身の作家です。どんな判事を見せてくれるのかたのしみです。放映期間は2021年 7月 3日 ~ 8月 22日の土日で全16回。
「悪魔判事」全話あらすじ(ネタバレ)
登場人物
視聴率
「悪魔判事」の視聴率は5%台からスタートして6%、7%、8%と少しづつ上がっていきます。興行的にはヒットでもなく失敗でもないという数字になります。視聴者の中で一番多かったのは「現実味」がなかったという指摘。カンヨハンが下した判決はアメリカを始めいろんな国で実際にあった前例をベースにしています。ですが韓国ではなじみがないものばかりなので「違和感」を感じたのでしょう。又東京オリンピックと重なった事も視聴率に影響しております。視聴率と並ぶもう一つの人気指標「話題性ランキング」では常に1位~3位の好位置をキープしており、はまる人たちには思いっきり楽しいドラマだったと言えます。
感想
最初から敵がはっきりしているのでストーリーがぶれることがない。法廷シーンで毎回あっと言わせるどんでん返しがあり面白かった。世界のいろいろ面白い判例を楽しめた。話題性ランキング俳優部門上位に常にランクしてだけあってチソンとチンヨンの演技が光っていて、二人の息も合っていた。正義感とは一体何かを考えさせれる作品。
ヨハンは検察と弁護団の話を聞き計量を確定する裁判長であるのに検察のような仕事をしていたので不自然。
最後に突然出て来た病院陰謀プロットの描写が長すぎ。最終話の半分くらいをこれに費やしたのでストーリー全体を総まとめする時間がたらずこの作品が何をアピールしたいのかすこしあいまいになった。
敵である財団の男性幹部たちが全員ちゃらい。せめて大統領だけでも落ち着いたキャラにしてほしかった。このドラマでは大統領がどなる場面が多いのですが金切声なので不愉快だった。
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